第38話 文化祭の打ち合わせ
「今日は文化祭で何をするか決めます。」
ビシッと、学級委員が言った。
「何をするか、挙手お願いします。」
「はーい!」
「佐藤くん!」
「劇。」
劇かぁ~。と、教室が沸き上がった。佐藤はともよしの名字だ。
「はい!」
「早乙女さん。」
「お菓子喫茶。」
お~女の子らしい。
他には、お化け屋敷や迷路、卓球やゲームなどの案が出た。
「じゃあ、多数決するぞー。」
「劇の人!」
はい、5人。
黒板に劇、5人と書かれた。
「喫茶店の人!」
8人!
「お化け屋敷!」
7人!
「卓球!」
6人!
「ゲーム!」
4人!
「手をあげてない人!」
5人!
「こら。何か手をあげてください。」
厚底メガネが、キラリと光った。
「いやー、どれもおもしろそうで。」
うんうん。と皆うなずいていた。
「一応、喫茶店が一番多いから、喫茶店が有力です。どんな喫茶店にしますか?」
「はい!可愛い衣装、格好いい衣装がいいです!」
と、早乙女。やっぱ、早乙女、コスプレすんのかな。
「クッキー、ケーキ、スパゲッティ、ポテト、唐揚げ、タピオカミルクティー、お茶!」
ともよしが言った。
おー上手そうだなーと、声が上がった。
「日数にはまだ余裕がある。買い出しをしたり、看板や小物を作ったり、係りを決めるぞ!」
「買い出ししたい人!」
ともよしがこちらを見ている。
「はい!」
手を上げた。おまえも上げろと言われてるようだ。
俺も手を上げた。
あ、早乙女も。
他、女子3名、男子2名の計8人になった。
「看板作りたい人!」
はい!
こちらは、5人。
「小物!」
12人。
「メニュー開発!」
10人。
「まぁ、みんな、手分けして協力しよう。では、班になって、計画を立ててくれ。俺と、黒板を書いてくれた佐々木は、まとめ役に徹するので、わからないことがあったら、聞いてくれ。始め!」
学級委員は、そう言った。
「ふふん、宮古くん、班一緒だね!」
早乙女が来た。
「そうだな。」
「なになに。二人、仲良いの??」
ニヤニヤした、ともよしが来た。
「バカゆうなよ。」
「あら。仲良いいわよ。ねー。宮古くん。」
「ひゅ~。」
おいおい。まぁ。早乙女可愛いけどな。
他のメンバーも集まって話をした。
買い物に行く場所は、秋葉原のペンギンマークの大きな雑貨店に決まった。
エプロンやら、蝶ネクタイやらをつけようとゆう話になり、そういえば、お揃いのTシャツとかないの?と話になった。
「委員長!Tシャツとかないの?」
「ありますよ。まだ金額が確定してないので、次回にしようかと思ってました。じゃあ、みなさん、Tシャツのデザイン募集します!考えておいてください。」
「「はーい!」」
クラスのみんなが返事をした。




