似て非なる霧の都より
スパイアクション、そそられます。
今回もアニメから。2017年夏アニメってやつですね。
噂の「プリプリ」です。
19世紀末。イギリスによく似た島国の、世界的覇権国家。
しかし革命が起き、「王国」と「共和国」に分裂。
首都ロンドン(そこは現実世界と同じ、だから平行宇宙的)は
両勢力により東西を隔てる「壁」で分割され、
各国スパイの暗躍する「影の戦争」の最前線となった。
そんな世界観を背景に、5人の少女がスパイとしてロンドンを駆け巡る。
この現実世界と似ていながら、ほんの少しづつ違う。
ナチス・ドイツではなく、大英帝国風の強大なる軍事国家。
「壁」で分断される都市は、ベルリンでは無くロンドン。
その首都を流れる川はテムズ川。(そこ、そのまんま!)
産業革命後の蒸気機関、あるいは電気と言った現実のエネルギーを使った
人々の営みは、現実世界を彷彿とさせ、大陸の遥かな東の果てには
「維新」後の日本が存在する。
しかし、並行宇宙とは言え、そこは異世界。
対極に位置する、この現実世界には存在しない物質やアイテムの登場。
特定範囲を無重力化することのできる「ケイバーライト」が
特に物語の核として、各話を左右する。
そして登場人物。それぞれに個性的で、各々の能力を活かして活躍。
それでいて、それぞれに悲しい過去や裏事情有り。
更に、チームの仲間にも明かせない、主役の秘密。
女の子5人のキャラクターが織り成す、魅力的な展開。
いやいや、期待以上の作品でした。
ひとつのアニメ作品としても、平行宇宙の一つとしても。
やはり、平行宇宙は、現実世界に似てる、
あるいは近いほど相性が良いようです。
(剣と魔法は、やはり遠いか……)
あぁ、なんか見た事ある風景だな~。って所でのアクションは
引き込まれるものが有ります。
(私の場合、有頂天家族シリーズの京都の街並みでした)
見事に平行宇宙している、「プリプリ」。
私にとって、この夏の一番の目玉作品で有りました。
それでは次回は、世界的作家の平行宇宙作品。
さて、どなたの、何でしょうか?
「エタナール・〇〇〇〇〇〇」って
ご存知ですか?
ではまた。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。




