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第44話 はしゃぎすぎてしもうた
かなえさんと、みことくんが、びしょ濡れになって帰ってきた。
「綺麗な、お魚?がいっぱいいたよ!!」
「捕まえようとしたんやけど、あいつら、すばしっこいんやなー。」
かぐやが、ふふふと笑った。
「水族館も綺麗なんだよー。」
えっへん!と胸を張っていた。
「そうやった。しまった。それを見にきたんやった~。」
おでこを抑えながら、かなえさんがしまったわ~と呟いていた。
「良かったら、いつでも来てください。」
「え?いいの!」
「すぐるさん、えらい太っ腹やなー!!」
ベシベシ!!と背中を叩かれた。
「ほな、これからいくか。」
「いきたいー!!」
「あ、僕はそろそろ起きる時間なので、みなさんごゆっくりどうぞ。」
「なんや、寂しいがな。けど、仕方ないな。」
「じゃあ、私が案内いたしますわ。」
「うん。かぐや、お願いするよ。」
「じゃあ、また!」
ジリジリジリ。
目覚まし時計を止めた。
俺はPCをつけた。
着替えながら、フォルダを空けると、日本家屋や病院、となり町が地図に出ていた。
それを確認すると、顔がほころんだ。
んー!
伸びをして、
今日も頑張るぞ!!
と自分にカツを入れた。




