第54話 公共機関などインフラ整備①
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100人転生してから、みんな、これが足りない、あれが足りないと電話がかかってくることが多い。
たいていは、かぐやが取り次いでくれている。
これから、転生してくる人が増えてくると、電話が鳴りっぱなしになってしまうな。
なんて考えていた。
「かぐやー。いつも電話を取ってくれてありがとう。」
「すぐる、そんな、こちらこそ。いい世界ができそうで、毎日楽しいです。」
ニッコリ。
「それなんだけど、これから、人が増えると大変だから、インフラ整備しようと思って。」
「インフラ?ですか?」
「そう。市役所とか、警察官とか、会社とか、みんなが必要なものをみんなで手分けしてこうと思うんだ。」
「そうですわよね。幼稚園や学校も、子供たち楽しみにしてますよ。」
「じゃあ、今日は、町をブラブラしながら、インフラ整備をしよう!」
俺とかぐやは、町を散歩することにした。
「おーい!かぐやさーん、すぐるさーん。」
三郎さんと、すみれさんが手を振っている。
「こんにちわー。」
「こんにちわ。みなさん、野菜やら、とても美味しいと大評判ですよ。」
「本当ですか良かった。」
「手の空いているものは、収穫したり、そういうのも楽しく仲良くやってます。本当に良い里です。」
「そういってもらえると何よりです。僕たちはこれから、インフラを整備してこようと思いまして。」
「インフラですか?」
「便利な町になるように、市役所とかを作ろうかと思ってます。」
「お役人様ですか。」
「まぁ、お役人様というより、みんなの要望をまとめたりするところかな、と思ってます。」
「そうですか。じゃあ、ますます発展しますね。」
「そうですね。」
「じゃあ、僕たちも、農作業に戻ることにします。」
「はい。僕たちも行ってきます。」
「行ってらっしゃーい!」
そう言って、三郎さんと、すみれさんと別れた。
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