リーザ・シーホーンの道筋
「私は何を期待しているだろう」
アンタレスに帰ってきて1年。
私はふと空を見上げそう呟いた。
何を期待してたかはわかっている。
おじさんか、それ以外でもいい。
でも両親を慕っていた人々が私の元に訪れ叔父を牢屋にぶち込む為に力を貸して欲しいと私を巻き込んでくれると信じていた。
普通は嫌だと思うが私は望んでいた。
その為に力を蓄え帰ってきたのだから。
「来てしまった」
私は店の看板を見上げる。
ここは10年ほど前から冒険者に愛されている料理屋だ。
理由はここの店主が元屋台で串焼きをしていたおじさんが経営している店だからだ。
私がここを離れたのが5歳の頃、店の繁盛は噂で聞いていた。
市場を離れ、店を持ったおじさんは果たして父の復讐を果たすために動いてくれているだろうか?
復讐、それは人道に外れる行為。
それを他人であるおじさんに続けて欲しいと期待してはいけないのだ。
「店長なら今上で料理店をやってるよ」
かつておじさんが串焼き屋をやっていた場所は現在弟子に屋台ごと譲っていた。
弟子が引き継いだ串焼き屋もあいも変わらず盛況でかつて私が知っていた頃よりもお客さんの列や食べた人の笑みもより輝いていた。
笑顔が溢れ多くの人はここが素晴らしい場所と答えるだろう。
だがこの場所が素晴らしい場所になればなるほど父と母が過去になってしまう。
あれだけ慕ってくれた人達が過去を乗り越え今を生きる。
両親はもちろんそれを望み、現状を喜ぶだろう。
それでも私は、私だけはそれを喜べないでいた。
ただ一人足を止め続ける私は私自身を滑稽と笑う。
「姉ちゃん早くしーー」
「おいよせ、リーザに指図するな、死にたいのか」
見知らぬ偏見が私の意識を呼び戻す。
人気の串焼き屋の入口で考え事をしていた私が悪いのだ、悪いのだが……。
背後に向き睨みつけ、背後で私にいらぬ偏見を作った男達に詰め寄る。
「すまなかった、な、な」
「ああ、アンタを馬鹿にしたわけじゃないんだ」
何に怯えているのか、私は彼らを酷い目に合わせようなどとは思っていない。
ただ、そうただムカついているだけだ。
左手の人差し指を空に向け、半氷の魔法を放ーー。
「そこまでにしようぜ」
赤髪の男は私を馬鹿にした者達の間に入り彼らに両肩を回し組み合う。
「コイツラも反省してるんだ、次からはもうやらないさ、な」
二人は勢い良く返事をすると一切後ろを振り返る事なくその場から逃げ去った。
5メートル10メートルと彼らは逃げるように私と距離を作るがその程度の距離は意味をなさない。
私は魔法を途中で止めることなく逃げる彼らの上に落とした。
「「ひゃ」」
季節は冬、そして氷から水になったばかりの液体は体にとても響くだろう。
服が濡れ震えている男たちから視線を逸らすと赤髪の男性グラントはしょうがないといった表情を崩さずに温かに笑っていた。
こんな姿は見られたくなかった。
あの冷水を浴びせた男達への行動はただ恐怖心を隠すための八つ当たりだ。
「とりあえず入るか」
「わかりました」
一人で店に入る勇気を持てなかった私はグラントに連れられて店に入る。
「それにしてもリーザがこの店に近づくなんて珍しいな」
「ええ……もちろん」
本当は何度かこの店に入ろうとしていたのだがどうしてもおじさんの変化を知るのが怖くて入れなかった。
両親の仇討ちをおじさんが諦めたとしても私は彼を責める気はない。
ただ店に入ったのなら真実を確かめたいだけだ。
叔父の情報、父と母を殺したという組織の招待、どんなに薄くてもいい確実であるのなら後は私がやる。
店に入り腰を下ろす。
中は木がベースの温かみのある場所だ。
部屋の明かりも電球色でとても安らぐが冒険者が多いためかやはり騒がしい。
がこれもまたこの店の特徴として馴染み喧騒にある温かみ、まるでおじさんを表しているようだ。
「で、どうしたんだそんな顔して」
「酷い顔をしてますか?」
「何年一緒にいると思ってんだよ」
グラントは本当に嬉しそうに笑う、そう今も昔も変わらずに。
私がアンタレスを抜け出し師匠に救われ、弟子になり過ごした日々も彼はとても幸せそうに笑っていた。
そんな彼にいったいどれほど救われたのだろうか。
彼は知らないだろう。
私がアンタレスで彼と偶然再会できた時どれほど嬉しかったか。
私が勇気を出せずに胸の中で抱いた別の未来の可能性を。
「おかしいなーー」
「何がだ」
「内緒」
不思議そうに私を見つめるグラントを見ていると心臓の音が早くなり顔が熱くなる。
本当におかしい。
お酒を飲んでいないはずなのにどうしてこんなに体が熱いのだろう。
頬を机にだらしなく当て左手でコップの中に入っている氷を指で突いていると
「失礼します」
まだ注文していない筈なのに可愛らしいフリルを揺らしているウェイトレスがお盆を片手にやってきた。
「私達まだ注文していないですよ」
「いえ、こちらは店長から」
お皿を置くとウェイトレスさんはそのまま下がってしまう。
店も忙しい時間帯だ、元商家の人間としてウェイトレスさんを止められなかった。
なんだろう? とお皿を見るとお皿には一本の串焼きがあった。
私はすぐさま立ち上がり店の人に話を聞こうとしたが対面のグラントを見て足を止める。
「言ってこいよ」
「聞かなくていいの」
「ああ、待ってるから」
「ありがとう」
彼の優しさに甘えて私は席から立ち上がり先程のウェイトレスを追う。
後ろから「エール」と声を上げ少し不貞腐れる彼に嬉しさを感じつつも、店のスタッフ専用と書かれた暖簾を潜る。
「いらっしゃいませリアナ様、店長がお待ちです」
「ええ」
暖簾を潜った先には先程のウェイトレスがいた。
私を見ると先程と違いしっかりと腰をおり深々と頭を下げた。
自然と私は手を強く握りしめ心臓が激しく脈打つ。
父と母はまだ過去になっていないかもしれない。
その期待が膨らみ始める。
「こちらです」
私は豪華な扉の前に案内された。
豪華というがそれはこの建物の中で格が一つ高いという意味だ。
あくまで役割としての豪華さそこで抑えているおじさんを私は尊敬した。
ウェイトレスは拳を作り、その瘤で3回軽くスナップを利かせ叩く。
「リアナ様をお連れしました」
「入ってくれ」
「失礼します」
中に入るとおじさんがいた。
私はおじさんの姿を見るといても立ってもいられずに涙が溢れてきた。
「おじさんごめんなさい、あの時は」
「いいんだ、むしろ流石はあの人達の子だと感心はしても恨むことはない、本当によく無事だった」
記憶よりも少しお腹の出ていたおじさんは私が泣き止むまで待っていてくれた。
そして両親の復讐の件を話す。
「リアナ様、お願いです、復讐など考えず生きて下さい」
「どうして、私は叔父を殺さないと先に進めない」
「ダニエルは私達が必ず、一生日の光すら拝めない牢獄へと叩き落します。だからお願いします貴方が復讐に手を汚してしまえば私達はリアナ様のご両親に二度と顔向け出来ません。お願いです。私達が死にあの世に召された時、リアナ様の両親に貴方達の娘さんの人生を不格好ながら守れましたと報告をさせて下さい」
おじさんは床に頭を擦りながら私に乞う。
復讐の為に生きてきた。
大切な両親を奪ったあの男をを地獄に叩き落とすために、でも母と父が積み上げてきた私の兄弟とも言える優しさが復讐をやめろという。
私は……
*
おじさんの店での出来事から2ヶ月が経った。
私の出した結論は復讐を諦めることだった。
それでも完全に諦められている訳では無い。
現に住宅街にあったかつての自宅に来ている。
「随分ここも変わちゃったな」
私の思い出の家があった場所、その付近には見栄を張るだけの広場などはなかった。
私が子供の頃はこの広場にも家がありリサちゃんという子と良く遊んでいた。
私の家もあんな豪邸でもなかった。
確かに一般家庭よりも大きかったがそれでも面積が2倍という事はない。
贅沢として庭がある程度で使用人もいない、食事も母が毎日作り、その手伝いを私もしていた。
家族の温かさが行き渡るどこにでもある普通の家庭それを私達は愛していた。
だがその光景はもう形も残っていない。
今のこの場所は無駄に土地を広げ領主にこそ劣るがそれでもアンタレスで2番目の豪邸が建てられている。
どこまでも欲深く醜い豪邸が私達の温かさを踏みにじりそこに建っている。
復讐をやめた私は日が落ちる僅かな時間ここに立ち寄る事が日課となっている。
この日課を続けかつての我が家を見つめ続けると叔父への怒りが湧いてくる。
しかしおじさんと叔父へ復讐をしないことを約束してしまっている。
そんな中酔った勢いでグラントに話してしまった。
いつものように温かい心で私の言葉を真摯に聞いてくれる彼だからこそ口が滑ってしまったと言っていいかもしれない。
と言ってもかなり抽象的な話しだが。
「私には罰してい人がいるんだけで、周りはやめろと言うんど。でもそれをしないと私は前に進めない」
グラントの表情は覚えていない。
それほどいっぱいいっぱいで顔を見る余裕なんてなかった。
「何を悩んでいるんだか? 別に冒険者として証拠を集めてひっ捕らええればいいじゃないか」
「え」
「何を驚いてんだよ。他の人が止めて私の仕事だっていつもなら譲らないくせによ。もう大人なんだ自分の行動の責任は取れるだろ。それにお前はリーザだ。自分の考えでしか突き動かない奴が何を今更悩んでるんだよ」
酔っていなければ、グラントでなければ、そして自分という者を客観的にぶつけれなければ酷い仕返しをしていたかもしれない。
グラントと串焼き屋で別れ両親とかつて過ごした家、その場所に向かう。
ようやく、ようやくわかったのだ。
私はあの串焼き屋に居た時は昔のリアナだった。
だから恩人や両親の大切にしていた者を優先してしまった。
でももうリアナは死んでいた。
あの日アンタレスを出てグラントと師匠に救われたあの時から。
「ごめんね、おじさん、私はリアナじゃない、もうリーザなんだ」
例え名を変えても私はリアナだと言う人もいるだろう。
それも間違ってはいないのかもしれない。
だから復讐はしない、これが最大の譲歩だ。
私もリアナである事を否定したくはない、だけど否定しないと私は私のままではいられない。
今の私がしたいことそれは悪徳商人ダニエル・レブレサックを冒険者として捉えること。
誰にも文句は言わせない。
私は冒険者リーザなのだから。
*
そして月日が流れ現在より2日前。
「リーザちゃん、君の実家が誘拐を企てているみたいだよ」
私は情報屋の闇トカゲと裏路地で会っていた。
姿はボロボロの服を着た浮浪者だが余裕で服を買い換えるだけの金額は情報量として毎回支払っている。
これが彼のスタイルなのだろう。
なら野暮なことを聞くのは今後の関係に関わる。
それに気になることを言っていた。
誘拐?
「誰を?」
「もちろん、リアナ・ルブレサックと言う女さ、つまり嬢ちゃんだな」
私の中で驚きがなかった訳でもないがそれ以上に。
「なんで今さら」
「追加の料金って言いたいが嬢ちゃんがリアナ・ルブレサックならこの情報から金を取れねぇ」
「あら、ありがとう後ろを向いておくわね」
「どうも」
そう言うと闇トカゲは一枚の紙を残し姿を消した。
私は闇トカゲの残した紙を拾い上げ内容をみる。
「なるほどね。業績の悪化、露店の撤退、新事業の失敗、いい気味ね」
どうせダニエルの事はわかっている。
両親の財産を吸い尽くしたから今度は私の祖父母が残した財産を狙いリアナを探していると。
まぁ、私みたいな子が高度な教育であるはずの魔術理論を学び、魔法学校を首席で合格したのならば、何処かに隠されていた莫大な財産を使い魔法を学んだと考えても無理はない。
本当は師匠に魔法を教わり、魔法学校は特待生制度を使って行っていただけなんだけど。
ダニエルは信じたいことだけ信じる人間だ、リアナの祖父母に隠された財産があると思い込み誘拐を実行するだろう。
そのタイミングを逆に利用すればダニエルを牢屋にぶち込む口実にもなる。
問題は保険だ。
グラントに頼むにしても私を庇った足の件がある。
それ以上に彼は魔法に対してがさつで鈍い
「どうして師匠の元に何年もいるのに魔法感知が苦手なのよアイツは」
甘えられる相手だからこその不満。
魔法感知が苦手なグラントに私のオリジナルの魔法を発見し魔法から魔力を辿りって私の場所を特定しろとは不可能な話だ。
そもそもこのアンタレスでそれが出来る人間はまずいない。
「だとしたらどうする? 場所の目星をつけグラントに先回りさせ待機させる? 私が連れ込まれた事をアイツの目から確認させれば証拠としての質は上がる。けど場所が外れたら目も当てられないし、それにせっかく牢屋にぶち込むなら最低でも一生出てこれない位の罪は被せたいしな」
頭を抱えながら裏路地で日が完全に落ちるまで唸った私はその日は考える事を諦め借りているギルドがオーナーのアパートに帰る。
「どうしよう」
本当に私の場所を教える連絡手段だけが揃っていないのだ。
叔父との会話を記録できる魔導具を改造し、魔法陣そのものから映像を取り周囲の状況を事細かに記録出来るようにした。
その情報の信用度を取るために魔法陣に何重もの縛りを入れてある。
この縛りはアンタレスのギルドでも確認できる物で情報の確実性に限ってはギルドの国から送られた依頼で実証し、そして領主に売り込み実際にこの領の尋問などすでに使用され実績作りも完璧。
私は体を洗い、ご飯を食べ、その日は早く眠る。
新しい魔法を作らねばならない。
そう誰にでも魔法の痕跡が追えて、尚且つ味方しか気付かないという難しい魔法を。
2日後転機が訪れた。
ふと気付いた。
澄んでいるが故に何処か希薄さを感じ触れてみると確かな力強さを感じる独特過ぎる魔力を。
この魔力に私は思い当たる節があった。
そして彼ならばとギルドを探し回りようやく見つけた。
「何故ここに?」
1年前出会った頃より確実に背が伸び、そして良い顔をするようになった教え子を見つけとても嬉しかった。
もちろん彼の成長を喜ぶという意味が一番大きい。
ただもう1つ、これで揃ったのだ。
最後のピース私の場所を伝える手段が。
そして動き出す。
私が最初の一歩を踏み出す戦いが。
*
「で、答える気になったかね、愚かにも私から君の父が盗み出した私の父と母の財産の在り処を」
「私からも一つ」
「何かね?」
私の周囲を歩く足を止め私を見つめる。
この男は興味がない場合相手を見つめることすらしない。
そんな事細かな癖すらも、周りから周知の事実として知られているほどの薄い人間。
「最近アンタレスで子供が誘拐されている事件に関わっていますね」
「ああ、私が窓口の一つになっている。それがどうした」
唇を強く噛んでしまい口の中が血で溢れる。
本当は叫びたかった。
よくもパパとママの店でそんな真似をと。
でもこれは証拠集めだ。
この男の罪状を増やし、手伝ってくれたロストとクレアちゃんに対する報酬だ。
クレアちゃんには今後別の埋め合わせがいるだろうがそれはアンタレスいる間に幾らでも出来る。
「はぁ、貴様ら家族は本当に口を開けば他人他人、本当に馬鹿だ」
そう言うとダニエルは執務室のワークデスクからラジオとラジカセを取り出した。
「特別に聞かせてやろう、貴様の父と母の死ぬ時の音声だ」
そして静かな執務室にそれが流れる。
ラジカセの音は酷いものだ、雨の音が混じり悲鳴ですら音量を最大に上げてやっと聞こえる程度、だが私の耳にはハッキリと聞こえる、いや思い出すことが出来る。
ダニエルに言い返す父の声を、そして不自然なまでに自分の名を呼ばぬ両親。
そして最後に。
【兄さんありがとう僕の為に色々育んでくれて】
もう十分だ。
魔法で手と足を縛る縄を凍らせ砕くとラジオ片手に体を震わせ悦した表情を浮かべる叔父の片手からラジオを奪う。
「誰ーー」
「私だよ」
そのまま頬に一発、魔力で全身を強化し全身のバネを使い、思いっきりダニエルの横っ面へ拳を固めてぶん殴る。
ダニエルの体は2回転跳ね壁にぶつかると壁におおきな凹みを作った。
「これは私の分です、父と母の分はおじさん達が貴方の償う罪として加算してくれますから」
ようやく前に進める、いや進まないといけない、だから。
「出て来て下さい野蛮人」
「なんだ気付いていたんだ」
私の一言でその男は何も無いところから現れた。
魔力での強化を全開にし裏で複数の詠唱を始めながら男と私は対峙する。
私はこの男を知っている。
「邪教ニーズヘッグのエルディオ枢機卿」
「はは、どうやら僕は有名人のようだ」
自らの顔を手で掴み、一度上体を大きく反らす。
それからゆっくりと上体を上げ、腰に付けているナイフを取り出し自身の舌に這わせる。
準備運動のようなその行動、戦闘の前段階その隙を使い状況を整理する。
邪神教、世界中にはるか昔から存在する集団。
一説には女神を信仰するグローリア教よりも昔からあるという噂だがその真相はわからない。
邪神教はバハムート教、ニーズヘッグ教など崇める神が違うだけで根本的には1つの組織など意味のわからない組織体系をしている。
崇める神が違うのなら敵対組織ではないのか? と思わなくもないが今はいい。
ニーズヘッグ教の枢機卿、2年前中央大陸のとある王国を裏で支配していた人物。
その事件を解決した男はブルース・クロフォード。
そしてブルースの仲間にはクレアという名前があった。
サイモン支部長の話しでは今回のロスト達のトップはブルースつまりアイツの狙いには。
これは失態か? クレアちゃんを巻き込んだのは相手に獲物をミスミス明け渡した事になる。
私は額に流れる冷や汗を凍らせる事で隠す。
状況も悪い。
レガリアは取り上げられ魔法を使う触媒も取り上げられている。
正直枢機卿という役職の人間が戦う事を前提としているかはわからない。
だが戦闘能力が落ちたこの状況でやり合いたくはない。
形だけでもと氷の杖を作り出しエルディオスに向ける。
牽制に魔法を数発、氷の礫を生み出そうとした時だった。
建物が大きく揺れると同時に玄関の方から大きな爆発音が聞こえた。
「来た」
「こっちも急がないとね、僕の目的は君じゃないから」
あの考えなしの爆音は間違いなくグラントだ。
なら彼が合流するまで耐えれれば状況の有利は確実にひっくり返る。
互いの思惑が絡みつくなか屋敷での戦いが始まる。
拙い文ですが読んで頂きありがとうございました。
また読みに来てくだされば大変うれしいです。
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