宿にて
2人と1匹で行動することを決めた俺達は宿を探していた。
「妖精の雫どこだァー」
シリウスに聞いたホクトも泊まれるという宿、妖精の雫を探していた。
「リュートさん、あれじゃないですか?」
ミュウに言われて、見てみると大きな、日本の旅館風の建物があり妖精の雫と書いてある。
「やっと見つけた、入るか!ホクトは少し待てな」
「「はい(ワォン)」」
宿に入ると俺は盛大に驚いた。旅館風のではなく、もろもろ旅館だ。
「いらっしゃい!私はこの宿の女将のミエルだよ」
和服を来た優しそうな女将さんが出迎えてくれた。
「俺はリュートだ。こっちはミュウだ。二つの部屋をとって欲しいんだが」
「ごめんねぇ、今一部屋しか空いてないんです」
むむっそうかどうしたものか
「私はリュートさんと、その…同じ部屋でも大丈夫です…///」
というミュウ。なんだこの可愛い生物は!!しかし同じ部屋は……
「おやおや可愛いねぇ~」
女将さんも止めてよ~!
「ダメですか?」ウルウル
上目遣いからの涙目
「ミエルさんお願いします!」
「わかりました、ウフフっ」
笑われてしまった………まぁいいか
「魔物の相棒がいるんだが、そっちも頼む。フェンリルのホクトだ」
「了解よ」
取りあえず1週間でいいか。
「泊まる期間とご飯はどうする?」
飯はどうするか?
「ここのご飯美味しいわよ?」
自信ありげに言う。
「じゃあ1週間と飯ありで」
「金貨5枚よ」
金を払って部屋に案内してもらった。
部屋に着いてからはこんなことをしていた。
「ミュウは子供なんだからベッドで寝なさい」
「でもリュートさんが………」
ベッドをどちらが使うかの話し合いだ。
「遠慮すんな、俺はソファーでねるからさ」
「うぅ、わかりました(リュートさんとベッドで寝たかったよう……///)」
なんかミュウが赤くなってんな。
「ミュウ熱でもあるのか?」
「違いますっ!大丈夫です!」
「そ、そうか。明日のことなんだが」
なんで怒ってんだ?まぁいいか
「はい」
「明日の午後クエストを受けるから、午前中は買い物をしに行く予定なんだがいいか?」
「はい!(はわぁ明日2人きりで買い物だよぉ)///」
「じゃあ今日は寝るぞ」
「お、おやすみなさい」
今日は色々なことがあったがまぁ良かった。また明日も頑張るか。ベッドを見るとミュウがスヤスヤ寝ている。
「(こいつも疲れてんだよな、きっと)おやすみ、ミュウ」
ミュウの頭を撫でて俺も寝た。