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第25話 PCフォルダ2
風呂に入って、自分の部屋に戻ってきた。
改めてPCを見つめる。
ぷらんくとんに、秋葉原の神様…。
考えていると、急に眠くなってきた。
「すぐるさん?すぐるさん?」
「ワンワン!」
「あれ?俺、寝ちゃったのかな。」
「すみません、授業中にひじり様が来ましたか?」
「ああ。かぐや来たよ。」
眠い目を擦りながら、身体を起こして伸びをした。いつも通り、ムーンのビーチにやってきた。
「それで…。」
かぐやは、心配そうに、俺を覗き込んできた。
「ああ。秋葉原の神様のひじりさんだろ?きてもらおうか。」
「本当ですか?嬉しいです。」
にっこり。
「じゃあ、呼びに行ってくるので、待っててください。」
~シュン~
光に包まれたかと思うと、ムーンと俺は、二人きりになっていた。
ムーンをぎゅっと、抱き締めると尻尾を振って押し倒してきた。
しばらく、海を眺めながら、ゆっくりしていた。




