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─人物紹介・第三章─

────


【ハル】


挿絵(By みてみん)


主人公、ハーピニアに住むハーピーの少女。

桜色の髪と羽毛を持つハーピーで、ベレー帽がお気に入り。

丈夫な布製の肩下げバッグを愛用している。


翼が小さく、"空を飛ぶことができない"先天性の障害を持つ。

しかし彼女は代わりに脚力を鍛え、ハーピニアで最も足の速い少女になった。

付いたあだ名が"爆走娘"。


性格は天真爛漫、元気が取り柄の元気っ子。

お洒落や友達と話すのが大好きな、年ごろの女の子。

時には人を困らせてしまうこともあるが、根はとても優しい子である。


好きな物ははちみつ。嫌いな物は友達が悲しむ事。


遺跡へと到達したハルは、仲間と共に探索を開始。

レッドラインスパイダーの襲撃をくり抜け、二手に分かれて広間の探索をすることとなる。

が、探索中にソラと共に怪しげな縦穴の洞窟に落下。

ゴブリンに囲まれてしまい大ピンチに陥る。

しかし、噂に聞いていた人食いゴブリンは真っ赤なデタラメで、事なきを得たのだった。


ゴブリンたちのまとめ役ゴロから最深部への道を聞き、ついに最深部へと到達。

最深部は恐ろしい惨劇が起きたのだと察することが出来る状態だった。

おっかなびっくり探索していると封じられていた扉から無人のドロテアが出現。

逃げ回りつつもソラと協力し機転を活かして撃退……したはいいが、今度は毒蜘蛛の奇襲でソラが負傷してしまう。

しかし、すぐにリエッタとトアムナと合流、ソラは一命を取り留めた。


人間の恐ろしい所業が明かされたものの、ソラとの出会いで話せばきっと仲良くなれると感じていた。

ソラの決意を聞き、それに協力してやろうとこちらも決意。

新たな目標を掲げ、次の目的地スノウベル村へと旅立った。


illustrator:彩端様


────


【ソラ】


挿絵(By みてみん)


相棒、ソラジマから落ちて来た人間の男の子。

栗色の短髪、いいとこのお坊ちゃんのような服装を着て、細長い王冠を大事にしている。

宝剣と自称するきらびやかな剣を持ち、危険が迫るとこれを使用する……が、へっぴり腰。

だがやるときはちゃんとやれる、そんな子だ。


足を怪我しており、"走ることが出来ない"。

そのため、移動の際はハルの背中に乗せてもらっている。

最初は女の子の世話になる事にあまり乗り気ではなかったものの、ハルを馬として扱う事で克服。

基本的にハルに乗る時は、恥ずかしいのを誤魔化すかのように彼女を馬と思って接している。


性格はワガママでいじっぱり。子供らしからぬ言動の持ち主。

ことあるごとに自分の地位を鼻にかけ自慢する"ちょっとイヤな奴"。

だが熱心な努力家で、目的のためなら努力は惜しまない一面を持つ。

また、本当に苦しんでいる人には手を差し伸べられ、どんな逆境にも耐えられる心の強さを持っている。


好きな物はりんご、嫌いな物は諦める事。


遺跡探索を開始すると号令したあと、満足げにしていた。

が、内部に入った後蜘蛛と遭遇しビビる。

探索時にも蜘蛛が目の前に落ちてきてビビるなど、蜘蛛が苦手なのがわかった。


ゴブリンの集落に落ちてきた後、泣き叫ぶハルに呆れつつも慰める。

親しげなゴブリンをリスペクトしている節があり、彼らには基本優しく接していた。


最深部でドロテアを退治した後、気を抜いていたハルを襲おうとした蜘蛛から守る為に彼女の盾になる。

首筋を噛まれ、毒が全身に回りかけたものの、リエッタたちとの合流で事なきを得た。


トアムナに処置してもらった後、人間がゴブリンに対して行った所業について知る。

彼は人間の認識を改めさせるという新たな決意をし、ゴブリンたちに伝えた。


その後、少しトラブルもあったりしたものの、無事に遺跡を脱出。

仲間と共にスノウベル村へと旅立った。


illustrator:彩端様


────


【リエッタ】


挿絵(By みてみん)


"ツェペシュ"という槍を操るヴァンパイアの流浪騎士。

白髪に銀眼、頭部に蝙蝠の羽を付け、急所を板金で補強した貴族服を着ている。

戦争で受けた喉元の傷跡が痛々しく、本人も少し気にしているとか。

そして非常に女性的な身体付きをしている……端的に言えば"むっちり爆乳"な美人さん。


喉にある方向を感知する器官が傷ついていて、とんでもない"方向音痴"。付き添いが居なければ街すら一人で歩けないほど。

その方向音痴具合は、深い草むらに入ったらその中で丸一日迷い続ける事が出来るほど。

たとえ地図やコンパスを持っても道を間違えるため、傷のせいというより元からそういう素質があったのだろう。


性格は至って真面目でとても義理堅い武人、素はとっても優しいお姉さん。

特にソラを仲間の中で唯一「王子」と呼び、非常に献身的に接する。

……が、年ごろの男の子には、彼女は少々刺激が強いようで、少し避けられているとか。


好きな物はお茶全般、嫌いな物は約束を守らない事。


遺跡探索時では毒蜘蛛相手に大活躍した。

逃走中に囲まれた際、大蜘蛛を圧倒し撃破。

二手に分かれた際、ヴァラム流槍術で群れを撃破するなど、メンバー随一の戦力を見せた。

しかし、故郷の弟妹たちの事が気になるのか、考え事をして迷子になってしまうなどしてしまう一面も。


合流後はソラに代わるパーティの代表として最深部の探索を手伝ったりした。

人間の所業に驚きつつも、被害者であるゴブリンたちに寄り添う姿勢を見せる。

ソラの決意には感心し、その決意が叶うように願っている。


ゴロから道中の危険を聞き、用心しようと心に決め、スノウベル村へと旅立った。


illustrator:彩端様


────


【トアムナ】


挿絵(By みてみん)


知的スライム族の少女。

半透明な緑色の身体の内部に色の濃い球体コアが浮いているが、普段は服で隠れている。

魔法使いが良く被る先の曲がったとんがり帽を被り、真っ黒なローブを着ている。

服の表面は体液でどうしても湿ってしまうのが悩みだとか。


性格は非常に憶病で、戦いをあまり好まない性格。

しかし同時に、全ての生物に対して慈悲を向けられる心優しい面がある。

無論、悪い事は悪いという分別もちゃんと持っている。


スライム族は何かに擬態することを得意とするが、彼女は"正確に擬態することが出来ない"。

自分の姿を保つことですら精いっぱいで、擬態しようとすると名状しがたい化け物へと変貌してしまうほど。

そのため彼女は他のスライム族の仲間からのけ者にされてしまい、最終的に森の動物や妖精に受け入れてもらった。

トアムナはそこで薬草や治療魔法を学び、街の医者にも負けないほどの治療技術を身に着ける。


好きな物はキノコ全般(毒含め)、嫌いな物は仲間が傷つく事。


遺跡では毒蜘蛛の群れを抑えたり、解毒薬を作ったりなど活躍。

本人は戦うことはしないものの、必死に仲間たちを守ろうとする姿勢を見せていた。

しかし引っ込み思案な所が災いしてリエッタと共に迷子になってしまう。

最終的には何とか元の道に戻り、リエッタを先導することに。


ソラが毒で倒れた時、作っていた解毒薬で急いで治療。

その後、動けるようになったソラの決意を聞いて感心し、王子様らしいと発言したり。


出発の際、ゴロから洞窟キノコをたくさん貰ってとても満足そうにしていた。


illustrator:彩端様


────


【ゴロ】


遺跡に住むゴブリンたちを纏めるリーダー的存在。

かつてはティグレスから遠い辺境の地で、農家の手伝いとして他のゴブリンと大勢で暮らしていたが、まるで奴隷のような生活を送っていた。

しかしある日、遺跡の事が書かれた石板を発掘。意を決してゴブリンたちを連れて脱走。

遺跡の地下に住処を作り、そこをゴブリンの首都にするべく奔走している。


ハルとソラに出会い、彼らを助けた後、心配で仲間を連れて最深部へ。

そこで、かつて遺跡で行われていた非人道的な実験の事を知り、戸惑う。

しかし、ソラの決意を聞いて、人間を信じることに決めた。


ハル一行をもてなした後、雪原地帯へ向かう彼女たちに毛皮のコートを渡し、別れを告げた。


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