95話 火龍討伐 3
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火龍アラドーム討伐作戦の日を迎えた。
「HQより偵察班、目標に動きは有るか?」
「こちら偵察班、動きなし。ただ、目は覚ましている模様」
「了解した。スネーク1~4、攻撃準備は良好か?」
「こちらスネーク1、腕が今か、今かとウズウズしてます」
「砲兵部隊も準備は宜しいか?」
「こちら砲兵部隊、初弾装填済み、何時でもイケるわい!」
「スネーク5~8は、まだ待機せよ。見せ場はすぐに来る」
「スネーク5、了解」
「偵察班より、全ユニット!目標が羽ばたき出した!!離陸する模様」
「HQよりスネーク1~4、準備!!」
「目標、離陸!!北の方角に向かっています」
「司令の読みが、ドンピシャ!!スネーク1~4南より目標の背後を取ります」
ギシャ~!!火龍アラドームが威嚇の叫びを上げる。
「スネーク1、目標がこちらに気付いた模様です」
「HQよりスネーク1~4、攻撃開始!!トカゲ野郎を地面に這いつくばせろ」
「スネーク1、了解!FOX2」
「スネーク2、FOX2」
「スネーク3、FOX2」
「スネーク4、FOX2」
多目的戦闘ヘリ、バイパーに搭載された熱感知ミサイルが発射され、火龍アラドームに向かって飛翔する。
1分もしない内にミサイルは獲物を捕らえ、喰らい付いた。
ドドドーン!!!
ギシャ~~!!
アラドームは鳴き声を洩らしながら、墜落する。
「偵察班より砲兵部隊、目標は0ポイントより北方向にプラス3750の位置に墜落」
「北方向にプラス3750、了解!標準射撃を実施する」
ヒューン
砲弾の飛翔音が聞こえた気がした。
ズドン!!!
ギシェ~~!!
120mm重迫撃砲がアラドームの墜落地点付近に着弾してアラドームが悲鳴を上げる。
「偵察班より砲兵部隊、照準宜し、効力射撃開始!」
「了解!全力効力砲撃開始じゃあ!!」
ヒューン、シャシャシャ!!
目に見えない飛翔音が続いたかと思うと、
ドドドーン!!!!
火龍アラドームの周囲に砲弾が複数着弾して、アラドームの姿が偵察班からも見えなくなる程だった。
しかし、
ギシャ~!!
アラドームは怒りの鳴き声を洩らしていた。
「目標健在!!砲撃の続行を!」
「こちら砲兵部隊、言われんでも撃ちよるワイ」
ドドーン!、ドン!ドドドーン!!
グシァ~!!
心無しか、砲撃が続くに連れて、アラドームの鳴き声は悲壮感が増していった。
そして、30分も砲撃が続いただろうか?火龍アラドームは鳴き声を上げるのを止めていた。
「偵察班より砲兵部隊!砲撃中止、砲撃中止!」
「HQより偵察班、目標は沈黙したか?」
「現在、土煙で状況が判然とせず、しかし、続いていた鳴き声は沈黙せり」
「HQ了解した。スネーク5~8、離陸現場周辺に向かえ」
「スネーク5、了解」
「スネーク6、肯定」
「ス、スネーク7、了解」
「スネーク8、了解」
「偵察班より、全ユニット目標沈黙、繰り返す、目標沈黙!!」
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次回更新は6月9日午前7時を予定しています。




