表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で自分なりの軍団を作り上げます。  作者: 護國鬼


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

92/358

92話 一人旅 7

 マコトはベッドの上で目を覚ました。


 「今度は知ってる天井だ・・・・・」


 そこは、軍団(レギオン)葬送曲(レクイエム)のホームベースにある医務室だった。

 

 「誰か居ないのかな?」


 マコトは問い掛けるように、呟いた。

 すると仕切りのカーテンが開けられ、エルフの衛生兵が姿を現した。


 「司令、目を覚まされたんですね!」


 「アリシアはどうしてる?それと、避難民の処置は?」


 「副司令は司令が目を覚まされたので、此方へ向かっている筈です。

 避難民はホームベースに避難所を設営してそちらで生活しています」


 そう言って、衛生兵は、マコトの額に体温計をかざして体温を計る。


 「37・6℃、火傷のせいかまだ少し熱が有りますね」


 布団の位置調整などをしていると、廊下から喧嘩するような声が近付いて来る。


 「「マコトが目を覚ましたって本当!?」」


 アリシアとアイシャが先を争うようにして医務室に飛び込んで来た。


 「やぁ、2人共元気そうだね」


 アイシャが口を開く、


 「マコト、貴方2日間も寝込んでいたのよ!」


 アリシアが、


 「マコ・・司令。ご不在時の資料をレポートにしてお持ちしました。

 後で、お目通しをお願いします」


と言ってまとめられたレジュメをベッドの隣の机の上に置く。 

 マコトは2人と話をする為に上体を起こそうとして、衛生兵の介助を受けていた。


 「マコト、無理しなくても良いのよ」


 「司令、無理はなさらず」


 2人の声がハモった。


 「せっかくだから話をしようか、アイシャ、村の皆は大丈夫かい?」


 「ええ、軍団(レギオン)の団員の皆さんが気を使ってくれて不自由はないわ」


 「そうかい、それは良かった。

 アリシア、火龍(レッドドラゴン)についての情報は有るか?

 レジュメと(かぶ)っても良い」


 「では報告を。冒険者ギルドとの合同調査チームの偵察の結果、今回コダの森に現れた火龍(レッドドラゴン)は150年程前に隣国のアシュラ王国の街を4つ壊滅に追いやった若年龍、通称アラドームと特定致しました。

 アラドームにはアシュラ王国から白金貨1万枚100億円の懸賞金が懸けられていますが、これは時のアシュラ王国の第1王子が兵を率いてアラドームに挑んだ際に還らぬ人となった為も有り、この金額になった模様です。

 以来アラドームはアシュラ王国の宿敵となっており、今回の発見でゲシュタルト王国に出兵の許可を求めているようです」


 「奴は今、どうしてる?」


 「はい、司令との死闘でアラドームは片翼に損傷を負い2週間程はコダの森で大人しくしておりましたが、3週間程前から活動を活発化させて、近隣の村や街を襲っています」


 「ギルドや王国からは、何か言って来ているか?」


 「冒険者ギルドは強制依頼を発動して冒険者を集めて、襲われそうな街に集結させつつありますが、有力な軍団(レギオン)は地方貴族達が囲い込み、中々上手くいっていない模様です。我々、葬送曲(レクイエム)はギルドマスターの計らいも有って鉱山都市ドリンドルの守りを固めている状態ですが、内々に葬送曲(レクイエム)の戦力でアラドームをどうにか出来ないかとせっかれている状況です」


 「ならば、期待に応えてあげないとな?」


 「では?」


 「この火傷の借りも返さないといけない。アラドームの首は我々が戴く!!」









誤字脱字報告、感想、評価、ブックマーク大歓迎です。応援宜しくお願いします。

次回更新は6月4日午前7時を予定しています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ