表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

私は、あなたの持っている色で貴方を好きになる!

作者: 七瀬





___私は、物心つく頃から人を色で判断していたのよ。

その人の、好き嫌いも全部! “色で決めるの!”



___その人が持つ! “色に興味があるのかもしれなわ!”

その人の性格や考え方、伝え方、言い方、行動力など全部が

色で見える私は? その人を色を通して見ているのよ。




・・・だけどね?

色といっても、一種類しかない訳じゃないのよ。

色が何種類も重なっていたり、珍しい色だったり、私の好きな色。



___私の好きな色は?

オレンジ色や黄色、黄金色など明るい色よ。


___でも?

その人が持っている色は? 黒か白がいいな。

少し、影があるような色を持ってて欲しいの。



___ただ、そういう人って?

なかなか? 世の中にいないモノよね。




___実際に、私の周りには一人もいないわ!

まあ、そうよね!



___簡単に見つかるんだったら? 

それは! 【運命の人】とはいわないもの。




 ▼




___私の名前は、【手島 カンナ】23歳、スーパーのレジ

の仕事をしているわ!



朝8時30分~夕方17時30分の仕事。

朝は、品出しやトイレ掃除、お店の準備に時間がかかるの。

お店が開くと? お客さんが一斉に入って来るわ!


私には、お客さんの色が見えているのよ。

今の感情や悩み事、ストレスや後悔している事まで何でも分かるの。


___全ては! “色を通して感じ取る事が出来るわ!”




 *


___今まで、私の事が好きだと言ってくれた男性ひともいたわ!

お客さんでね? 優しい色をしていたから、私は彼と付き合う

事にしたのだけど、、、?



・・・付き合ってみると?

なんだか、私が思っていた色じゃなかったみたい。


【色】って? 相手によって変わったり。

環境の変化や人の影響で簡単に変わってしまうモノなの!



___この彼も、そうだったみたい。

彼から、告白されて付き合うまでの1週間の間に別れてしまったわ。



彼は? なにがなんだか分からないまま、ポカーンとした顔をした後に...。

悲しい顔をしたわ。




・・・その時も、一瞬で色が変わったのよ。

彼は、【色がコロコロ変わる男性ひと】だったみたい。


私も、気づくのが遅かったのだけど、、、?

こういう男性ひとは、機嫌もコロコロ変わるし!

何かあれば、何でも誰かのせいにしてしまう人なの。



私が、彼に別れ話をした時も、、、。

泣きながら、私にこう言ったわ!


『・・・どうして? 僕と付き合ってくれるって言ってくれたよね?

急に、どうして? 僕と付き合えないなんて! お願いだよ! もう1度

ちゃんと、考え直してくれないかな?』

『・・・ごめんなさい! やっぱり、あなたとは付き合えません!』

『___僕のどこが悪いの? 一度はOKを出しておいて! 失礼じゃない

のか! こんなの認められない!』

『___あなたが、“認めるとか? 認めないとか?” そんな事は関係

ない事だわ! もう付き合えないのよ、ごめんなさい!』


___私は、サッと振り向いて前を向いて歩こうとすると?

彼の手が私の手を掴んで、彼がとんでもない事を言い出したのよ!


『___僕は、どんな事があっても! 君と別れないから!』

『・・・・・・』



私は、何も言わず、、、。

彼の手を振り払って、その場から離れたのよ。




 *



___あの時の、彼の色は?

ドス黒い嫌な色だったわ!


___分かりやすく言うとね!

“歪んだ愛情” だったのかもしれない!!!




・・・私も、まだまだ男性ひとを見る目がないと知ったわ!




___早く! 私の【運命の人】と巡り合いたい!!!

私の、愛する色を持った男性ひとはどこに居るの?




最後までお読みいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ