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あれでもこうでも十二支十二支  作者: 名無し
集合十二支組!
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集合十二支組!

此処に住む動物は人間界の動物より選ばれた特別な動物達。

その動物達を纏める組織は十二支組と呼ばれていた。

これはその十二支組の話である。



登場人物


子…十二支組の一応総組長。

丑…十二支組の一人。組の母。

寅…十二支組の一人。辰と共に警備役を担っている。

卯…十二支組の一人。医学に詳しい。

辰…十二支組の一人。寅と共に警備役を担っている。

巳…十二支組の一人。組の会計や金銭管理を担っている。

馬…十二支組の一人。書類管理や動物達の様子を見る役。

羊…十二支組の一人。薬学に詳しい。

申…十二支組の一人。酉、戌と共に依頼等をこなす。

酉…十二支組の一人。申、戌と共に依頼等をこなす。

戌…十二支組の一人。申、酉と共に依頼等をこなす。

亥…十二支組の一人。見張り番や隠密等を行う。

猫…十二支組の一人。子の補佐を行っている。



1、十二支組の総組長、子


子「ふあぁ…おはよう」

猫「おはようございます」

子「…」

猫「…」

子「…何コレ?」

猫「本日の朝食のメニューでございます」

子「…」

パラッ。

猫のホルモン煮

猫の赤身の香草焼き

猫の…

パタンッ!

子「…」

猫「どうかされましたか?」

子「メニューおかしくない?食物連鎖おかしくない?」

猫「はい?そんなことありませんよ。ただ私は愛しい組長に早く召し上がって頂きたいだけです」

子「因みに…一応聞くけど、このメニューの猫は誰のこと?」

猫「私ですけど?」

子「もうやだこのカニバリズムヤンデレ(泣)!!」



2、組の母…丑


子「た、助けてくれ」

丑「どうしたの?」

子「朝からあれは無理だ」

丑「猫ね」

子「…」

丑「全く。あの子も仕様がない子ね。はい、牛乳」

子「ありがとう。…俺もうやだ」

丑「一応説教しておくけど、もう何度目になるのかしら。」

子「日常茶飯事だよ」

丑「そうね。全く…誰に似たんだか…」

子(確実にこの組を作ったあの遊園地の副園長だろうな)


詠「くっしゅ!誰かしら、悪霊である私の噂をしている呪われたい奴は」


3、組の警備役…寅、辰


寅「…」

辰「…」

寅「平和だな」

辰「いいことだな」

寅「毎日平和だな」

辰「毎日いいことだな」

寅「なぁ…」

辰「ん?」

寅「パトロール中に色んなところから食材貰えるから、俺ら毎日見回りなのか?」

辰「ははははは」

寅「ははははは」

辰「あながち間違ってない」

寅・辰「「はぁ」」


4、医学博士?と薬学博士?…卯、羊


卯「目標発見」

羊「目標って…」

卯「双眼鏡!」

羊「はい」

卯「ふふふふふふ!!」

羊(こわっ!)

卯「この雰囲気は寅辰かしら!?それとも辰寅!?あたしとしては寅辰が良いけど、逆も可だわ!あーん、盗聴器壊されなければ今頃何話してるかわかるのに!また申に頼むしかないわね」

羊「凄い執着だね」

卯「…他人事のように言ってんじゃないわよ。女体化薬を酉に飲ませようとしているホモ野郎。同じ穴の貉よ」

羊「結婚したいんだよあいつとぉおおおおおお!!」

卯「ウェディングドレスを見繕う時は必ずあたしも呼びなさい!」


辰「さっきから腐女子とホモが騒いでるな」

寅「あの二人何だかんだ似合ってるよなぁ」


5、金銭関連はお任せ…巳


巳「今回の支出は…でそれに対し収入は…。全員分の給料を考えると…でブツブツブツブツ」

子「か、確実に先月赤字だったな…」

猫「凄いオーラで金銭管理張と睨めっこしてますからね。しばらくは関わらないようにした方がいいですね」


6、最近書類整理ばっか…馬


馬「子様。書類整理終わりましたけど」

子「え、整理に行ってから30分も経ってないよ?」

馬「そりゃ…この数か月ずっと整理してましたから。もう整理するものが当日に渡される書類以外ないですから」

子「…ごめん。仕事、これ以外ない」

馬「平和は良いことです」

子「仕事ないけどねー」

馬「今月も赤字になりそうですね」

子「毎月赤字なんだよねー」

馬「良いこと…ですねー」

子「良いこと?…だね」


7、三馬鹿?…申、酉、戌


戌「あのバカはどこに行ったのだ!こなしてない依頼がまだたくさんあるというのに!」

酉「依頼がこなせないのはあいつのサボり癖の性もあるが、お前の融通きかない性格でもあるからな」

戌「そんなこと言ってる場合じゃない!早く探さないと依頼がこなせないのだ!」

酉「探す必要はないだろ。いつものことなんだから大方の居場所は把握できる」

戌「おぉ!さすが、三歩で忘れる鶏と違う」

酉「一緒にすんな。で、そこでいつまで知らんぷりしてるんだ申」

戌「何!?木の上!?」

申「うるせぇアホ犬」

戌「何だと!?」

酉「ややこしくなるから、黙れクソ戌。おい、バカ申。さぼりてぇなら仕事終わってからにしろ」

申「それ、サボりって言わなくね?」

酉「言わない方がいいだろ。普通に考えて」

戌「仕事は真面目にやるべきだ!我らを信頼し、託してくれたこの仕事を無事に終える!これは当然の義務だろう!?」

申「お前のそういう所ホント大っ嫌いだ」

戌「我もおんしのそういう所大っ嫌いだ!」

申「俺の方が大っっ嫌いだ」

戌「我の方が大っっ嫌いだ」

酉「俺は二人のそういう所、マジ死ねばいい」


8、見張り番といえば!…亥


見張り番。

正直、平和なので仕事してる意味あるの?と聞かれると困るけど…

個人的な意見を言えば、色んな意味であるっちゃある。

今日も見張り番を頑張りますかね。

子「亥ぃぃいいい!!見逃してくれぇええ!!」

亥「ダメです!!貴方は一番偉い方なんですから、何もないのに一般動物達の町に降りていくのは禁止されているんです!何度言わせれば気が済むんですか!いい加減に町に逃げることは諦めてください!」

子「この屋敷で猫から逃げられるわけない!いつか俺は精神的に猫に殺される!」

亥「文句言うなら先祖に言ってください!」

子「もう死んでるよ!?」


亥「卯!羊!また勝手に外出するつもりですか!?」

羊「やばい!見つかった!」

卯「うるさいわね。乳豚のくせに」

亥「腐ってる女性崩壊弱者に言われたくないですね」

卯「何?見張りしかやってないくせに…偉そうね」

亥「えぇ。貴方のような奴のおかげで、見張りをやらせて貰ってます」

卯「百合には興味ないのよ」

亥「何の話ですか?」

羊「ふ、二人共…お、落ち着こう?背後に鬼いるから。鬼オーラ見えてるから」

卯・羊「うるさいっ!」

羊「すみません!」


亥「申?」

申「げっ」

亥「毎日毎日…」

申「くそっ!今日は地下から潜って裏口から出たのに!」

亥「その努力を依頼に使ってほしいわね」

ガチャ

申「どこからバズーカ砲持って来た!?」

亥「さっさと仕事しなさい!!」

チュドォオオオオオオオン!!!

申「のぉわああああああああ!!今日も吹っ飛ばされるのかよーーー!!」


酉「さすが亥だ。容赦ねぇ。つか、申も懲りねぇなぁ」



続く

こんにちは。

名無しです。

この度、「あれでもこれでも十二支十二支」を読んで頂きまことにありがとうございます。

濃いキャラが多く、全て短文ですが、この次も読んで頂けると幸いです。

簡単な挨拶で申し訳ありません。

それでは、これで失礼します。


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