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第46話 早乙女と、ともよしがうちに来る。

「「おじゃまします。」」

早乙女と、ともよしと駅で待ち合わせをして、家に招いた。

「こんにちわ。いつもおにーちゃんがお世話になってます。」

ミワが、リビングからやってきてあいさつをした。


父さんと、母さんは仕事みたいだ。


「「こんにちわ。」」

「宮古君、妹さんいたのね!可愛らしい!早乙女しずるといいます。宜しくね。」

「俺もクラスメイトの、佐藤ともよしっていうんだ。よろしく!」

「こちらこそ、よろしくお願いします!」

ミワは元気よく答えた。

「私のことは、しずるって呼んで。あ、宮古君も、佐藤君もしずるでもいいわよ。」

「しずるおねいちゃんかぁ。」

「おー、下の名前しずるだっけか。」

とともよし。

「しずるか。」

なんか、恥ずかしいな。


「じゃあ、俺の部屋こっちだから。」

すぐるは言うと、

「おにーちゃん、何して遊ぶの?」

「いやな、ゲームしにだよ。」

「ゲーム?」

「妹さんも一緒にやらない?」

と、早乙女、しずるが言った。


「ミワもやる!」


という流れになり、リビングでゲームをすることになった。

「ゲームといっても、収穫だぞ?」


「収穫って何?お兄ちゃん、秋葉系の農業の人なの?」

「あははは。ウケるよな!」

と、ともよしが言った。


「うるせーな。じゃあ、機械持ってくるから、待ってて。」

「あ、私も手伝うよ。」

「俺も。」

「じゃあ、私は麦茶用意しておくね。」

「ミワ、ありがとう。」




「すぐるの部屋らしいな。」

「ねーねー、私もすぐるくんって呼んでいい?なんか、男の子の部屋っぽいね!パソコンの中身が見えてる!すごーい。」

「こいつ、パソコン、自分で作るんだよ。」

「そうなの!すごいね!」

「えーっと、しずる、さん。すぐるでいいぞ。」

「てへへ。すぐるね。」

「なんだよ、おまえら。俺もともよしでいいぞ!」

部屋からVRとノートパソコン、これも使えるかな、と通信カメラもリビングに持っていくことにした。




「麦茶どうぞ。あ、これ、お土産に持ってきてくれたの?」

「そう、クッキーなの。」

「ありがとう。しずるおねーちゃん。手作り?」

「ごめんごめん。駅前でともよし君と買ってきた。」

「気を使ってくれてありがとう。」

俺は、テレビと、ノートパソコンの配線を繋ぎながらお礼を言った。

冷たい麦茶が旨い。


ノートパソコンを開き、フォルダを開けた。

ダブルクリックすると、地図が開き、

ムーンの砂浜で、もう一度ダブルクリックした。

テレビにも同じ画面が写っている。



「どうしようかな。じゃんけんして勝った人が最初にVRをつけるか。」

「いいよ。ミワちゃん、ともよし君、お先にどうぞ。私は画面をちょっと見て勉強してからにする。」

「しずるっちありがとう。」

「しずるおねいちゃんありがとう。」

二人はVRを装着した。


「それにしても、この浜辺、とても綺麗ね~。」

と、早乙女、しずるが呟いていた。



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