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【瑞雲・三章】京周辺地理情報

挿絵(By みてみん)

【秋津島】

 日の本の西半分を構成する島。


 〔城原(きのはら)国〕

  西の京が位置する日の本の中心。西朝各陣営の所領が入り混じり混沌としている。


  (西の京)

   ’西の’と呼ばれるが本来はここが唯一の都。

   近年、西朝陣営内で起こった大乱の影響を受け荒れ果てている。


 〔耶馬(やま)国〕

  古来日の本の中心だった地域。

  広大な盆地を擁し生産力が高いが多数の特に寺社勢力が入り混じって長年に渡って情勢が安定しない。


  (南都)

   西の京に遷都される以前に都が存在した場所。

   都が置かれた頃から続く寺社の勢力が強い。


  (三州津(みくにのつ)

   西の京や南都の西側の外港としての役割を持つ国内随一の港湾都市。

   商人による自治が行われており、西国や海外との海運の拠点となっている。

   三つの国境に近い為、こう呼ばれる。


 〔瀬古(せこ)国〕

  秋津島東岸に位置し、古代に敷島東征の拠点となった国。

  瀬古神宮が構え、歴史的に皇族との結びつきが強い。


  (出征津(でゆきのつ)

   神話で敷島東征の出発地とされる港。西側の三州津に対し、東側の外港となる。

   対岸の阿久津を始め、敷島各地からの船が多く集まっていたが東西分裂によって寂れている。

   また、秋津島東部北岸の地域からの船もこちらにやってくる。


 〔九重(ここのえ)国〕

  入り組んだ海岸線と山がちな国土の小国。農業生産力は極めて低く、航海の難所でもある。

  海賊衆が鎬を削る地域でもある。


 〔近濱(ちかはま)国〕

  秋津島東岸に南北に伸びる国。京に近く平地も多い生産力の高い地域。

  先年、東朝からの大規模な攻撃を受けた。


切途浦(きりとのうら)

 秋津島と敷島を隔てる内海。

 内海とはいえ季節風が直接吹き抜ける地形の為、内海の割りには意外と波が高く、特に冬季は荒れる傾向にある。


【敷島】

 日の本の東半分を構成する島。


 〔浩渡(ひろと)国〕

  敷島南西岸に位置する国。

  北の豊水国と併せ、広大な豊浩(ほうこう)平野が広がる国内有数の穀倉地帯である。

  また、敷島随一の港湾都市阿久津や東の京を抱える中心地でもある。

  古くは氾土国と書かれ、その名の通り洪水の絶えない土地でもある。


  (東の京)

   二百年程前より東朝が拠点としている都。水害を避けるため阿久津から内陸に入った位置に存在する。

   事実上、内裏と貴族の住居、その関係施設しか存在しない為、都市の規模は西の京と比べると大幅に劣り、都市機能は阿久津が担っている。


  (阿久津(あくつ)

   舟運で豊浩平野の産物が集まる他、敷島全体の海運の要ともなっている港湾都市。

   近年は東の京の外港としての役目も担う。


 〔豊水(とよみ)国〕

  浩渡国の北に位置し、共に豊浩平野を成す平地の多い穀倉地帯。


 〔遠濱(とおはま)国〕

  敷島西岸、切途浦を挟んで近濱国の対岸に位置する。

  近濱国程ではないが海岸平野が伸びている生産力の高い地域。


 〔彌尖(みさき)国〕

  敷島の北西の端に位置し海に飛び出す様な形をした国。

  大半が山がちで、東部にわずかに平地が存在する。

  古くより彌尖大社が座しているが現在は衰退している。


 〔堅枚(かたひら)国〕

  豊水国の北に位置する山中の国。鉱物資源に恵まれるが食料生産には向かない土地。

  大きな勢力は無いが国境が天然の要害を成しており他国からの侵入を許していない。


 〔沓前(とうぜん)国〕

  敷島の西部北岸に位置する沓国(くつのくに)の西部分を占める国。

  小国だがそれなりに安定した勢力の下、北国の玄関口として海運、農業で栄えている。


 〔沓中(とうちゅう)国〕

  沓国の中央部に位置する国。平地もそれなりに広く、大きな港も存在する。

  勢力が複数に分かれ対立している為に度々戦が起こる。

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