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女神(妹)と気ままに異世界生活  作者: 月之住人
学校
35/44

出発

 突然ですが、第七、八部分での適性検査なのですが、とある作品と酷似している事がわかったため、内容を変更しました。

 その影響で、第八部分が短くなっています。

 その後の内容は変わりません。

 

 俺は、一年間ひたすら頑張った。

 茉莉の修行は、だんだん手間がかかるものになってきたりと、大変になってきた。

 それにプラスで、自分で強敵を召喚し、ひたすら倒し続け、力をつけてきた。

 その成果は、


名 八坂井 葵


種 人間?


レ 9999


魔 計測不能


総 9000000 ランクS


ス 万物適性Lv10 魔神の化身Lv10 神の加護Lv10 手加減LV10 メニューLv5 ????Lv??


称 ???? 神の兄 神達のお気に入り 超越者 人外 料理の神 救世主 良い子の味方 伯爵 信仰対象


 というような感じに変化していた。

 前回確認した時から、レベルやスキル、ランクは変化なしだが、総合力は400000上昇し、称号は二つ増えている。

 期限は、まだあとは1年残っている。

 さらに総合力や称号を増やす事は可能だろう。

 もしかしたら、スキルも増やせるかもしれない。

 スキルを増やす事が出来たら、さらに戦いの幅が広がるだろう。

 まあ、使いこなせなければ意味がないのだが...

 そこは完全に努力次第である。

 逆に使いこなせる事が出来れば、とても強力な奥の手になってくれるだろう。

 だが今、一つだけ心配な事がある。

 相手の実力がどれくらいかがわからない。

 強いという事は教えてもらえたが、詳しいところがわからない。

 相手の事がしっかりわかれば、どれくらい強くなればいいのかだとか、対策が立てやすい等、メリットがたくさんある。

 というわけで学校が休みである今日は、これから目標である吸血鬼の所へ遊びに行こうと思う。

 そう、決して倒しに行くわけではない。

 遊びに行くだけである。

 何かあったら、すぐに全力で逃げ帰るつもりである。

 まあ、きっと何とかなるだろう。

 さて、俺はせっかく遊びに行くのだ。

 少し準備をするべきだろう。

 しかし、今からすぐに準備できる事は少ない。

 せっかくなので、メニューを強化する。

 さて、今のメニューには、おれにとってあまり使い道がなくなってしまっている能力がある。

 そう、マップである。

 今の俺のマップの使い道は、俺の迷子対策と、生物等の場所を表示する機能で、近接攻撃限定であるが、奇襲対策の二つだけである。

 こんなに使い道がないのであれば、正直いらない能力になってしまう。

 ただただ無駄な能力である。

 そんな能力を保持するのは、なんかちょっと嫌である。

 もつなら使う能力だけで良いのだ。

 まあ、俺が望んで手に入れた能力なんだけど...

 そんな事はどうでも良い。

 とりあえず今必要な事は、このマップの機能の強化である。

 俺が思いつく追加機能は、たった一つである。

 そのマップに映っただけで、その対象の能力を確認できるようにする、というものだ。

 国が映れば、国の情報を確認でき、生命等の反応が検知されれば、その対象の情報が表示される。

 そうすれば、その対象に近づくだけで、それは危険な存在かどうかがわかり、自分の身を守るのに役立ってくれるだろう。

 というわけで、今回望むのは、マップに映るだけで、映った対象の情報を、可能な限り確認できる能力だ。

 この機能があれば、マップは十分に機能してくれるだろう。

 相手が予想以上に強くて負けてしまったなどと言う、笑えない事態になる事はないだろう。

 能力が欲しいと願うと、勝手にマップが拡大された。

 すると、拡大されたマップの一部が、地図ではなく説明に代わっていた。

 国の名前や人口、首都、面積等の情報や、今いる首都、アンビアーノの情報も載っていた。

 無事に機能を増やす事が出来たようだ。

 メニューのレベルも、一つ上がっただろう。

 今できる準備はこれくらいだろう。

 じゃあ早速、茉莉に許可をもらってから、遊びに出かけようじゃないか。

 

「まーつーりー、吸血鬼さんの所に、遊び行っていいー?」


 離れた場所にいた茉莉に確認を取る。

 すると、茉莉はこっちに歩いてきた。

 まあ、離れた場所で話をするのは、ちょっと大変だから、近くに来るのは当たり前か。

 そんな事はどうでもいい。

 許可がもらえるかどうかが大切なのだ。


「おねーちゃん、その吸血鬼ってあの倒さなきゃいけない吸血鬼?」

「そうだけど?」

「そうだけどって、おねーちゃん何をやろうとしているのかわかってるの?」

「遊びに行くだけだけど?」

「なにをして遊ぶの?」

「魔法使って戦いごっこぐらいしかやる事はないかな?」

「女の子なんだから、もっと他の遊びをしなさいよ。」

「やることないんだもん。」

「だからって、吸血鬼の所に遊びに行く必要はないでしょ。」

「どれだけ強いのか確かめる必要はあるよ?」

「だとしても、危険なのには変わりないからだめ。」

「じゃあ、茉莉もついてきてよ。そうすれば何かあったときに、すぐに助けてもらえるね。それじゃだめ?」

「う、ちょっとだけしゃがんで、上目使いでお願いしてくるなんて...こんなの、断れるわけないじゃない...しょうがないからついて行ってあげるけど、危ないことはしちゃダメだからね。」

「はーい。おねーちゃん、ありがとう。」


 ふっ、ちょろいな。

 プライドを捨てて、上目使いをしたかいがあった。

 最後のやつも、きれいに決まったようで、茉莉は、か、可愛い!可愛すぎる!天使だーって言いながら、抱きついてきた。

 ちょっと苦しいので、早く解放してもらいたい。

 ちょっとやり過ぎてしまったようだ。

 苦しいから離してと、頼んでみたが、全く聞き入れてもらえなかった。

 まあ、許可を貰える事が出来たので、そのお礼として、もうちょっとだけこのままでいよう。

 決して、この状況が嬉しいからとか、そのような理由出はないことを信じてほしい。

 本当だぞ?

 しばらく抱きつかれていると、急に解放され、すごく張り切っている様子で、


「それじゃあ早く準備をしてね、おねーちゃん。」


 と言うと茉莉は、セバスチャンに、森の奥にいる吸血鬼の所に行くから、早く準備してっと言うと、自分の部屋に入っていった。

 俺は、茉莉の許可がもらえなかったとしても、無理やりにでも行く予定だったので、出かける準備はできている。

 だから、茉莉とセバスチャンの準備を待つだけである。

 それから玄関で待っていると、すぐにセバスチャンが来て、外に出て行った。

 馬車の準備をしに行ったようだ。

 さらに待っていると、茉莉も準備を終えて玄関にまで来た。

 すると、外に出ていたセバスチャンも、馬車の準備ができたようで、玄関に戻ってきた。

 これで、出発できるようである。

 しかし、森の奥まで馬車で行けるのだろうか?

 途中からある気になるのであれば、一回俺だけが先に行っといて、その後は転移(ワープ)で移動してしまった方が楽な気がする。

 まあ、せっかくセバスチャンが馬車を用意してくれたのだ。

 馬車でゆっくりさせてもらおう。

 



 馬車に揺られること数時間。

 最初の方は道はしっかり整備されていたが、少し進んだだけで整備されていない状態の所に出て、今目の前には、人一人がぎりぎり通れるぐらいの幅しかない道が続いている。

 ここからは馬車は通れないため、歩いて進む事になる。

 マップを見る限り、この先にわかれ道などはなく、一本道である。

 ここからは、セバスチャンは馬車でお留守番をして、俺と茉莉の二人で、吸血鬼の所に遊びに行く。

 そう、今回は遊びに行くだけなので、近づいてきている事がばれても、何にも問題はないのだ。

 だから、森を歩くのは面倒くさいので、木の上を通って行こうと思う。

 魔法を使うと、魔力が無視しきれないぐらいに消費されてしまうので、今回は、俺の人の域を超えた身体能力と、全力でかける身体強化魔法で、思いっきりジャンプしていこうと思う。


身体強化(パワーアップ ) 茉莉、ジャンプするよ!」


 俺は、茉莉を抱っこすると、間髪いれずにジャンプした。

 一瞬で高高度に達する事が出来た。

 ちょっと下を見てみると、俺がジャンプしたところは、大きなクレーターが出来ていた。

 またまたやりすぎてしまったかもしれない。

 今度、程良い力加減の仕方を教わった方がいいかもしれない。

 まあ、そんな事は今はどうでも良い。

 このジャンプによる超高速移動で、吸血鬼の館が見えてきた。

 ようやく遊べるようである。

 遊びだからといって手を抜くつもりはない。

 全力で遊んでやる。

 とても楽しみだ。

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