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多元宇宙論解説その1

難しい話を、自分が判る範囲で、親しみやすく。多元宇宙論の解説、始めます。

どうぞお付き合いくださいませ。

お久しぶりです。毎回これで済みません。

小説の方、第2章が終幕したので、ようやくエッセイに。です。


さて、前回お話いたしました「多元宇宙」について、まずは成り立ちがら。


宇宙の始まりは超高温の大爆発(?)ビッグバン、これは今までにもSFものの設定で使われていました。

多元宇宙論では、その前段階があるらしく、それを宇宙の急膨張「インフレーション」と呼ぶのだそうです。


これまでに発達した望遠鏡などの観察により、この宇宙(我々が住む宇宙)は「ほぼ平ら」で「ビッグバンのときの宇宙は、どこでもほぼ同じ温度だった」と言う事が明らかになっているそうです。


つまり、ビッグバンが大爆発で、それにより宇宙が拡大していったとする説は、もう古いのかも知れません。

赤方偏移はどうなってしまうのだろう?なんて思う今日この頃。青方偏移に転じたら宇宙が縮小し始める?ってSFは書けなくなるのでしょうか?


我々が観測できる宇宙の範囲は、引き伸ばされた広大な範囲内におさまっている。とインフレーション理論は説明するのだと、1980年頃にアメリカや日本(!)の物理学者によって提唱されたそうです。


その理論では、宇宙誕生の直後10の数十乗分の1秒と言う一瞬で、宇宙は何十桁も加速的に膨張したと考えられたと、小さな点が一瞬で広大な宇宙に引き伸ばされた、と考えられているそうです。

今はまだ実証されてはいないのだそうですが。


このインフレーションが正しければ、宇宙は無数位に存在するのだそうです。これこそがマルチヴァース理論「多元宇宙論」です。


我々の宇宙は、無数に生まれ続ける宇宙の一つに過ぎない。


一度始まったインフレーションが全体として終わる事は無い。、どこかでずっと続いている。我々の住む宇宙の外で、インフレーションは続き、別な宇宙が常に生まれ続けている。


これが「永久インフレーション」と呼ばれる考え方で、それにより数多の宇宙が生まれると言う理論が「多元宇宙理論」なのです。


さて、本日はこの辺で。次回は「ちょうど良い宇宙・生命がいる宇宙」についてお話致します。

気長にお付き合いくださると有り難いです。

では、また。


PS.

最近、このエッセイの方にアクセスが集中しているようなので、ここでCM!

このエッセイにて解説中の「多元宇宙」を舞台にしたスラップスティックSFローファンタジー

『 サンたくっ! ~異世界なんて隣町? 俺って、この複雑怪奇な多元宇宙で、3人目?~ 』

を、連載中、こちらの方もお読みいただければ幸いです。

https://syosetu.com/usernoveldatamanage/top/ncode/1149822/noveldataid/9362635/

お読み頂き、ありがとうございます。

厳しい批評、お寄せください。励みと致します。

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