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平行宇宙もので小説書きたい!その8

この企画にお付き合い頂きました方々に、御礼申し上げます。

始まりがあれば、終わりがある。

この企画「復讐は誰がために?(仮)」も今回が最終章です。


前々回、その6で書きましたが、

私の考える平行宇宙は、およそ3000あると設定しております。

この現実世界は便宜上、その真ん中の1500番となります。


そして全並行世界に自分と同じ存在が居る。という事になっております。


では、この現実世界から異世界に転生するなら、

魂と言うものが存在し、他の平行宇宙へ行くのだとしたら……


もし、この企画「復讐は誰がために?」の主人公が、

親友と信じた男が無残に殺された時、

その魂が4つに分かたれたなら……


今までお届けした、4つのパターン全てが同時に起きていても、

何の問題も無い、という事になるでしょう。


ならば、1500番世界こと、この現実世界に4人が

ほぼ同時に戻ってくる偶然が有っても良いはずです。

それぞれの世界を旅立ち、様々な展開の後に各々の思いを胸に。


それでは、最終章、別名「お祭り騒ぎ」をお届けいたします。


平凡な日常が続く日本。

ある日、羽田空港に突如、全長2000mを超える巨大な神像が出現します。

(巨大な立方体では無く)


若くして防衛事務次官に就任した男は、最前線の羽田に向かいます。

そこには、彼の妻である局アナウンサーが、すでに取材を始めていました。


時を同じくして、彼女を追い続け、彼女の亡くなった元恋人の親友が

国際会議の為に、帰国していました。


サミット会場に向かう為、羽田空港に居た彼。空港ロビーで見上げながら、

アメリカで技術者として成功を収めた彼は、巨大神像に興味を抱きます。


しかし、そんな人々の営みを無視して、阿修羅像を思わせる巨大な神像は

着陸してくる旅客機を破壊しながら、いきなり歩き始めます。

空港ロビーに向かって。


それを取材していたアナウンサーは、突然の頭痛に。

それは、共鳴と言うしかない不思議な感覚でした。


一方、羽田の事件のTV中継を秋葉原の店頭テレビで見ていた、

30代くらいのサラリーマン風の男が静かに呟きます。


「あれは……私か」


その呟きに、隣に並んでいた同じくサラリーマン姿の人々が

小声で囁きます。


「陛下、如何なさいますか?」

「我らが王よ、いざ、参りましょうぞ。あの地へ」


同時刻、スカイツリーの先端に黒いボロ布が纏わり付いていました。

風に煽られたボロ布から覗くのは白骨。

一本の木の杖を握り締めたガイコツは、声帯も無いのに声を上げます。


「ありゃぁ、ワシかのぉ?」


無機物のはずの杖が嘲笑います。


「判りきってる事、聞くかなぁ~?で、行くの?あそこに」


羽田では、旅客機を破壊しながら、神像としか言いようの無い、

巨大ロボットがターミナルビルに辿り付きます。


その時すでに、神像のメインコントロールである彼の、

帰国中の技術者にして元親友は避難して居ません。

神像の狙いは、彼を殺害した元親友でした。


そのターミナルビルのすぐ近くで取材中の、

神像のメインコントロールである彼の、

この現実世界に残してきた最愛の女性だけが、

謎の頭痛に苦しめられ、助けを求めていました。


しかし巨大神像には、彼女の苦痛は伝わりません。

彼女は必死で助けを求めます。虚空に向かって。


その瞬間、羽田上空を、正確には、その空間を突き破って、

白銀の騎士像が出現します。


幾つもの平行宇宙を渡り、ようやく自分が居た現実世界を前に

足踏み状態だった少年と彼が駆るマシンは、

かつての最愛の女性の召喚と言う形で、ここに戻ってきました。


少年は彼のマシンの20倍以上の巨大神像に向かって叫びます。


「貴方は……貴方は、僕なのですか?!」


答えは有りません。

ただ白銀の騎士を敵と認識した巨大神像からの、

苛烈な攻撃が返ってきただけでした。


少年と彼の駆るマシンもまた、迎撃の為、その兵器を駆使します。

羽田空港を地獄絵図に変えながら。


2台のロボットの激突から、この物語の最終章は始まります。

どのような結末を迎えるでしょうか?


いつか、この物語をキチンと小説として描きたいと思っています。

(いつになるか、が問題ですが)


さて、長らくこのエッセイもどきを自分の小説の

プロット・ストッカーに使ってしまいました。

反省、反省。


次回からはマジメ(?)に平行宇宙に関する

お話に戻りたいと思います。


お付き合い頂ければ幸いです。

ではまた。



更新のたびにお読みくださる方々、いつもありがとうございます。


友人からサブタイトルが悪い。と指摘され、変更しました。

中身は変わってないです。以前に読んでくださった方。

紛らわしくて申し訳ありません。

ただ、もう一度、読んでもらえたら嬉しいです。

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