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我が家へ

僕と凰哦さんとカッパが並んで歩いている。

ガラス越しには、僕と凰哦さんだけが写っている。

やはり、こういった存在は、鏡などには写らないのかな?と思っていたが、よく見ると薄っすらカッパの姿が、ガラス越しに写っていた。

なる程…見える人にだけ、ボンヤリ見えるみたいだ。

カッパに出会ってから、また1つと発見していく楽しさを覚えました。

ケーキ屋に入った途端、カッパがダッシュでショーケースにへ貼り付くのが、最高ーに可愛い。

どれが食べたいか聞こうかとも思うけど、全部と言いそうだから、1番豪華そうなのを1つ選んで、僕と凰哦さんはお気に入りをチョイスして店を出た。

カッパが嬉しさの余り、ランランランランラン〜と歌を口ずさんでいる。

どうやらその歌が聞こえているみたいで、凰哦さんもフフフッと、軽く笑っている。

僕も今日1日で、このカッパにどれだけ癒やされた事だか…。

楽しい帰路は、あっという間に終わり、家に着いちゃった…。

もう少しゆっくり歩きたかったけど、また明日から沢山出掛ければいいから、今日はケーキを食べて、ゆっくり休もう。

「ただいま〜、ハイおかえり〜!」

僕の帰宅時の儀式。

それを不思議そうにカッパが見ていて

「なぁにそれ?ただいまハイおかえりってぇ?食べ物?」

良いね〜、そんな無知な感じ悪くないよ!

「自分の家にね、帰って来た時に言う挨拶だよ、だだいまって言うんだ」

「うん」

「でね、家にいる人がね、そのただいまの言葉に、お帰りって返事を返すんだ」

「そうなのぉ?…でも今ねぇ全部言ってたよ?なんで〜?」

確かにそうだよね〜

「あれはね、僕が勝手に言ってるだけなんだ〜、真似しなくていいからね…」

余り理解してない感じで、首をかしげる仕草が止まりそうにない。

取り敢えず、他に気をそらせておこう。

「それよりもさ、ケーキ早く食べようよ!食べるでしょ?」

パァーッと明るくなる表情。

「食べるー!僕食べるー!」

良かった〜、単純で…

「おい蓮輝、その前にする事あるだろ!玄関先で、はしゃいでないで、する事しないと!」

凰哦に叱られた蓮輝は

「はしゃいでたのごめ〜ん、でも一体何をするの?」

普通に分からない蓮輝に、やれやれと

「お前、このまま家にカッパを上げるつもりか?」

「えっ?うんそうだけど…」

「はぁ〜本っ当に分かってないんだな…足!カッパの足!どう見てもこいつは裸足なんじゃないのか?」

「あっ本当だ!普通に気付かなかったよ…今度靴買わないとね!」

「そうだな、靴買わないとな!…ってバカ!違うだろ!靴は置いといて、このまま家に上がれば、家中泥だらけのカッパの足跡がつくだろ!ちゃんと拭いてやらないと!」

「あっそうか…なる程ね〜、それじゃ直ぐ足拭き持ってくるよ、お前ここでちょっと凰哦さんと待っててな!」

カッパは意味を理解してないのだが、取り敢えずうんと頷く。

蓮輝はハンドタオルを濡らして戻ってきて

「足を拭くから、右足から上げてくれる?」

カッパは言われた通りに右足を上げる。

蓮輝がカッパの足をしっかり拭くと

「キャッキャッキャッくすぐった〜いケヘケヘッ」

と楽しそうに笑うのだ。

「よ〜し、それじゃこっちに来て、もう片足も拭くよ〜」

カッパは蓮輝の膝の上に座らされて、もう片方の足も拭かれると

「ケヘケヘッ…ケヘケヘッ…くすぐったい〜」

楽しくってしょうがないくらいに喜んでいる。

もっとやっていたいとは思うけど、いつまでやってるんだ?みたいな凰哦さんの視線が、ビシバシ突き刺さるので

「よし!終わり!それじゃケーキ食べようか」

と切り上げました。

軽く家の中を案内しながら、キッチンの食卓にケーキを並べる。

また目をキラキラさせて、皿に乗せられたケーキを見ている、カッパの仕草が可愛いと思いながら、1つある事に気が付いた。

その事に凰哦さんも気が付いたみたい。

「なぁ蓮輝、こいつ椅子の高さ合ってないようだが、蕎麦屋では座っていたのか?」

だいぶカッパの姿が見えるようになってきたみたいで、僕にそう聞いてくる。

「そういえば、あの時も立って食べてた気がする…」

「何?そうなのか?…う〜ん、それじゃ子供用の椅子とか、買わないといけないな…」

「うんそうだね…明日にでも買ってくるよ。今日はリビングのテーブルで食べようか?」

「そうだな、今回はその方が良さそうだ」

「それじゃケーキ運んでおいてくれる?その間にお茶の用意するから」

「あぁ分かったよ」

カッパがケーキを運んでいる、凰哦の後を追うのを見て、蓮輝は

(食べ物に釣られてるのって、まるで犬や猫みたいだな…そこら辺は似た感じなのかな…?)

と思い、凰哦は凰哦で、ウロチョロするカッパにぶつからないよう気を遣い、ケーキを運びながら

「おいおい、危ないから大人しくしててくれないか?」

と、カッパに言うのだった。

それでもカッパは、頭の中にはケーキの事しかなく、凰哦の周りをチョロチョロしている。

「あっコラ!ちょっと…おっとと、ほら危ないから…」

カッパの行動に困惑しながら、凰哦の顔は眉をひそめながらも、優しい目をしていて微笑んでいる。

(凰哦さんも、カッパが可愛いと思ってくれてるみたいだね…良かった…)

と、蓮輝も微笑むのだ。

「お茶用意できたよ〜、さぁケーキ食べようか」

直ぐさま“食べよう”に反応するカッパに、2人は

「ハハハッ」

と笑う。

凰哦さんにはミルクティーを出し、カッパには何がいいか分からなかったから、苦手な方を僕が飲もうと思って、取り敢えずオレンジジュースと牛乳を用意した。

するとカッパは、両方欲しいと言うので、僕の分は後から用意すればいいかと席に座る。

僕が座ると同時に、ケーキを食べようとするカッパ。それを見た凰哦が、カッパのケーキを取り上げ

「ダメだぞ、食べる前にいただきます言わないと!」

カッパは、ケーキを取り上げられて、えー?みたいな顔をして少しショックを受け

「いただきますってな〜に?食べちゃダメなの〜?」

「あぁそうだ、食べる時は、いただきますを言って感謝してから食べないとな。感謝の気持ちを持たないといけないんだぞ」

と、凰哦がカッパに優しく教える。

「そうなのぉ?…うん分かったぁ!今度からね、僕ね、いただきます言って食べるねぇ」

「よし偉いぞ〜!それと食べ終わったら、その時はご馳走様って、お腹がふくれた事に感謝して言うんだよ」

「ごちそうさま…は〜い、感謝して言うねぇ」

「あぁ良い子だ、感謝だぞ」

カッパが何処まで理解してるのか分からないが、親の顔になった凰哦さんと、その子供のようなカッパを見て、微笑ましく思えた。

「それじゃ食べようか、いただきます!」

僕がそう言うと、凰哦さんとカッパも

「いただきます!」

「いたたそうます」

同時に言うのだが、カッパの言い間違いに、2人は

「ブフッ!」

と笑ってしまう。

何がおかしいのか分からない顔をするカッパなのだが、目の前のケーキの魅力に勝てず、嬉しそうに大きな口を開き、ケーキにかぶりつく。

ケーキを食べた途端、驚く、目を輝かす、僕と凰哦さんとケーキを繰り返し見る、そして無言で全身を振るわせる、その仕草が可愛いわ面白いわと、2人で大笑いしてしまう。

もぅ笑い過ぎて苦しい苦しい…。

凰哦さんも、こんなに笑うの久々に見れたよ!ありがとうカッパよ〜!

「ゲホッ!…ゴホッゴホッ…ゴホッ…ゴホッゴホッ…」

笑い過ぎたのか、咳が止まらない…。

それを見て心配した凰哦が

「大丈夫か蓮輝!!」

「……あっごめん…ゴホッゴホッ…笑いゴホッ…過ぎたから…ゴホッ咳が…止まらなくゴホッ…なったみたい…」

「本当か!?」

「うん本当本当…ごめん心配掛けて、もう大丈夫だから…」

「…分かった、もういいからゆっくり食べなさい…後まだ飲んでないから、このミルクティー飲んで、少し落ち着きなさい…」

「うん、ありがとう」

そのやり取りを見ていたカッパも

「ねぇお兄ちゃん、どぅしたのぉ?大丈夫なのぉ?」

「あぁありがとう、何でもないよ、大丈夫だから…」

「うん!分かった!」

カッパにも心配されて、ちょっと申し訳なく思っちゃった。

そんな風に、悪いなぁと思ってたら

「なぁ蓮輝、少し落ち着いた様だから聞くが、こいつの名前なんて言うんだ?知っているのか?」

あっそういえば、ずっとカッパとお前か、こいつで済ませてたから、名前の事なんて思いも付かなかった。

「分かんない…凰哦さんに言われるまで気付かなかった…」

「おいおいおい、そうなのか?…それじゃこれから先困るだろう…なんて呼べばいいのか分からないとなぁ…」

「じゃ今聞いてみようよ、ねぇ、ケーキ食べてるところ悪いけどさ、お前の名前、なんて名前なの?教えてくれる?」

ケーキを鷲掴みで食べているカッパは

「なま…え?なぁにそれ?」

おおっと、それも分からないんだ…もしかしたら、名前の概念も無いのかな?

「名前ってね、それぞれに付けられた呼び方なんだよ。僕は蓮輝、こっちの叔父さんは凰哦って名前があってね、例えば、お前がどちらかを呼びたい時に、その名前があると、誰が呼ばれたのか分かり易いだろ?そんな感じなんだけど、言ってる事分かるかな?」

カッパは上を見上げながら、何度も頷いて、一生懸命に理解しようとしてくれてるみたい。

2人は、その仕草も可愛らしいなと思うのだ。

「うん分かったよ〜、あのねぇ、僕名前ねぇ、無いよ〜」

「えっ無いの?…ただ言ってる事分からないとかじゃなくて、本当に名前無いの?」

「いってること〜、ちゃんとねぇ、分かったよ〜。僕にねぇ、名前無いの!僕らにねぇ、名前無くてもねぇ、大丈夫なの、えっと蓮輝?こっちが凰哦!」

僕と凰哦さんの名前を言った事で、ちゃんと理解してる事は分かった。

また新事実が発覚したのだけれど、2人共、カッパに名前を呼ばれた事で、ポンコツ化してしまうのだった。

仰け反りながら、可愛いこいつに名前で呼ばれる事に身悶えして、幸福感を味わう。

あぁ〜なる程ね〜、凰哦さんが名前にこだわるの、何だかちょっと分かった気がする。

知らない誰かに名前を呼ばれるより、確かに大事な者に名前で呼ばれるのは、他人じゃない感がしっかりあって、呼ばれる嬉しさがあるね〜、それを教えてくれたカッパに感謝だね。

幸福感に浸っていたら

「ギューーーッギューーーッ…」

突然カッパが苦しみ出す。

突然苦しみ出すカッパに

「どうした!!どうしたんだ!?」

凰哦が慌ててカッパを抱き上げる。

「本当にどうしたんだよ!?突然苦しみ出して?」

僕も生きた心地がしなくて、駆け寄ると

「いたい…いたいの…」

カッパは痛いと答え、ポンコツ化状態の凰哦が

「何だって!?大丈夫か?直ぐに病院に行かないと!」

こちらもポンコツ化のままな蓮輝も

「救急車呼んだ方がいいよね?僕電話掛けるよ!」

「ああそうしてくれ!…で、何処が痛いんだ?」

凰哦の問いに

「おなか…いたいの…なにかでそう…」

…………

カッパの答えた内容に、ポンコツから通常へと戻った2人。

冷静さを取り戻して

「…ただ食い過ぎて、腹を下しただけか…」

「そのようだね凰哦さん…」

呆気に囚われてる、蓮輝の手にしてる携帯から、声が聞こえてきて

「あっヤバ!救急車呼ぼうと電話掛けたんだっけ…」

「お前!…取り敢えず適当に誤魔化しておけ!」

小声でありながら、普段の凰哦なら、絶対言わない言葉が出て少々驚くが

「あ〜どちら様で〜」

「どちら様でとは?どうされましたか?しっかり意識は有りますか?大丈夫ですか?直ぐ伺うので症状と住所言えますか?」

救急隊員のオペレーターがしっかり仕事してくれてます。

本当申し訳ありません…ですが

「フフフゥッ、酔ってなんか無いですよ〜、今家に着いたのでぇらい丈夫れす〜」

酔ったフリをして直ぐさま凰哦に携帯を渡す。

蓮輝の意図を理解した凰哦は

「あっお忙しいのに申し訳ありません、身内がかなり酔ったみたいで、そちらに電話を掛けたみたいです。いつも酔うと、誰彼構わず電話掛ける癖ありまして、失礼ですが、そちらは何方でしょうか?後程お詫びの電話掛けさせますので…」

そう聞かされた救急隊員のオペレーターは、またこの手のイタズラかと心中穏やかでは無いのだが

「そうですか、それでは無事だという事で良かったです。こちらは火災などの緊急通報受付の者です。お詫びの電話はよろしいので、お身内の方にそうお伝え下さい」

「そうなんですか、それは本当にお忙しいのに、誠申し訳ありませんでした。親切な対応ありがとうございます、では失礼します」

そう言って、なんとか誤魔化せたみたい。

「なんとか誤魔化せたようだね、凰哦さん案外誤魔化す才能あるんじゃない?」

「そんな事言われても嬉しくないぞ!その前に早くこいつをトイレに行かせないと!」

「あっそうだよね!なんか色々あり過ぎてわすれちゃうよ…」

そそくさに、カッパをトイレに連れて行き、便座に座らせて

「ここで用をたしなよ、出し終えたら、そこの丸まった紙でお尻を拭いて、このボタン押して。終わったら僕の名前を呼んでよ、直ぐ来るからさ」

カッパは、ただコクンと頷く。

それを確認してリビングに戻ると

「カッパも排泄するんだな…」

凰哦がその事に関心を持ったみたいだ。

「そうみたいだね、空想上の生き物も変わらないのかなぁ?」

蓮輝が答えると

「空想上…かぁ、あの時テンパっていたからしょうがないが、よく考えると、カッパを病院にって、ヤバい奴だと思われるよな…自分でも最初に言ってたのにな…」

「ハハハッそうだよね、僕ら慌てるとあんな感じになっちゃうんだね〜。今後は気を付けないといけないね…でも良かった、ただの食べ過ぎだったから…」

「笑い事じゃないが、本当そうだな…後は今後調べるとして、先に名前決めなくてはな」

だよね、名前決めてあげないと、ずっとお前呼ばわりだもんね。

「あいつが気に入った名前、どんなのが良いと思う?凰哦さん」

蓮輝に聞かれたら凰哦も、名前をどう名付けるか思案していたら

「ピギャーーッ!キューー!キューー!」

トイレからカッパの悲鳴が聞こえる。

また慌てて駆け寄る2人。

凰哦が

「また一体どうしたんだ!?ドア開けるぞ!」

とドアを開けてみると、カッパは大きく目を見開き、驚愕の表情になっていた。

「本当どうしたんだよ!?」

僕が聞くと、カッパは下を見る。

シャーーー

温水洗浄器の水が出ている音がする。

どうやら、流すボタンを間違えたのか、ただの好奇心で色々あるボタンを押したのか分からないけれど、洗浄ボタンを押したらしい。

それに当てられて、驚いた様だった。

ここまでくると、もぅ笑うしかないと2人で爆笑し、今後色々教える事が多いとは思うが、それもこいつなら苦にはならないだろうと、思えたんだ。

取り敢えず、停止ボタンを押して、トイレットペーパーでお尻を拭き、流そうとしたのだが、トイレには何も排泄されてなく、2人してキョトンとしてしまう。

「ねぇお腹痛いって言ってて、ウ◯チしてないの?」

僕が聞くと

「ウ◯チ?なぁにそれ?僕そんなの分かんないよぉ?」

「ウ◯チって、お尻から出て来る排泄物の事だよ」

「それねぇ、僕らねぇ、出ないよ…」

「えっ何?それじゃ食べた物はどうなるんだ?」

凰哦が、興味を持ったみたいで、カッパに聞くと

「分かんない…でもねぇ、元気になるのぉ」

「それじゃ、さっきのお腹の痛みは、何だったんだい?」

今度は僕が聞くと

「たまになるの、人の食べ物食べた時にねぇ」

2人は少し納得する。

やはり、人とは違う生き物なのだと、食べる物にも良し悪しが有るんだと。

「そうか…それじゃ今後、お前の食べる物、良く考えて出さないとな…蓮輝、こいつから何が良いのか駄目なのか、ヒントとか色々聞き出しといてくれよ」

凰哦が蓮輝に言う。

「分かったよ、凰哦さん仕事忙しいから、ちゃんと僕が調べておくよ。…あっそうだ!今思い付いたんだけどさ、こいつの名前、キューってのはどう?」

「キュー?また何でだ?」

「いや安直なんだけどね、こいつさっきキューって鳴いたのと、救急車呼ぼうとした事で、キューの文字が頭に浮かんでしまって…」

「お前…本当安直過ぎないか?でもまぁ、俺も何故かそれは思ったんだが、安直かもと言わなかっただけで、こいつがそれを受け入れるなら、それでも良いかもな…」

凰哦さんも思ったんだ…ならそう素直に認めて、余計な否定文入れないで貰えますか?貴方の悪いところはそれですよ!

その蓮輝の考えてる事を読んだ凰哦は、蓮輝に気遣ってからか

「なぁお前の名前、俺達が決めても良いかい?」

カッパは大きく頷くので

「お前の名前、キューって付けたいのだが、嫌かな?嫌なら好きな名前にするが、どうだろう?」

「僕の名前ぇ…キュー?…」

しばらく頭の中で反芻した後

「うん!僕の名前ねぇ、キュー!キューが良いのぉ!」

とても喜んで“キュー”の名前を受け入れてくれた。

良かった!喜んでくれて!でもトイレの中で決める事では無いよね!

そそくさにトイレを後にして、ケーキの続きを楽しもうとリビングへと向かう2人と1匹。

これで晴れて、本当の家族になれた気がしていた、2人と一匹の生活が、やっと始まるのだった。

丸1日掛けての大騒動は、まだ続きそうでもある。

カッパの騒動が詰まった内容にしました。

こんなカッパが欲しいです。

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