表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/18

第一話 4人まとめてお亡くなり

「まさか私と親友達が四つ子になるなんて…。」


「はい、今回の動画はここまで!」

「また見てねー!」

カメラに向かって白髪の少年と茶髪の少女が挨拶をした。


「うん。オッケー。」

黒髪の少年が言った。

「編集は僕が後でやっとくから。」

そう言うと、襖が開いて全体的にオレンジ色の服を着た少女ー…に見える成人女性が出て来た。

「みんなお疲れ様。お茶とお菓子ここに置いておくからね。」

「ありがとう!」

「フフフッいえいえ。」

不意に、ピロロン♪と全員のスマホが鳴った。

「なんだろ?」

茶髪の少女が自分のスマホを手に取って言った。

「地震予報?」

白髪の少年が言った。

「最近何かと物騒だしな。」

「えーっと…?」

「2時間後、震度7の地震…?」

黒髪の少年がリュックを掴んで言った。

「デマ情報かもしれないけど、一応一旦避難所に行こう。」

3人も怪しいと思いながらも、頷いてそれぞれ持ち物を持って外へ出た。


4人が外へ出て避難所に向かって歩いていると、

グラグラ…と揺れた。

段々と揺れが大きくなってきた。

「なっ…まだ30分も経ってないぞ…!」

「予報ってのは、は外れることが多いからな。」

「あんなの予想じゃないし!」

次第に立てないほどに揺れが激しくなった。


「みんな大丈夫?」

茶髪の少女が言った。

「うん。」

「なんとか…。」

「おう…。なんか気持ちわりぃ。」

なんとか、4人は全員だった。

しかし、周囲の様子は散々だった。

電柱がへし折れ、塀は崩れ、一部の家はぺちゃんこに潰れてしまっていた。


「酷い有り様だな…。」

4人は瓦礫をよけながら避難所に向かって進んでいた。

すると、「グスングスン…。」と子供の泣き声が聞こえてきた。

声のする方を見ると、一人の小学生低学年くらいの女の子がうずくまって泣いていた。

「だっ…大丈夫?」

親とはぐれてしまったのだろう。

4人は女の子に駆け寄った。

と、またグラグラと揺れた。

すると、崩れていない家が崩壊し女の子に倒れてきた。

「やばい!!」

白髪の少年が叫んだと同時に4人は駆け出していた。


4人は一人の女の子をかばい、家の下敷きになり、死んだ。

そして、4人はどこか知らない場所に立っていた。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

次回もよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ