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第3話 わんことお友達に。
夢の中なのかしら。
そのわんこに、ごめんと心の中で謝り、見守っていると、またこちらにやって来た。
今度は少し警戒しているらしく、足元にすり寄ってきた。
しゃがんで撫でてやると嬉しそうにしている。
「可愛いなぁ。お前みたいのと一緒にいたいよ。」
わんこは、こちらを真っ直ぐ見ていた。
「さっきはごめんな。獣魔なんて言って。」
「くぅ~ん。」
すりすり。
それにしても、可愛いなぁ。
~ピーン~
お友達登録しますか?
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しない
え、なにこれ?
俺、夢見てるのかな。
→する
に、えい!と念じてみた。
~ぴろり~ん~
お友達登録完了しました。
なんだこれ?
「くぅ~ん。」
わんこは少し嬉しそうにすりすりしている。