第七章 『賭け事』
今回は『危険』でも『美しい』恋を描いてみました。これは僕自身でも経験した事の無い物語です。しかし男がいかに駄目な性格かを見つけせると思います。後はとても面白いと思います。
友達の蒼原に誘われとある店で飲む事になった。今年で二十歳になった俺は何とか飲む事ができる。だが心配事もある。二十歳になるまで一滴も『酒』といい、『ビール』というものを飲んだ事が無かった。もし下手に飲みすぎるとおかしくなるんじゃないかという不安が頭をよぎる。
でも飲まない訳にもいかない。せっかく蒼原に誘ってもらったんだ。大人になるためと思って飲めばどうって事ないだろう。
店は長年続く『ビュー』という名で、蒼原行きつけの店だという。蒼原いわく、『酒』がとにかく美味いらしい。まあ酒というものをよく知らない俺にとって聞き流したくなる様な話だった。ところがこの後、この店に来て良かったと思う出来事がある。
女子だけで来ているとあるグループがあった。その中にいる一人の女性に目がいった。そして何故だか知らないが向こうも俺を見てくる。一体これはなんなんだ。まさかこの感じが『出会い』というものなのか。
『ごめん、ちょっと席外して良い?』
『あっああ、おけ』
『まじ悪いな』
出会う時は、『磁石の様に』なんて事をいうが、完全否定していた。しかし、それが真実なのだと今、この場で知る羽目になった。心が不審に思っていても、体が動いてしまう。もうおかしくなりそうだ。
向こうも確実に俺の事を気付いていた。すると向こうはこっちへという意味なのだろうか、手招きをする。俺はまるで犬の様にその方向へ。そこにあったのは『長いカウンター』。まあよくある事だ。
やっと彼女と話す事ができる。彼女の方はかなり酔っていたらしい。ある意味『危険な状態』だった。とは言っても自分も同じ状況だったのだが。このままだとかなり『やばい』状況になるのは火を見るよりも明らかだ。そうと分かっていても抑えきれない。
『ちょっと、待った!』
『楽しみは取っときな』
『これ以上はやばいからね』
危険行為寸前の俺を止めたのは、ここの店に誘った本人『蒼原』だった。そもそもこんな事になったのは誘ったあいつのせいなのだが。逆に感謝している事もある。もし蒼原が止めてくれなければ多分警察行きだろう。とりあえずその日が終わった。俺な恋は一瞬で幕を閉じたのだろうか。
今回の物語は、『熱くて危険な恋』を表す様なものです。友達の蒼原に誘われ、『飲み屋 ビュー』という店で飲む事になった昂喜。今まで『酒』というもに一切手をつけてこなかった昂喜は不安でいっぱいだった。
しかしそんな不安などちっぽけに思えてしまう様な恋がなんと『飲み屋』で繰り広げられるのだった。




