6. 新たな竜種と王女との出会い
この間から王子達は、私の家で遊ぶようになり、ユアンの女性嫌いも治りつつあるある日
私は、今ハラハラしてます。
なぜなら、さっきからアリアとユアンが何やら話している。これは、フラグなのかと思っているが違うかもしれないので遠くから見ることしか出来ない。
じっーと見つめていたら話し合いが終わったようで、アリアが小走りで「姉様~!」と呼んでいる。(呼ばれているから行かないと…でも可愛すぎてやばいうちの妹)
なんて家族大好きなでブラコンな私は新たにシスコンという称号を手に入れた。
そんなことはさておき、アリアのそばによった。すると、
「姉様はユアン様の事好きですか?」
と問いてきた。
(ヤバい…さっきのはフラグだったのか。)
私は内心焦りながら
「友達としてなら好きだよ。」
と答えアリアは
「私の事は?」
ときいてきた。
私はすぐに
「大好きだよ」
と答えた。
そして、何故こんな質問をしたのか聞いてみたら
「姉様が最近、ユアン様と仲良く遊んでいるから…」と頬を膨らませて言った。
アリアは私に懐いてくれているので、ただのやきもちてよかった。
ユアンも城でユエンと動物達をもふもふしに行こうとするとき必ずついてくる。一人が寂しいからだとニヤニヤしていたら
「べっ別に寂しいから来たんじゃなくてユエンが心配なだけだからな!」
「何も言ってないじゃん(ニヤニヤ)」
「うっ…もういいから早く行くぞ」
というやり取りが楽しくて仲良くやっている。勿論、友達として。結婚するのはいいけどユアンの元にいくと、礼儀作法とか色々と大変そうだし堅苦しいのが苦手なので断りたい。
何度も言っているがユアンは
「お前を手放すつもりはない。好きだからな」
「それは、いつか愛しく思う人に伝えた方がいいよ」
「リリィ、それは言っちゃダメだよ…」
いつもボケてくるので話にならない。
そういうやりとりをしながら遊んでいた時
ユアンは美女をユエンは美男子の召使いを連れて来た。
その二人には人と違う所があった。それはシェインのように人離れした髪と目の色だ。
ユアンの方は、赤よりのピンク色の髪に赤い瞳でいかにもお姉さんのような雰囲気で、ユアンの方は紺色の髪に水色の瞳で騎士のような雰囲気である。
初めて会うので驚いていると、シェインが色々と教えてくれた。
王子達も私と同じく竜騎士候補でお姉さんの方がユーリア、お兄さんの方はドレイクという名前で二人とはシェインは仲が良いらしい。私が遊んでいるときによく三人で話しているらしい。
シェインから聞き終わったのを見てユーリアが抱きついてきた。そして、
「あなたの事は、シェインとユアンから聞いているわ。ユアンを変えてくれてありがとう!今度お茶会でもしましょうね。」
といいドレイクが私からユーリアを離してくれた。
「ユーリアがすまない。私からも感謝する。ユエンと友達になってくれて。」
ユーリアもドレイクも嬉しそうに言いながら王子達から
「…っウルサイ向こうで花でも見てこい!」
「ドっドレイク恥ずかしいよ。お礼は僕が先に言うべきなのに…」
と仲良く話していた。
そして、ユーリア達が花を見に行った後、私は、一人の少女にあった。
その子はなんとなく心当たりがある。
ユエン達と話すときに時々妹の話が出るのだ。
多分この子が、妹のアンちゃんなのであろう。
私は近づいて話しかけに行った。
妹ちゃんの反応は、
「えっと誰?もしかしてリリィ様?」
「うんそうだけど…」
「兄様達を返して!「えっ?」リリィ様のせいで兄様達が私とあまり遊んでくれないの」
と言われた。確かに、何回か訪れ一日中遊んでいて気づかなかった。妹ちゃんは寂しかったであろう。(なんか悪いことしちゃったな…こんな風に怒っている人には謝るのが一番)
「ごめんなさい(土下座)「えっちょっ…」あなたに寂しい思いをさせてごめんなさい。何でもするから許して」
その一言でアンは許してくれた。
「何でもって言ったよね。なら私とも遊んで!
私森に行きたいのに皆行かせてくれないからあなたなら行ってくれるよね?」
王女も外で遊びたかったらしい。森はいつも行くし、シェインもいて安全なので
「はい、勿論ですよ!」
と答えた。
そして、アンとも遊ぶ約束し家に帰ったのだった。
登場人物の情報を後書きで書きたいと思いますので、次から書いていこうと思います。
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