3-8.No.13
「では、ルールの説明に入ろうか。サナ、奴らにこれを」
「…はい…」
サナと呼ばれた少女は、一枚の紙切れを渡してきた。
何か書いてある。
基本ルール
Ⅰ:プレイヤーは1~13まで、計13枚の手札を使用する
Ⅱ:1ターン毎に手札から1枚選び、前に伏せて置く
Ⅲ:全員同時にオープン。一番数字の低いプレイヤーは脱落
エクストラルール
Ⅳ:2名のプレイヤーが同じ数字を出した場合、その2名は勝利確定
Ⅴ:3名以上のプレイヤーが同じ数字を出した場合、リスタート
Ⅵ:ターン終了時に1~6のダイスを2個振り、合計値と同じ数字を出しているプレイヤーは脱落
Ⅶ:自席と同じ数字は、13より多いとみなし脱落回避。ただし数字の役割自体に変化は無い
Ⅷ:条件が重複する場合は、後半のルールが優先される
「1ターンに一枚出して、一番数字が少ない者が敗者と言うわけだ。簡単だろう」
『Ⅴでリスタートになった場合、カードはどうするんだ?』
「必ず一枚消費する。なので最大で13ターンのゲームだ」
そういう事なら、できるだけ最初に小さい数字を使っておきたいな。
『脱落というのは次ゲームには参加できないという事か?』
「あぁそうだ。脱落した時点でゲームから離脱する」
一度でリタイアか。最初から小さい数字はリスクがあるな。
「俺のチームは7人とサナの合計9人だ。お前達は3人。最終的に残ったプレイヤーのいるチームが勝ち」
「それは不公平と違うか?そっちの方が勝つ確率高いやないか」
アツシの言う通りだ。向こうは12人中9人の誰かが残ればいい。それに引き換え、俺達は12人中たったの3人だ。
「心配するな。何人だろうとお前達は負けるんだよ」
ユウトは余裕の笑みを浮かべながら続ける。
「その代わり、最初の席決めはお前達から選ばせてやる。好きなところに座れ」
参ったな、この短時間じゃ攻略法を考える暇も無い。
ルールⅦの[自席と同じ数字が一番強い]ってのを考えると、少ない数字を1枚減らす為に、座るのは1~3がいいだろう。
ルールⅥの[ダイス2個の合計と同じ数字だと脱落]ってのを考えると、1の数字を有効に使える1番の席が有利だな。
「じゃあ僕は3番に座ろうかな」
ハジメが颯爽と席に着いた。
「それなら俺は2番や」
アツシもハジメの隣に座った。その流れで俺は1番の席に座る。
俺たち3人が座った後に、ユウト達も全員座離、1~12の席は埋まった。すると13番の席には大きな鎌をもった死神が現れた。死神の前にはドーム型の透明なケースがあり、その中にダイスが2個置いてあるのが見える。
1番の席:リック
2番の席:アツシ
3番の席:ハジメ
4番の席:プレイヤーA
5番の席:プレイヤーB
6番の席:プレイヤーC
7番の席:サナ
8番の席:プレイヤーD
9番の席:ユウト
10番の席:プレイヤーE
11番の席:プレイヤーF
12番の席:プレイヤーG
13番の席:死神




