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RATE  作者: 恵奏々香
4章

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30/46

4-2.不穏

「まったく何やってるんだ」


ユウトは不機嫌そうにしている。


「死神の4が出る確率なんて8%くらいなのに、それをこんな序盤で当てるなんて。これもハンデって事で丁度いいかもな。そうだろサナ」


「…う、うん…」


少女はずっと俯いたまま小さく独り言を呟いている。


「サナちゃん大丈夫?なんか元気ないよ?」


ハジメが少女に話しかけても、少女からの返答はない。


「ハジメ嫌われとるな」


「えー、これでも小さい子には人気あると思ってたのに」


確かにハジメの無邪気さは、小さい子相手にとても人気だ。近所の公園に屯していた時も、遊びに来てる子どもと良く遊んでいた。


「さて、続きを楽しもう。ここからどう出るかな?」


ゆうとは余裕な表情でこちらを見ている。


[第5ターン開始:OPEN]

1番の席:9 リック

2番の席:9 アツシ

3番の席:9 ハジメ

4番の席:5 プレイヤーA

5番の席:4 プレイヤーB

6番の席:5 プレイヤーC

7番の席:6 サナ

8番の席:4 プレイヤーD

9番の席:6 ユウト

13番の席:8 <死神>

[第5ターン開始:END]


[同一カードが3枚以上選択されている為、リスタートとなります]


「なんで相手はあんな変な出し方なの?今までみんな揃って出してたのに」


ハジメはなぜバラバラに出しているのかを聞いてきた。


『相手は6人になったから、リスタートではなく同じ数を2枚出して脱落回避するように作戦を変えた。それと第4ターンで11を出した時もだけど、最強カードを後半に温存するために自席の番号は外してる。そうすると今の場合、4番の席は4が出せないし、5番の席は5を出せない」


アツシもうんうんと頷いている。


『あとは、死神が最も出しやすい数字が[7]。次が[6][8]、その次が[5][9]と7から離れるほど死神のヒットを受けにくい。自責の番号と死神のダイスを考慮すると、相手の出したカードはそれほど悪くない」


「このゲーム何回もやってんやろうからな」


流石に初見の俺たちには分が悪い。しかし、3人居れば十分対抗できるルールだ。


[第6ターン開始:OPEN]

1番の席:10 リック

2番の席:11 アツシ

3番の席:11 ハジメ

4番の席:6 プレイヤーA

5番の席:6 プレイヤーB

6番の席:4 プレイヤーC

7番の席:10 サナ

8番の席:10 プレイヤーD

9番の席:4 ユウト

13番の席:6 <死神>

[第6ターン開始:END]


[同一カードが3枚以上選択されている為、リスタートとなります]

[13番の席と同じ数字のカードを出したプレイヤーは脱落となります]


死神が鎌を振り下ろすと、4番と5番のカードは消滅した。


「またー?相変わらず弱いなぁ。ただのNPCはこれだから困る。サナもちゃんと頑張れよ」


ユウトはサナを見下すように言う。


「…は、はい…」


相変わらず俯いたままブツブツ小さな声で独り言を言っている。


[第7ターン開始:OPEN]

1番の席:12 リック

2番の席:12 アツシ

3番の席:12 ハジメ

6番の席:12 プレイヤーC

7番の席:11 サナ

8番の席:12 プレイヤーD

9番の席:11 ユウト

13番の席:7 <死神>

[第7ターン開始:END]


[同一カードが3枚以上選択されている為、リスタートとなります]


ようやく折り返しか。残りは6ターン。プレイヤーは7人。


[残り所持カード]

1番の席:[1][2][3][4][7][13] リック

2番の席:[1][2][3][7][8][13] アツシ

3番の席:[1][2][3][6][7][13] ハジメ

6番の席:[6][7][8][9][10][13] プレイヤーC

7番の席:[4][7][8][9][12][13] サナ

8番の席:[6][7][8][9][11][13] プレイヤーD

9番の席:[7][8][9][10][12][13] ユウト


全員が自席のカードと[13]のカードを持っている。しかし、圧倒的にユウト側が強いカードを所持している。


このまま硬直状態が続いてしまうと、負ける可能性が非常に高くなる。相手は4人。2枚ずつ同じカードを出していけば、確実に11ターン目まで全員で残る事ができる。その条件はこちらも同じだが、そうなった場合の残りカードが厳しい。


こちらは[13]を使ってしまうと、アツシの持っている[8]が最大値になってしまう…

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