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一安心?

今話は、仲上と片平の馴れ初めと、どの様にして孤児院が新らしくなった経緯などを語られてます。

では本編を如何ぞ〜。

まさか片平さんが、おっまわりさ〜んだっただなんて…。

小さな声では言えません。

大きな声で言いましょう!

せ〜の!

「止めろバカ!」

此処でまた、強烈デコピンが来る事分かってたからね、ちゃんと防御用の護身ブツを用意して有ります。

凰哦さんには効果テキメンの、キューのキュート写真をね〜!

案の定、ピタッと動きが止まる凰哦さん。

仲上さんと片平さん以外は、納得のお品でございます。

「クッ…何て卑怯な…可愛さだぁ〜…」

お決まりのパターンだと思う正樹と美砂に、隆志と子供達。

其れとは違い片平と仲上は、何処かの家のリビングを写しただけの写真に向かって、可愛いとデレる凰哦の行動を不思議に思うのだった。

「篠瀬君?…如何したんだい…」

「本当其うよね…。普通のリビングにしか見えないけど、篠瀬さんには可愛く見えるのかしら…」

2人の言葉に恥ずかしくなる凰哦。

其の場に蹲るのだが、ちゃっかりとキューのキュートな写真を手にしている。

(クケケ…オモロ!凰哦さんを犠牲にして悪いけど、この2人にもキューの存在を知って貰う為、其の仕込みはしておかないとね〜)

此処で働く人が、どんな人なのか分かって無かったから、キューの存在を知られても大丈夫な人か確かめて、大丈夫だと確認出来たら知って貰おうと思って、念の為にキューの写真を用意してました。

春が来て、キューが目覚めて、キューを自然豊かな安全な地を探し帰す迄、キューと子供達は此処で楽しく過ごすだろうと思うんだ。

其の時に、子供達がキューの事をどんなに隠してくれたとしても、ポロッとキューの名前とか出ちゃうだろうし、必ず不審な目で子供達を見るだろうし、其の他の事も色々考えるとさ、信頼と信用のおける人だったなら、キューの事を教えて上げても良いかなと思っているんだ〜。

もし僕的にダメだと思った場合はね、少し離れているけれど、僕達の家に遊びに来て貰おうと思ってました。

変異種さんとプンプクさんなら、まぁOK?でしょう…。

変異種さんは秘密を守る職に居た人だから、其れは大丈夫。

ただ変な所で笑いのツボに入るみたいだから、ちょっと心配なんだけれど…ね…。

変異種さんの彼女さんであるプンプクさんも、前の職業はご存知の看護師だったから秘密を守るだろうし、痛みの分かる人だから、辛い時には寄り添ってくれると思ってます。

命に係る仕事をしてたせいか、少し人よりも怒り易い所があるけれど、其れも相手を思ってのお怒りだから、素直に聞けるんだよね〜。

だから大丈夫だと思ってね、凰哦さんには悪いけれど、2人に知って貰う前段階をさせて頂きました!

如何?

僕って先の事を良く考えてるでしょ?

偉いと思わない?

絶対偉いよね〜!

そして賢いよね〜!

「呟いてる呟いてる…」

「あり…マジ?」

「マジ…ってほら!プンプクさん何て言うから…」

「蓮輝君?…貴方、私の事良く分かってるじゃない。偉いわね〜賢いわ〜!…さて賢い貴方なら、この後如何なるかも…ね?分かってるわよね〜?フ、フ、フゥ〜♪」

「ま、また変異種だって…クハハハハッ…そ、其れにプンプクさんとは…フヘェッフヘヘヘヘヘヘ…アッハハハハハハハハ〜!ゲホゲホゲホ…」

あぅ…如何対応していいか分からないよ…。

1人は笑い、1人はプンプン…。

こりゃ笑う方を味方に付けてから、プンプクさんを宥めるのは得策じゃ無いよね…。

もし笑う変異種さんの怒りに触れたら、後が面倒臭い気がするもの…。

ってな事で〜

「ごめんなさい!プンプク…じゃ無かった、仲上さん。そんなに怒らないでよ…」

「ちょっ…今またプンプクって言ったわね!…そんな貴方を誰が許すとでも言うのかしらねぇ?…」

「あっ、この嘘付き!」

「!!まぁ!誰が嘘付きなのよ!」

「だってさっき言ったじゃんよ〜!僕が凰哦さんを許すなら、今後は鬼の仲上さんにはならないってさ!アレは嘘だったの?」

「うっ!……確かに其れは…ん?あれ?そんな事言ったかしら?全く記憶に無いわ〜」

「あっ!ズルッ!」

「其うだぞ!嘘はいけないぞ!このみ!」

「えっ!?…努さん…」

「嘘付きは、警察に逮捕されるぞ!……ブフッ…元警官だけに…可愛いこのみを逮捕しちゃった〜…って…ブファッ!…クククッ何ちゃってなぁ〜!…ブフッブファハハハハハハハ〜!ゲホゲホゲホ…」

………。

誰だよこの人!!

何なんだよ、ヤバいだけじゃねぇ〜かよ!

おいアンタ!本当に元警官と組長さんだったの!?

先程のウェルカムは間違い!大間違いでした!

此処はスパッとお引き取り頂きましょう!

でもまぁ〜仲上さんもさ、良くこんな方とお付き合いしようと思われたものですよ…。

「ヤダ〜、可愛いだなんて〜♡ウフフッ私逮捕されちゃった♡」

………。

誰だよこの人も!

何逮捕されてんのよ!

何やってんだよ!

何意味の分からない前科貰っちゃてんのよ!?

そんなの貰っちゃダメでしょうが!

オカシイよこの2人〜!

サプライズと言ってたけど!こんなサプライズは要りませんから!

ダメ!絶対ダメ!危険です!

変異種とプンプクを混ぜたら大変危険です!

絶対に混ぜないで下さい!

だから此処は、子供達の為にもお引き取り願おう!

「おうおうおう!凰哦さんよ〜!コレもサプライズの1つっスかぁ〜?アンタ〜、本当にこの2人で良かったんですかい?こんな劇薬の2人に任せても、後悔はしないんだろうね?其処ん所、如何思ってるのさ!?」

「あっ…いや…其の…」

まさかこんな劇薬ズの2人だったとは知らなかった凰哦も、ただただ引いてしまい、如何返答して良いモノなのかと、言葉が詰まってしまうのだった。

正樹も美砂も、この2人に孤児院を任せても大丈夫なのか、不安を感じずにはいられなかった。

完全に白い目で見られているのに、片平と仲上はキャッキャキャッキャとイチャ付いているのだった。

そしてイチャ付きが最高潮に達した時、完全に2人の世界に入っていたからか、全員の前でキスをするのだった。

2人の世界に浸っている間に、凰哦さんの用意したビリビリ君を2人に巻き付けた僕は

「スイッチON!」

容赦無く、ポチッとして上げました♪

「ギャアッ!」

「イッ!」

アバババババッと言いながら、ビリビリ感電で腰を抜かすお2人さん。

「ねっ♪こうやって不審者を撃退するんだよ〜、皆んな〜分かったかなぁ〜?」

「「は〜い!」」

「うん!とても良いお返事♡」

「グッジョブだ蓮輝!」

「ちょっと待ってよ!誰が不審者よ!グッジョブよ!」

「其うだよ…こんな素敵な叔父様の何処に、不審者の要素が有るって言うんだイビビビビッ!」

「痛たたたーーーイッ!」

劇薬不審者が、何か馬鹿な事を抜かしよりましたからん、再度スイッチON!でございます♪

「アンタ等バカ何じゃ無い!?子供達を前にして2人の世界に浸ったと思ったら、突然当たり前の様に濃厚なキスシーン見せ付けてさ!もう既に、しっかりと劇薬不審者してるじゃん!何してくれてんのさ!」

「あ…あぅ…」

「そ…其れは…其うよね…」

僕の言った事で、ようやく自分達が何をしてたのかを理解する片平さんと仲上さん。

幸せ絶頂だった仲上さんは顔を真っ赤にし、両手で覆うのでした。

其れとは別の反応をする片平さん。

仲上さんとのキスを思い出したみたいで、トロ〜ンとしながら涎を垂らしてます…。

おいオッさん!何トリップしとんのや!反省出来無いんかい!と、片平さんだけに仏の心でスイッチON!

「ビビビビビッ…アハッ…アハッ…アハハハハハッ…ビビビウヒャッハハハハハ〜ビビビビビ…ゲホゲホ…」

ん?遂にオカシさハイジャンプしちゃった?

ビリビリが癖になったみたいで、途中から何だか気持ち良さそうな顔をしながら笑ってるよ…しかも、お代わり要求しておりますわ…。

マジヤバい、危険過ぎ!

「…はいお疲れ!お2人は此処に必要無いと判断致しましたのでお帰り願いますね。其う言う事で、とても短い間でしたが、ありがとうございました〜。其れで良いよね?全責任者の凰哦さん」

「あぁ、正しい判断だと思うぞ」

凰哦さんの許しも出たし、とっととお帰り願おう…。

「ちょっ、ちょっと待って〜!いきなりそんな事言わないでよ〜お願いだから〜…」

「そそそ、其うだよ!頼むよ解雇しないでくれよ〜!此処を解雇されたら、俺達無職になっちまうよ〜…。途方に暮れちゃうよ〜お願いだよ〜ん……」

ケッ!この2人、泣き付きよりましたよ。

片平さん何て、マジ滝の様に涙を流してますわ…。

本当この人、警官と組長してたの?

こんな特殊な方が、良く警官と組長が務まったモノだよね…。

不思議不思議…。

「知りませんそんな事!子供達に悪影響を与えそうな芽は、早目に摘み取らないといけません!正直片平さんは、今日こんな人だと知ったけれど、まさか仲上さんがこんなキャラだとは思っても無かったよ…。僕、今日限りで弟辞めます」

「そんなぁ〜、コレからはちゃんとするから摘み取らないでよ〜。お願い!お願いします!其れと、私は端っから蓮輝君を弟とは思って無いから、辞めてくれても全然構わないわよ?でも覚悟決めて仕事辞めて来たのに、此処の仕事が無くなっちゃったら、私とても困るのよ〜!お願いだから〜!」

「お、俺も警官辞めた理由は、孤児院の仕事がしたくて辞めたんだぜ?やっと俺の夢が叶うと張り切ってさ。其れに、子供達を病院の寮に住める様頼んだのは俺なんだぞ?此処の土地を提案したのも俺なのに、其れは無いんじゃないのかなぁ〜?」

おぅ?ん?えっ?…何か取り扱い注意さんが言いましたけどね、聞き流しても良い内容じゃないよね?

「ねぇ凰哦さん、取り注さんが言ってる事…本当なの?…」

「病院の寮の件は、江田院長から片平さんの事聞いては無いが、ある人に話を聞いて強く勧められたからと言っていたが、まさか其れが片平さんだったのですか?」

「其う、其う俺!俺があの人に子供達の事を教えたんだよ。あの人とは長い付き合いだからな、信用のおける立派な大人は、篠瀬君と江田さんの他に知らないからな…」

おや?…この方、案外マトモな所も有るじゃないの。

この人からは、“意外”以外の言葉が出て来ない気がするよ…。

「で、此処の土地は如何なの?」

「あぁ其れは本当だ。だから新しい孤児院をこんなに早く用意出来たんだ…」

「へぇ〜其うだったんだ〜」

「あの時は、色々と重なってたせいも有って、此処の物件をリフォームして我が社で管理する何て、考えも思い付きもしなかったからな…」

確かにあの時は親の仇の事、スペースデブリの事、保護した子供達の事、新たに子供達を世話してくれる人を探さなきゃいけない事、更に元々居た孤児院を警察に明け渡し、新たな入居先の施設を見付けなくてはいけなくなった事…。

其の全てを短期間で済まさなければいけなかったもんね…。

其の事を知った劇薬…じゃ無かった、片平さんが江田院長さんに掛け合ってくれたんだって。

片平さんはスペースデブリ共の存在をずっと捜査してて、まさか僕達の親の仇が捜査対象だとは思って無く、自分の仕事の合間に協力を仰いだ凰哦さんを助ける為に、色々と情報を手に入れたらさ

“あれ?コレって俺達の獲物じゃんラッキー♡ん?孤児院?…って事は、捕まえた後の子供達を誰が世話をする?住む場所は?おおぅ?不味いじゃん!”

と、考えたみたいでね、僕達が行動に出る前から江田院長さんにね、掛け合ってくれていたみたい。

其れが本当なら、かなり先読み出来る出来た人だよね〜。

でね、片平さんが言うには江田院長さんがね、中々OK〜!出さね〜んだわ、病気でも無い子供達が毎日病院をウロウロしてるのを見て、不愉快に思う人達に何かされるかも知れないからダメだってな、何とまぁ〜肝の小せぇ事だと腹抱えて笑ったよ…だって。

何処に笑うツボが有ったんだろう…。

本当変わった生命体です。

「でね、努さんが毎日最低5回は通い続けたのよ」

ん?此処で何故仲上さんが話の続きを始めようとしてるの?

あっもしかして…

「其の先言わなくても分かったから、聞かないでおく…」

「でね、其のうちの4回はね、私にアプ」

「聞かないって言ってるでしょ!」

「ローチして来たのよ〜。其れも熱烈にねぇ〜♡」

「無理矢理にでも、最後迄言い切りやりましたな…」

何だかバカバカしくなってきたよ…。

取り敢えずスイッチ…

「待って待って!ちゃんと大人の対応で話すから、ビリビリと解雇は止めて〜!お願い〜!!」

「河橋君!俺もちゃんとするからよ、お願いだぁ〜…」

良い大人が此処迄アタフタしてるのは、見てて辛いから止めて差し上げましょう。

で、ちゃんと話を聞く為に、新しい孤児院の食堂で全員で聞きました。

如何やらね、江田院長も本当は即OKだったみたいなんだけれど、話を待ち掛けられたちょっと前に、入院患者さんが大暴れして、他の患者さんや職員に大怪我させたみたいだった様で、断ってたらしいのです。

でも凰哦さんが、子供達の為に奔走してる事を伝えたら、心打たれて了承したみたい。

で、其の後何だけれどね、新たな施設の目処が立って、後は職員探しと思ってると聞いた片平さんがね、昔からの夢だった保育士の仕事が出来ると思ったみたいで、凰哦さんに自ら立候補したんだって。

凰哦さんも始めは組長さんだからって断ってたらしいんだけど、実は警官なのでした〜と警察手帳とかを見せて驚かせたみたい。

で、詳しく話を聞き、あっコレ僕に黙っていたら面白いだろうと、片平さんを採用したのです。

其れが間違い!

ただ僕を驚かせたい為だけに、どんな人かも良く知らないまま採用するから今の現状が有る訳で、更に片平さんがお付き合いしてる仲上さんを引き抜こうと持ち掛けて、其れも了承したからさ、また子供達の前で、見せてはいけないモノを見せる可能性が出て来て、悪影響を与えるかも知れない羽目になってしまってるんだよね…。

だからこの2人の採用は無し!で進めたいと思います。

でも…

「俺マジで昔から保育士になりたくて、其の為の勉強とか頑張ってきたんだぜ〜。残念ながら俺の顔が怖いからとか、意味も無く笑って仕事にならないだろうとか、意味の分からない理由で断念させられて来たんだよ〜…」

泣き付いて来た片平さんの断られた其の理由、バッチし納得出来ますよ。

片平さんをちゃんと理解してない人には、先ず採用なんて無理!だよね。

今現時点で無理だと思ってる程なのだから〜。

でも一応何処迄本気なのかは、聞いておかないといけない気がするので…

「ねぇ片平さん、本当に保育士に成りたかったの?そんな人がさ、警察官を仕事として選んだ理由とか、ちゃんと有るのかな?ただ単に、保育士に成れなかったから、適当に就職したって訳じゃ無いんだよね?」

「勿論其うだよ!…本当はさ、街の交番で勤務して子供達を少なからず守れたら、其れも有りだよなぁ〜と思い直して、厳しい警察学校を卒業したんだぜ?でもさ、俺の強面を抜擢されて警官になってたった2年で潜入捜査。気付けば組長になっててどんどん保育士から離れて行くんだよなぁ…」

物悲しげに語る片平さん。

「俺…こう見えて料理はプロ級だし、ピアノとか弾けるんだぜ?」

「ん?ピアノ?…そんな特技が何の役に立つの?必要なの?」

「何!?知らないのかい?保育士の必須の1つは、ピアノの演奏が出来無いとダメなんだ」

「えっ其うなの?」

「全ての保育所が其うなのかは分からないが、俺が目指した所は其うだったよ。子供達に歌を聞かせる時とか、お遊戯の音楽を弾かなくちゃいけないからな、其の為に音楽の先生にビッチリガッツリシゴかれて、猫ふんじゃったは完璧!何だぜ?」

「………其れ以外は?」

「譜面さへ有れば、一応何でも弾けるさ。其れと、お昼ご飯を作らないといけない事も有るからと、料理も飲食店でバイトして、料理長とかに指導して貰ってさ、料理のスキルも万全さ〜!」

「……どんなメニューが作れるのさ?」

「聞いて驚くなよ〜?目玉焼きだろ、茹で卵に、スクランブルエッグと…」

「全部簡単な卵料理じゃんよ!」

「ん!?簡単?…其れは聞き捨てならんな…。シンプルな程難しいんだぞ!?」

「うっ…そ、其処迄言うなら僕達に作って食べさせてみてよ…」

「おっ?ホホゥ〜良いだろぅ〜。でも条件付きでなら作るが如何だ?」

「条件?其れ、どんな条件なのさ…」

「そりゃ勿論、解雇しないって事!普通とか不味いと思ったら解雇でも良いが、上手い美味しい!ってなったら解雇無しにして欲しい。ダメか〜?」

「…僕1人じゃ決められないから、凰哦さんに委ねるよ…」

「俺は別に良いぞ?片平さんが出した其の条件付きで構わない…。ですから片平さんも本気で作って下さい、一切の便宜は計りませんよ?」

「オッシャッ!契約成立!ちょっと待っててくれよ、必ず上手い美味しいと言わせてやるから!俺の夢も掛かってるから、本気で作って来るわ!」

スっごく楽しそうな片平さん。

「あっ其うそう、卵料理作ってる間、良ければ其処に有る和菓子やケーキとか、適当に食べて待っててくれよ〜」

其う言い残して、キッチンへと向かう片平さん。

「ん?ケーキに和菓子?…へぇ〜片平さん、子供達に気を利かせて買って来てくれたんだ〜」

「其れは違うわよ、コレ全部努さんが昨日から作って用意した物よ?」

「!!!」

驚いて声も出ませんでした!

だって、どれもコレもプロが作った物にしか見えないんだもの…。

和菓子は、伝統的な作りで綺麗な彩りに細かい細工を施してるし、ケーキはデコレーションに、立体に作られたチョコの飾りが綺麗に飾られてて、まさか片平さんが作っただなんて思いもしませんですよ…。

其う驚いていたらね

「お待たせ!…何だ?折角作ったのに、誰も食べて無いのか?」

「いや、余りにも綺麗だから、勿体無くて食べられないよ」

「其うか?アッハハハ、其れは嬉しい言葉だなぁ〜」

本当この人からは、“意外”以外しか出て来ないです…。

「OK合格!僕は解雇を撤回する様進言します!」

「おっ!?マジ!?良いのか?未だ作った卵料理食べて無いのに、許可しても大丈夫なのかい?俺としてはありがたいが、食べてから判定してくれても良いんだがな?…」

「食べなくても分かるよ、だって其の卵料理から香る調味料から何となく分かるんだもん。料理毎に使う調味料とか、とても拘ってるでしょ?火の通し方とか其の他色々とね…」

「おっ!?凄いな…良く分かったなぁ…驚いた…」

「蓮輝は独学で料理を身に付けたんですよ。だから人一倍、料理研究を頑張ってました。美味しい物を少しでも多く食べて貰いたいからって…」

凰哦さんが僕の肩に手を乗せて、片平さんに其う言ってくれた。

少し恥ずかしいけど、とても嬉しかったよ。

「で、全責任者の凰哦さんは、片平さんと仲上さんの解雇の件は如何するの?僕勝手にOKしちゃったけど…」

「勿論OK…と言うか、初めから解雇する気は無かったからな…」

「えっ?其うなの!?」

「片平さんの料理上手は、以前から知っていたからな。ただ子供達の前での事が有ったから、戒めのつもりで蓮輝の提案に乗っかっただけだ」

「あっ其うなの…だって、良かったね〜2人共…」

「本当に!?嬉しい〜!ありがとう努さ〜ん♡」

「本当良かったよな〜このみ〜♡」

あっまたイチャ付きだしたよ…全く戒められて無いよね?

はいポチッ…

「ビッ!」

「イッ!」

「懲りないのなら、トコトン懲らしめるよ?良い?分かった?」

「「はい…」」

コレでようやく少し安心出来るかもねぇ…。

ちゃんと理性を利かせてくれていればね…。

僕の心配は此処迄にして、子供達の平和を願って、丸く収まった事にしておきますか〜。

「ねぇ蓮輝お兄ちゃん、凰哦叔父さんがさっき言ってたんだけれど、蓮輝お兄ちゃんが僕達に絵本作ってくれたんだよね?絵本このカバンの中?見て良い?」

「うん良い………」

ヤバい!すっかり忘れてた!

カバンの中に、絵本以外のパニックグッズが入ってるんだっけ…。

如何しよう…。

「あれ?コレ何だろ…パチパチ言ってる…。ん?これはトゲトゲボール?…あ、後コレは…」

「あああっ其れ以上見ないで〜!」

慌ててカバンを奪おうとしましたが、しっかり凰哦さんにクレーンキャッチされまして

「ウィィーーーン…ガチャ…。はい蓮輝君ゲット〜!」

と、戯けてみましたがダメでした…。

ですよねん…分かってますとも…。

「其れじゃ私達はこの辺で帰ります、何せコイツを病院監禁しなきゃいけないので…。では失礼…」

笑顔なのにツノが生えた鬼凰哦さんに、有無も言わせて貰えず病院に護送されました。

皆んな〜元気で暮らすんだよ〜!

達者でねぇぇぇ〜〜……。

こうして、春が来るのを僕1人、寂しく待つ事になりました。

でもやっと数有る心残りの1つがまた、思った展開じゃ無い事も有るけれど、無事解決出来た事が嬉しくて、皆んなに感謝してるんだ〜。

だから春迄1人にしないでよ〜……。

如何でしたか?劇薬ズの活躍は?

中途半端に終わってますが、コレでこの章ラストです。

次話から新章が始まります。

では次話をお待ち下さいね〜。

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