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ハニースイートトラベル  作者: ねがぽじ
4/6

バニラちゃんの宿に泊まる事になりました(4話)

☆ハニースイートトラベル☆


(異世界転生物)


~百合注意~


~4話~


~ショコラの目線~


私の前世は、白鳥つぐみって言う女子高生でした。


でもトラックに吹っ飛ばされて気がついたらこの世界のスイート王国のお姫様のショコラ・ベルナールに転生していました。


現代の高校生の日本人の私には、王宮暮らしが退屈でしたから王宮を抜け出して旅に出る事にしました。


旅先で子供のプリンちゃんと出会いました。


プリンちゃんがなんだか私の前世での婚約者の藍沙ちゃんと良く似ていてほっとけなくてプリンちゃんと一緒に旅をする事にしました。



「ところでショコラちゃん、今日、泊まるところとか決まっているの?」



バニラちゃんは、じっと私を見つめて今日泊まるところを質問しました。



「実は、まだ泊まる場所が決まっていないんだよね……」



私は、困ったように苦笑いを浮かべて今日の泊まる場所が決まっていない事を知らせました。



「それならばショコラちゃんとプリンちゃんの2人で私の宿に泊まらない?


助けて貰ったお礼もしたいし……


どうかな、ショコラちゃん、プリンちゃん」



バニラちゃんは、私を控え目に上目遣いでバニラちゃんの家の宿に泊まる事を提案しました。



「そうですね……


プリンちゃんを野宿させる訳に行きませんし……


それでは、バニラちゃんの好意に甘えてバニラちゃんの宿に泊まらせてもらいますね」



私は、バニラちゃんの好意に甘えるのが迷惑かもって思いました。


プリンちゃんの存在を思い出してプリンちゃんの顔を見つめました。


プリンちゃんは、不思議そうにきょとんと首を傾げました。


私は、こんな純真無垢のプリンちゃんを外で野宿させて何か合ったら耐えられないって思いました。


だからバニラちゃんの方を見て頭を下げてバニラちゃんの家の宿に泊まるのをお願いしました。



「本当ですか!?


てぃへへーー、ショコラちゃんとまだ一緒に入られて嬉しいです。


それにこんなにも可愛らしいプリンちゃんと一緒に入られるのももちろん嬉しいですね」



バニラちゃんは、ニコニコ笑顔で私とプリンちゃんを見渡しました。



「それでプリンちゃんもバニラちゃんの宿に泊まるのに構わないよね?」



私は、プリンちゃんの意見も聞いた方が良いと思いしゃがんでプリンちゃんの目線に合わせてプリンちゃんもバニラちゃんの宿に泊まる事に構わないのか質問しました。



「あい、ぷりんは、だいじょうぶれす!(はい、プリンは、大丈夫です!)」



プリンちゃんは、無邪気にニコニコ笑顔で両手を大きく広げてバニラちゃんの宿に泊まるのを了承しました。



「それならば決まりですね。


それでは、宿まで案内をしますね。


着いてきてください」



バニラちゃんは、私とプリンちゃんがバニラちゃんの宿に泊まるのを了承したのを見て嬉しそうにニッコリと笑い宿に案内をするから着いてくるのをお願いしました。



「はい、解りました。


それでは、宿までの案内をよろしくお願いしますね」



私は、頭を下げて宿までの案内をお願いしました。



「あい、やどまでのあんないをよろしくおねがいします(はい、宿までの案内をよろしくお願いします)」



プリンちゃんも私を真似て頭を下げて宿までの案内をお願いしました。


私とプリンちゃんは、バニラちゃんに宿の場所まで案内をしてもらいました。


案内をされた宿は、とても大きかったです。



「ここが私の宿です。


この街では、有名な宿なのですよ」



バニラちゃんは、宿を自慢するように腰に両手を当ててニッコリと笑いました。



「そうなのですね。


プリンちゃん、大きな宿だよね。


って、あれ、プリンちゃん、何処ですか?」



私は、感心をしたように宿を見上げました。


そして近くにいるプリンちゃんに話し掛けようとしてプリンちゃんがいないのに気がついてプリンちゃんを探して周りを見渡そうとしました。



「ここれす、しょこらおねえたん(ここです、ショコラお姉ちゃん)」



プリンちゃんは、後ろから私に抱き着きました。



「わっ!?


なんだ、プリンちゃん、こんなところにいたのですね。


プリンちゃんとはぐれたかもって思い心配したのですよ」



私は、後ろからプリンちゃんに抱き着かれて少しだけ驚いたように小さく悲鳴を出しました。


そしてプリンちゃんに気がついて安心をしたように微笑みました。



「ごめんなちゃい、しょこらおねえたん……(ごめんなさい、ショコラお姉ちゃん……)」



プリンちゃんは、私に叱られたって思いしゅんと落ち込んで涙目で俯きました。



「あわわーー!?


別にプリンちゃんを怒った訳でないですよ!?


ただプリンちゃんを心配しただけだから気にしないでください!?」



私は、プリンちゃんが泣きそうになったのを見て慌ててプリンちゃんを抱き締めて心配しただけな事を知らせました。



「しょこらおねえたん、ほんとうにおこっていないれすか……?(ショコラお姉ちゃん、本当に怒っていないですか……?)」



プリンちゃんは、涙目で私が怒っていないのか不安そうに上目遣いで私を見つめました。



「うん、うん、本当に怒っていないから安心をしてくださいね、プリンちゃん!?」



私は、泣きそうなプリンちゃんを見て慌てたようにおどおどとてプリンちゃんを抱き締めてプリンちゃんの背中を撫でました。



「ほんとうにしょこらおねえたん、おこってないれすか……?(本当にショコラお姉ちゃんは、怒っていないですか……?)」



プリンちゃんは、もう一度涙目で私を見つめました。



「うん、本当に怒っていないから安心をして良いんだよ、プリンちゃん」



私は、プリンちゃんを安心させるプリンちゃんを抱き締めたままプリンちゃんのおでこにキスをしました。



「えへへーー、それならばよかったれす(えへへーーそれならば良かったです)」



プリンちゃんは、私の怒っていないって言葉を聞いて安心をしたように無邪気にニッコリと笑いました。



「ほっ……


それならば宿への案内をよろしくお願いしますね」



私は、プリンちゃんが泣き止んだのを見て安心をしたように微笑みました。



「はい、宿の案内を任せてください。


それでは、宿に入ってくださいね」



バニラちゃんは、ニッコリと笑い宿への案内を任せてほしい事を知らせました。


私とプリンちゃんは、バニラちゃんに連れられて宿に入りました。



「ただいま、お母さん」



バニラちゃんは、宿のカウンターの女性に話し掛けました。



「お帰りなさい、バニラちゃん。


あれ、その子達は、誰ですか?」



バニラちゃんのお母さんは、私達に気がついてきょとんと首を傾げて私達が誰なのか質問しました。



「ショコラちゃんとプリンちゃんです。


私が男性達に襲われている時に助けてくれました。


それで私を助けてもらったお礼がしたいからしばらくこの宿に泊まってもらっても構いませんか?」



バニラちゃんは、私の方を見つめて私にバニラちゃんの助けてもらったお礼がしたい事を知らせました。



「まあ、男性達からバニラちゃんが助けてもらったのですか!?


バニラちゃんを助けてくれてありがとうございました。


私は、バニラちゃんの母親のポテト・デュボアと言います。


あんまりおもてなしができないかも知れませんがこの宿でゆっくりとしていってくださいね」



ポテトさんは、頭を下げてバニラちゃんを助けたお礼を表しました。


そしてニッコリと笑い宿でゆっくりとする事をお願いしました。



「ありがとうございます、それでは、バニラちゃんとポテトさんの好意に甘えさせてもらいますね」



私は、軽く頭を下げてポテトさんとバニラちゃんの好意に甘えさせてもらう事を知らせました。



「ありがとうございましゅ、こういにあまえさせてもらいましゅ(ありがとうございます、好意に甘えさせてもらいます)」



プリンちゃんも私を真似て頭をペコリって下げて宿に泊めてくれる感謝を表しました。



「はい、是非そうしてくださいね。


それでは、部屋に案内をしますね」



バニラちゃんは、私とプリンちゃんの感謝にニッコリと笑い返事をしました。


そして私とプリンちゃんは、バニラちゃんに連れられて宿の部屋に案内をされました。



「この部屋に置いてある物は、好きに使ってもらっても構いませんからね」



バニラちゃんは、部屋の中全体に両手を広げて部屋の中の物を勝手に使っても構わない事を知らせました。



「こんなにも良い部屋を貸してくれてありがとうございます。


バニラちゃんの言葉に甘えさせてもらいますね」



私は、バニラちゃんの気持ちに頭を下げて感謝を表しました。



「はい、そうしてくださいね。


それでは、何かありましたら気軽なく知らせてくださいね」



バニラちゃんは、私の気持ちにニッコリと笑い返事をすると部屋を出ていきました。



「ふぁーーーー……」



部屋の中を見渡すとふとプリンちゃんが眠たそうに口を大きく開けてあくびをしているのに気がつきました。



「プリンちゃん、眠たかったら寝ていても良いよ。


晩御飯の時には、起こしますよ。


ですから安心をして寝てくださいね」



私は、眠たそうにしているプリンちゃんに向かって優しく微笑んで寝る事を勧めました。



「あい……おやすみなちゃい、しょこらおねえたん……(はい……お休みなさい、ショコラお姉ちゃん……)」



プリンちゃんは、うとうとしながらゆっくりとベッドの上に横になり寝てしまいました。



「うふふーー、プリンちゃんの寝顔は、天使の笑顔ですね……」



私は、プリンちゃんの寝顔が可愛らしくてクスって笑いプリンちゃんの頬っぺたを突っつきました。



「う……ん……もうたべられないれす……(う……ん……もう食べられないです……)」



プリンちゃんは、気持ち良さそうに私の指を触り私の指を舐めました。



「うふふ、こんなにも可愛らしいといつまでも見ていたいですね……」



私は、プリンちゃんの寝顔が可愛らしくて愛しそうにプリンちゃんを見つめました。


私は、しばらくプリンちゃんを見つめると立ち上がりました。



「ただで宿に泊めてもらえるのは、気が引けますね。


ですから宿の手伝いに行きましょう」



私は、ただで宿に泊めてもらう訳に行きませんでした。


ですから宿の手伝いにポテトさん達のいる方に向かいました。




ーTo Be Continuedー

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