多元宇宙論解説その3
難しい話を、自分が判る範囲で、親しみやすく。多元宇宙論の解説、始めます。
(どんどん、かつての単純な平行宇宙から離れていきますが……)
どうぞお付き合いくださいませ。
多元宇宙論解説、なるべく間を開けずに続きを。です。
今回のお題は「隣の宇宙が、ぶつかってくる?」、それでは始まり始まり。
ビッグバンの前段階、宇宙の急膨張「インフレーション」の説明で、
~ビッグバンが大爆発で、それにより宇宙が拡大していったとする説は、もう古いのかも知れません。
赤方偏移はどうなってしまうのだろう?なんて思う今日この頃。~
と書きましたが、赤方偏移は今現在も観測されている実際の現象であり、宇宙は今も膨張し続けているようです。
(ちゃんと読んでなかった、反省)
今現在、人類が観測できる「宇宙の果て」は約138億光年。とか。
かつて138億年前に放たれた宇宙の果てから届いた(138億年かかって届いた)光、宇宙背景放射と言うものによって観測できるらしいですが、宇宙は膨張し続けている為、本当の果ては地球から遠ざかり続けて、今では約450億光年(?!)の彼方だそうです。
しかも、光速を超える速度で遠ざかっているとか。(それでも相対性理論とは矛盾しないらしい。アインシュタイン先生、どうか解説してください……)
それは、インフレーションで生まれた多元宇宙における、我々の宇宙の隣の宇宙でも起きていて、すぐ隣の宇宙がぶつかってくるのでは?そうすれば、観測できるのでは?と言う考えもあったようですが……
隣り合うビッグバン宇宙(インフレーションで生まれた宇宙)の間に空間があり、そこではまだインフレーションが継続していて、二つの間の距離は時間が経つほど離れて行き、ぶつかり合う事は無いのだそうです。
(残念)
我々が生きるこのビッグバン宇宙以外の、別の宇宙を観測する事は、とても難しいようです。ただ、観測可能な形で存在する事を予言する考え方も有るようで、その一つが日本人の研究者が提唱する「量子的マルチヴァース」と言うものらしいです。
次回はそれについて、少し掘り下げ。
「多世界解釈と量子的マルチヴァース」をお送り致します。ではまた。
お読み頂き、ありがとうございます。
厳しい批評、お寄せください。励みと致します。




