異世界へ
初作品初投稿になります!黒栗です!元々読者でしたが面白い作品見てるうちに書いてみたくなりました!まだアカウントを作って日も浅くコメント返しなどできるかどうか不安ですが暖かい目で見ていただけると嬉しいです!またご指摘などあれば是非遠慮なくコメントお願いします!でもメンタルが弱いので優しい言葉で指摘していただけると嬉しいです!
暗い部屋の中。俺の眼の前にはパソコンのスクリーン。そのスクリーンの中で俺に拍車をかけるようにキャレットが点滅している。しかし俺の指は動くことはない。
「全く書けない…。」
そう。俺、浅井翔はライターを始めた。ふと思い立って会社までやめて念願のライターをやろうと決意したわけだが、やはり俺には小説を書く才能なんてないようだ。
「くそっ…!どうしたら納得のいく作品が書けるんだよ!」
「物語が書けないのなら体験談を書けばいいじゃない。」
そんな書ける体験談があるなら苦労しねえよ!って…おい、今の声誰だ?しかもセリフが中世ヨーロッパの女王様のようなセリフなんだけど。
「それじゃあ刺激的な体験をしなければなりせんね。今からあなたを異世界へお連れいたします。」
「…は?」
「それでは行きましょうか。」
例の声がそう告げた途端、目の前のパソコンが一層強く光り俺は意識を失った…。俺の言葉は無視かよ…。
俺が目を覚ますとそこは見知らぬ森の中だった。起き上がって周りを見渡してみても人はおろか建物すら見当たらない。ということは多分例の言葉の通り異世界に来たのだろう。
ふと左手首を見てみるとリストバンドがついていて真ん中に一つボタンがある。試しに押してみると俺の脳に直接映像が届いた。RPGでよくあるステータスの画面だ。
名前はショウとなっている。この世界での俺の名前だろう。どうせなら下の名前じゃなくてもっとかっこいい名前にしてほしかった。他にもいろんな項目があるがこんな感じになっている。
ショウ Lv 1 HP10
・スピード 1 ・パワー 1 ・最大MP 1/1
アイテム 無し
スキル 発明家
このスキルのところに書いてある「発明家」というのが気になる。俺は頭の中で発明家の欄をクリックすることをイメージした。
すると、ピコン!という音とともにウィンドウが出てきた。
「発明家」
・自分が持つアイテムを利用して新たなアイテムを生成することができる。
おお!なんと便利な特性!これは是非使ってみたい!
ちょうど落ちていた木の枝を片手にちょうど収まるくらい集めてから太鼓のバチをイメージした。
すると、目の前の木の枝が光り太鼓のバチに変化した!と、ともに俺のMPは0になった。かなり耐久力もありそうなのでいざとなったらこれを武器にしよう。
また作ったり持っていたりするアイテムはリストバンドがアイテム化して収納してくれるようだ。まあ麺棒は武器だから常に持ってないといけないんだけどね。
あとセーブもできるらしい。でも注意事項ってので死んだら戻ってこれないって書いてあった。多分俺がこれを物語にする時に書きやすくまとめといてくれるのだろう。例の声の主の配慮だろうか。
森は一本道になっている。とりあえずここを抜けてからその先のことは考えよう。そして俺はこれまでの活動をセーブした。
ショウ Lv1 HP10
・スピード1 ・パワー1 ・MP0/1
装備 太鼓のバチ マネー 0G スキル 発明家
→セーブ
最後まで読んでいただきありがとうございました!こんな感じのゆる〜い感じの作品ですが読み続けていただけると嬉しいです!ではまた次回に!