表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
93/347

93話 火龍討伐 1

祝ブックマーク200件達成!!

ありがとうございます。皆さまのおかげでここまで、来れました。

 「奴の首を取る為にも、寝床を知らないとな。

 調べは付いているんだろう?」


 「はい、詳しくはレジュメに有りますが、コダの森の中層付近に巣を確認しています。

 どうも、我々の知らない内に作り上げて居たらしく、数年は経っていそうだということです」


 「では、お宝も期待出来そうだね」


 「はい、偵察隊が龍を崇めるリザードマンの集団が、巣に財宝を運び込んでいるのを確認しています」


 「完璧(パーフェクト)だ。アリシア。他にその事を知る者は?」


 「巣の位置も含めて知るのは、我々、葬送曲(レクイエム)だけです」


 「ますます、完璧(パーフェクト)だ。部隊は何時でも動かせるな?」


 「はい、野戦特科小隊を含めて、全部隊が司令の采配をお待ちしています」


 そこで、マコトは咳き込んだ。


 「司令?!」


 「大丈夫だ。作戦決行は3日後、2日後にブリーフィングを行う。

 各隊には、そのつもりで準備をさせておけ」


 「了解しました」


 「それでは私は休む。アイシャ、関係の無い長話に付き合わせて悪かったね?

 マラ婆さんの所へ行って休みなさい」


 「いいえ、私はここに残ってマコトさんの看病をします!」


 「村の人達も慣れない環境で疲れている筈だ。

 村の中心とも言えるアイシャが居ないと皆が不安になるだろう、

 行ってあげなさい」


 「はい・・・・」


 アイシャは医務室を後にする。


 アリシアとアイシャは医務室から退室する。


 「ゴホン、ゴホン」


 「司令!!」


 「大丈夫だ!!」


 「しかし!?」


 「これぐらいで寝込んでいる訳にはいかない・・・・」


 「せめて、今だけはご静養を・・・・」


 「分かった。静かに資料でも読んでいよう」


 「では、側で待機しておりますので、何か有ればお呼び下さい」


 


 マコトはベッドに横になると、アリシアの持って来たレジュメに目を通した。

 

 「火龍(レッドドラゴン)をどう討伐するか・・・・・?」


 18式手榴弾で、2週間程の手傷を与えることができたのだ。

 こちらの火力が通じない訳ではないのだ、しかし致命傷を与えるまでの火力をどうやって火龍(レッドドラゴン)にぶつけるか?


 やはり、航空兵力で地上に叩き落として、一気に火砲を叩き込むのがベストか?

 バイパーで、その任に耐えきれるか、それとも新たに航空兵力を創造すべきだろうか?


 「やはり、バイパーで行くか・・・・」


 資料を読み込んでいくが、航空機というものを知らない異世界人が作った資料だ、肝心の知りたい部分等が抜けている。


 「作戦決行を3日後というのは、早まったか?」


 しかし、既に火龍(レッドドラゴン)による被害は出ている。

 一刻も早い解決が求められている。

 でも、その為に部下の命を賭けさせるのは得策と言えるのだろうか?


 やはり、火龍(レッドドラゴン)に本来の実力を発揮させる前に、最大限の火力を叩き込むのが最善策だろう。

 

 「この考えで行くか?」


 今までと違う規模の敵だ。いくら悩んでも悩み足りないぐらいだった。

 

 

誤字脱字報告、感想、評価、ブックマーク大歓迎です。応援宜しくお願いします。

次回更新は、6月6日午前7時を予定しています。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ