88話 一人旅 3
祝Pv12万、ユニーク1万7000達成しました。
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マコトは、火龍に気付かれないようにゆっくりと木から降りた。
すると、火龍に捕食されていた群れの生き残りだろうか?
運悪くオークと遭遇してしまった。
「ブモ~!!」
両腕を広げて、こちらを掴まんと、突進して来る。
向こうも必死だろうが、こっちも必死だ。
腰の18式自動拳銃を抜いてオークの顔面に弾丸を叩き込む。
眼球を貫き、脳まで達したか?オークは倒れ伏した。
それよりも、今は火龍だ。今の銃声に気付いてはいまいか?
背後を振り返ると、遠くの木々の上から首を伸ばしてこちらを見ている火龍と目が合った気がした。
気付かれた!!くそ、あの豚野郎め!!
マコトは必死に走り出した。この先は木々が密集しており、コダの森唯一の川が流れていたはずだ!そこまで逃げ切れればなんとかなる!!
バサッバサッ
火龍が飛翔する音がする。その後地上に降り立つ音がしたかと思うと、バキバキと骨を噛み砕く音が聞こえた。
どうやら、あのクソ豚野郎を捕食しているらしい、チャンスだ!!
この間に距離を稼げる。と思った矢先に、
バサッバサッバサッ
と火龍の飛翔音がする。食べ終えたらしい、もっと味わって喰らえよ!!
マコトは走り続けた。スキルマップ作成を視界の片隅に置き、近寄られそうになると、火龍の眼球を狙って19式自動小銃の7・62mm弾を叩き込んでは、また、走った。
流石の火龍も眼球を狙われていると悟ると、距離をあけるようになった。
もうすぐ、川だ!!ただ飛び込んだだけでは、追跡されてしまうかもしれない。
マコトは御守り代わりの18式手榴弾を取り出すと2個一緒に安全ピンを抜いて振り返った、すると、そこには息吹き(ブレス)を吐こうとしている火龍の姿が!!
マコトは迷わずに18式手榴弾を火龍の口目掛けて全力で投げ付けると川に飛び込んだ。
直後、川の中にまで響く爆発音と熱気、そして、火龍の絶叫が聞こえた。
マコトは着水時のショックで、そのまま意識を手離した。
マコトが、目を覚ますとそこは、知らない木造の天井が見えた。
「知らない天井だ・・・・・」
どうやら、マコトはベッドに寝かされていたらしく、どこかで聞いたような発言を聞いていた人物が居たらしく、
「お婆ちゃん、男の人、目が覚めたみたい」
と近くから少女の声が聞こえた。
マコトが声のした方向に顔を向けると、そこには、10代後半位の金髪の少女が居た。
「どれ、怪我の程度を見てみるかね?」
少女が呼んだお婆ちゃんとやらだろうか?1人の老婆がマコトの側にやって来た。
怪我の程度と言われて、やっと自分の身体に目をやるとほぼ上半身と右膝から下部が包帯に覆われていた。
どうやら、その部分は川の水でも火龍の息吹き(ブレス)の熱気を緩和しきれなかったようであった。
なんとか会話が出来そうなのが救いだろうか?
老婆の手当ての仕方から推測するに治癒魔法使いではなく、薬師のようだった。
包帯の下は、酷い火傷状態で、これだけの範囲を火傷して良く死ななかったものだと思った。
自分でも、生死の境をさ迷っているのは分かっていたが、親切にしてくれた、この少女と老婆に危険が迫っているのを警告しなくては、ならなかった。
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次回更新は5月28日午前7時を予定しています。




