魔法無しの世界「架空の歴史物語」について・前編
書いてみたい架空の歴史物語。でもハードル高い!
剣のみ魔法無し、これもハイファンタジー?
今回は、魔法無しの世界「架空の歴史物語」について。
これは、果たしてハイファンタジーに入れてもらえる
ジャンルなのでしょうか?
さて、「架空の歴史物語」言えば、日本を代表する作家がいらっしゃる。と、
私は思っています。
今更書くのも恥ずかしい気がしますが……
今回のテーマの主軸にぴったりの作品の書き手。
有名、そして人気の、
中世ペルシアをモデルとした、あの戦記の作者、田中芳樹先生です。
もっとも、あの戦記は魔法も魔物も出てくるので、今回の話には
残念ながら、そぐわないのですが。
私の趣味としては、結構好きな方のジャンルなのですが、田中先生の作品としては
個人的意見ですが、実は中途半端に魔法・魔物が絡んでくるなぁ。と言うのが、
正直なところでして。
田中芳樹先生の作品ならば、人間同士の駆け引き、国としての戦略、
戦場における将兵の戦術展開、あるいは日々の人々の営み、
そういった物に心熱くさせて頂いた一人として、
あの戦記も、そちらの路線で進んで欲しかった。
(第一巻・王都炎上、スタートから燃えました。)
もちろん、超人気作品への誹謗中傷などでは無いのです。
好きな作品では有ります。
ただただ、あの戦記の神話世界と人間の欲がぶつかり合う世界が、
上手く私の中で融合しなかった。と、そういう事でして。
もう完全に、神話世界の方にシフトしてたら、それはそれで
好みを刺激されていたかも知れません。
ただ、私個人は、あの戦記を剣は有れども魔法無しの世界で描いて欲しかった。
それだけの事なのです。
う~ん、なんか今回は、今年終焉を迎えるという、あの戦記への
個人的な愚痴(?)で終わってしまいました。お恥ずかしい。
(少々、感傷的なっていたのでしょうか?秋ですね。もう)
本当は、田中先生の、剣は有れども魔法無しの「架空の歴史物語」の秀作、
中世ハンガリー帝国をモデルに、そこで育った3人の男たちの友情と野望、
そしてその周辺諸国をも巻き込んだ激動の3年間を通じて描かれた
あの年代記のお話をするつもりでした。
申し訳ありません。
という事で……次回、魔法無しの世界「架空の歴史物語」について・後編
をお届け致します。
ではまた。
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