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RATE  作者: 恵 奏香
2章
16/19

2-6.TRAVEL

「志乃さん達はこれからどうするんですか?」ヅカが聞いた。


「とりあえずギルドに戻る予定。よかったら一緒に行く?」


まだギルドに入るかもわからないし、ハジメを探すほうが優先だ。人探しをするので、またの機会にお願いしますと告げた。


「それなら【アリス】まで送るよ。通り道だしね」


それはありがたい。


『ぜひ、お願いします』


「ちょっと待ってね」


すると志楼さんが手元を操作する。大きな魔法陣から巨大なドラゴンが現れた。


志乃さん、志楼さん、志々真さんの3人はドラゴンに飛び乗った。


「2人も乗って!!」


志乃さんに言われるまま、俺とヅカはドラゴンの背に乗った。


「しっかり掴まってろよ!」


志楼さんがそういうと、ドラゴンは宙に舞い上がり、凄まじいスピードで移動を始めた。景色を楽しむ余裕もない。


徐々に減速していき、志乃さんが言う。


「あそこに見えるのか【アリス】よ」


前方に街らしき場所が見えた。


「すっげー!イッキ見て!」


最初はうっすらとしか見えなかったが、近づくほどに巨大な都市だとわかった。


「ドラゴンに乗って空を飛んで、そして目の前には巨大都市。こんなの現実じゃありえないー」ヅカは相変わらず興奮している。


「この街は商業、工業が栄えていて、人もかなりの数いるの。アイテムカードやウェポンカードの種類も多く取り扱われてる。他の街とは雰囲気が全然違うけど、人が多い分危険もあるから気を付けてね。でもマーケット付近だけは警備の見回りが居るから、比較的安全よ」


志乃さんが説明をしてくれている間に、街の入り口へ着陸した。


「とりあえずここまでね」


『何度もありがとうございました』「ありがとうございまーす」


俺とヅカはお礼を言い、ドラゴンから降りた。


「それじゃあ、またね」


3人は手を振り、再び空へ飛びあがった。すぐにドラゴンの姿は見えなくなった。


「しっかしすごかったなー。あれってアイテムなのかな?」


アイテム、ウェポン、スキルのどれかだろう。移動系は便利そうだな。さすがにあのドラゴンは反則な気もするが。


ひとまず、巨大都市アリスと書かれた門をくぐった。

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