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ライト  作者: ムドゥー
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第六章 『仲間と見た物』

今後、九月に友達と海に行く約束をしていまして、その時の予想をこのストーリーに組み入れて仕上げました。ストーリーだけでなく、実際にも良い旅だと思える様に頑張ります。

蒼原と話すようになったのは咲と別れたあの日以来からだった。蒼原は昔から変わらない。昔と変わらず優しい奴で何でも相談に乗ってくれる。あいつとは喧嘩もしたし、自転車にまたがって旅もした。確か『また行こうな』なんて約束したっけ。

その約束が今、起きようとしている。中学時代に旅した奴らとともに五年ぶりの『チャリ旅』、そう思うとやたらに胸が騒ぐ。少し前にふられた奴とは思えないほどのはしゃぎ様。周りはさぞかし驚いた事だろう。だがあの楽しさをまた楽しめるとなると『ワクワク』するのも無理は無い。

そして、いよいよその日がやって来た。春休み真っ最中の時期に行くのだが、丁度良い季節なのだと誰もが肌で感じている。旅当日、皆それぞれの思いで臨んでいるのだと顔を見てすぐ分かった。来たのは『六人』。

一人目は、おなじみの『蒼原』。この旅の企画者でもある男。

二人目は、元テニス部 部長の『谷川』。こいつがチャリンコで横浜に行くのは初めてだがテニスで鍛えた足があればどうって事無い。

三人目は、物凄く低学歴の男『沙水』。中学の時はどちらがテストで上か競い合っていた。つまり相当な人物。

四人目は、サッカー超実力者の『健也』。幼稚園からの幼馴染ですごく仲の良い友達の一人。

五人目は、現代小説家、過去はプロのテニスプレーヤーの凄男『亮』。俺が小説の道を歩んだのもこの男のおかげ。

以上、この六人で旅に出る。未経験者は『谷川』、『沙水』、『亮』の三人。まあ、その分『俺』、『蒼原』、『健也』でカバーすればいい。ルートは俺が知っているので俺が先陣を切る事になった。

最初は順調なペース。最難関の坂もすんなり越える事ができた。これは予想以上の出来栄えであり、この先に進める大きな勇気へと変わる。だが油断は禁物。いつ誰がぶっ倒れるか分からないので休憩は小まめに行った。最後の休憩場で沙水がこんな事を言い出す。


『ペース、早すぎじゃね? いつになったらつくんだよ』


『ペースならいくらだって落としてやる。 でもやる気がなきゃ死ぬぞ』


沙水の言葉に一言入れたのは、企画者の蒼原だった。蒼原にとってこの旅は何としても成し遂げたい事だという事は誰が見ても分かるほどだった。そんな蒼原は沙水の言葉にいらだちを覚えたのだった。

争いは付き物だと思っていたので特に気にしたりはしない。最後の休憩も終わったので後は目的地に向かって走るだけだ。ペースは沙水に合わせたので少し遅めだが何の問題も無く目的地である『浜ヶ浦の海岸』につく事ができた。

遠い昔に約束された約束が今叶ったのだ。言い表せない程の『嬉しさ』、そして厳しさを耐えてここまで来たという『達成感』を感じ、溢れる思いを懸命にこらえていた。

企画者の蒼原の目には大粒の涙が。涙は太陽の光を受けて光っている。彼がどれだけこの日のために全力を尽くしてきたかこの涙を見れば分かる。他のメンバーもそれぞれの思いを全面に出していた。

そして俺もまた、仲間の大切さ、仲間で見るこの海の景色はどんな時よりも熱く輝いている。かつて咲と見たあの景色よりも輝いていた。

咲との別れを忘れるべく、中学の同級生数人で『チャリ旅』を実行。しかし、そこにあったのは『辛い現実』。メンバーの一人『沙水』が諦めようとしたその時、止めに入ったのは『蒼原』だった。その後、メンバー全員で見た景色は思わず言葉も失うほどのものだった。仲間との絆が何よりも大事なのだと改めて実感する昂喜なのであった。

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