平行宇宙もので小説書きたい！その2
剣と魔法の世界。大ッ好きです。
前回の続きです。
この現実世界で、最愛の女性を、親友と信じた男に寝取られ、
いや、寝取る為に、無残に殺された主人公が異世界に転生し、
その時の記憶を保持していたら。
この現実世界から、千以上の平行宇宙の遥か彼方に飛ばされた主人公が、
世界を渡渉する力を得て、いかなる犠牲を払ってでも、
元いた世界に戻る事を決意したら。
そこは、剣と魔法のが文化の異世界。
彼はそこで、世界の理りを知るべく、魔法使いの頂点を目指して行くのでしょう。
この時、物語は二つの選択肢を突きつけます。
一つは……
ついに平行宇宙を徒歩渡る手段にたどり着いた主人公は
老いさらばえ、すでに死の寸前に。
彼は自分をこのような境遇に追いやった、かつての親友を恨み、
不老不死の秘術に手を出し、死を超越した存在となって
元いた世界へと旅立ちます。
最愛の女性に、二度と会えない化物となって。
通り過ぎる全ての異世界に、災いをもたらしながら。
これが、陰の展開です。
もう一つは……陽、の展開。
現実世界の記憶を持って転生した主人公は、幼少時から天才魔法使いに。
ありとあらゆる魔法を習得し、青年期を迎えると同時に、
世界の秘密を解き明かした彼は、
平行宇宙を渡渉するオーパーツを得て（管理者を倒してブンどる、が正解かも）
元いた世界へと第一歩を踏み出します。
その先に待ち受ける、千を越える異世界を、渡って行かねばならないとも知らず。
ただ一人、物言わぬ、蝶の羽を生やした少女姿の妖精を共に。
過酷ながらも、出会いと別れを繰り返し、敵対者を葬り去りながら、
彼に共鳴する者達、援助を申し出る者達、
はたまた負かした怪物どもまで引き連れて
愛しい女性にもう一度会うためだけに、彼は突き進みます。
時に、通過する世界を滅ぼしてしまう事も有るでしょう。
それでも歩みは止めません。
良心の呵責から、ドクロの仮面を被って、その素顔を隠すようになり、
異世界の魔法王と呼ばれるようになってまでも、彼は。
貴方は、どちらの展開がお好みですか？
陰？それとも、陽？
次回は、科学万能の世界に転生してしまった方のお話を。
友人からサブタイトルが悪い。と指摘され、変更しました。
中身は変わってないです。以前に読んでくださった方。
紛らわしくて申し訳ありません。
ただ、もう一度、読んでもらえたら嬉しいです。
