表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で自分なりの軍団を作り上げます。  作者: 護國鬼


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

94/357

94話 火龍討伐 2

 2日後、葬送曲(レクイエム)のホームベースに有る作戦会議室に、各部署の指揮官級が集まっていた。


 「司令、入室されます!!」


 全指揮官が起立して、マコトの入室を待ち構えた。

 

 「やぁ、久しぶりだな!」


 包帯だらけのマコトが、アリシアに車椅子を押されて入室して来た。

 指揮官達の中には、安堵感から涙ぐむ者達もいた。


 「しばらくの間、留守にして心配をかけてすまなかった」


 そう言って、マコトは頭を下げた。

 指揮官達は黙って受け入れた。


 「それでは、火龍(レッドドラゴン)討伐作戦の概要を説明する」


 そう言って、アリシアが指揮官達にレジュメを配っていく。


 「巣の位置は幸いなことに判明している。

 早朝、火龍(レッドドラゴン)が巣を飛び立つと同時に航空部隊バイパーがロケット弾を発射して地面に叩き落とす。

 地面に墜落したところを重迫撃砲、155mm榴弾砲の集中砲撃を加えて、砲撃が終了し次第に航空ヘリ部隊から歩兵部隊を降下させて火龍(レッドドラゴン)の死亡確認を実施させる」 


 航空部隊指揮官が質問する。


 「バイパー部隊は全機出撃でしょうか?」


 「4機を火龍(レッドドラゴン)の攻撃の為に、重武装仕様にして残りの4機に航空騎兵部隊を搭乗させる」


 重迫撃砲小隊長と155mm榴弾砲小隊長が、顔を見合せて155mm榴弾砲小隊長が、質問をする。


 「使う弾種は通常の榴弾でしょうか?

 それとも、例のフレシェット弾でしょうか?」


 「今回の砲兵隊の仕事は敵のトドメだ。

 よって、火力を重視して榴弾による砲撃に専念して貰う」


 「砲撃終了のタイミングは?」


 「偵察部隊による目視確認により十分と判断したら、司令部より中止指示を出す」


 「了解しました」


 「本作戦で重要視させるのが、偵察部隊による戦果確認だ。

 攻撃が中途半端だと火龍(レッドドラゴン)に逃げる機会を与えることになるし、過剰攻撃だと火龍(レッドドラゴン)の素材を無駄に損ねることになる」


 偵察部隊長が立ち上がり、


 「全力を尽くします!!」


と気合いを入れて宣言した。



 「それでは、重迫撃砲小隊、155mm榴弾砲小隊は所定の位置へ。

 偵察部隊も前日からになるが、宜しく頼む。

 航空部隊も攻撃部隊と歩兵輸送部隊に別れて、準備をしっかりとするように。

 それと、歩兵部隊は84mm無反動砲は勿論、念のために新装備の110mm個人携帯対戦車弾パンツァーファーストⅢを携行するように」


 「「了解しました!!」」








 マコトは1人作戦会議室に残っていた。


 「司令・・・・」


 作戦会議室の入り口、そこにはアリシアが立っていた。


 「不安・・・・なのですか?」


 「・・・・・!!あぁ、不安だとも、相手は4つもの都市を滅ぼし、今も尚破壊を撒き散らす破壊の権現(ごんげ)だ。

 そんな奴の前に部下のみを行かせないといけない、こんな身体のせいで!!」


 マコトは包帯だらけの身体を見つめる。


 「司令、貴方が鍛え、育てた私達を信じて下さい。

 少なくとも、明日の作戦に不安を抱えている団員は居ません。

 皆、司令を信じていますから・・・・・」


 「信じている、信じているさ!!

 だからこそ、怖い、私の手の届かない所で部下が死ぬかもしれないということが。

 皆の期待を背負うということが!!

 本当の私なんか、取るに足りない凡人だ。

 ただ神から、与えられた能力があったからこそ、ここまで来れた普通の人だ」


 「良いんですよ。普通の人で、神様なんかだとこっちが困ります。

 司令は司令らしく、指揮を取って皆を導いて下さい。

 それくらいなら、普通の人でも出来るでしょう?」


 「君は酷い人間(エルフ)だな」


 「どこかの誰かさんは、パーティーメンバー2人を亡くしたばかりの私を早速、自分のパーティーに勧誘してましたけどね」


 「あぁ、そうだ。そんな事もあったな」


 「そんなぐらいの図々しさで良いんです。

 火龍(レッドドラゴン)アラドームなんか俺の敵じゃないぐらい言い切って下さい」


 


 


 


 


誤字脱字報告、感想、評価、ブックマーク大歓迎です。応援宜しくお願いします。

次回更新は6月8日午前7時を予定しています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ