第一章 『かけがえのない日々』
どうも!ムドゥーです!
久しぶりに書いたこの作品。書こうと思ったきっかけはかつて自分が描いていた夢を再び叶えようと思ったからです。アメ車のカファロとはアメリカ社『シボレー』の『カマロ』をモチーフにさせていただきました。
俺の名前は『としき』。高校卒業したての若者だ。俺が何より今したい事それは今まで貯めてきた金で『車を買う』事だ。俺が欲しい車は『カファロ』という名で、あの有名な映画『トランスフォーメーション』に出ている車でもあった。俺が心惹かれたのは、カファロを映画だけでなく、この目で見だからだ。
実際に見て、この身で感じなければ『本当の美しさ』を見ることはできない。だが俺は見てしまった。確か十二の時だ。道端に停めてある新品のカファロを生で見たのだ。その色といい、形といい何一つ無駄の無い姿に俺は心打たれた。そして思った、『この車は俺を待っている』と。
それからといい、ひたすらこの車のために生きてきた俺は色んなことがあった。大事なものだっていくつも無くした。それは『絆』、『友』、『女』など色んなものだ。だが今となってはその話も忘れちまおう。何故なら目の前にはあの『カファロ』があるのだから。
カファロの値段は高く普通の奴じゃあ到底買えない。まあ軽く五百万はするだろう。だが文句など一つも無い。何故なら値段以上にカファロには素晴らしさが込められていることを俺は知っていたからね。
この世は酷いもんでかっこいければそのものを嫌う時がある。カファロにもなんだかあるそうだ。というのも『燃費が悪い』らしいのだ。元から『アメ車といえば燃費が悪い』という印象がつけられてきた。だが日本の皆さん、それは違うぜ。最近ではどこの車も変わらない。それはアメ車も同じでグングン進化してきてるのさ。別にアメ車乗って欲しいわけじゃ無い。だが昔にだけ目を向けていれば今の時代の変化についていけない。それを知っていて欲しい。
本題に戻るとすると、どこからか。確か車を買う直前であったな。車を買う時によく言われるのが『人が車を選ぶ』という言葉。でも俺は違うと思う。本当はその真逆なのでは無いだろうか。そう、『車が人を選ぶんだ』。これはある映画から教えてもらった事だ。
城田市のアメ車専門店へと足を運んだ。父と共に行ったのだがあくまで俺が買いたいのはカファロだ。父の言う事は信用ならないからな。店へ入るとそこにはアメ車の列が。これだけでもめまいを起こすところだ。しかしカファロがあったのだ。ずいぶん前に売られていた車だがまさか未だにあるとは思わなかった。
俺はカファロを見つけると店員を呼び出してすぐさまこう言った。『この車を買いたいのですが、良いですか?』と。店員は驚く素振りを見せた。そりゃそうだ。誰もこんな高い車を買うはずがないからな。だが店員も了承し車が引き渡された。俺は免許だって持ってるしすぐに車の中へ。いや俺にとっては『夢の中』なのかもしれない。
高校を卒業して間もない青年『昂喜』。彼はその後、無事就職につき懸命に働いた事もあり夢にまで見た車『カファロ』を買う事になった。店で見つけたカファロは数年前に見た輝かしい姿と全く変わらず昂喜をまたもや魅了した。これまでにない幸せを手にした昂喜だが彼の夢はこれで終わりではなかった。




