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75話 軍団の躍動 4

祝80000Pv、ユニーク12000突破!!応援して下さった皆さんのおかげです。どうもありがとうございますm(._.)m

 マコトは、軍団(レギオン)の主要メンバーを集めた。

 

 「ゲシュタルト王国からの緊急依頼だ。どうも、王都周辺で凶悪な盗賊団が出没しているらしい。」


 「司令、いくら凶悪な盗賊とはいえ、盗賊は盗賊。王国軍や近衛騎士団に任せれば良いのでは?」

 

 エルフの歩兵小隊長が発言する。


 「どうにも、神出鬼没な盗賊団で、被害にあった隊商などは皆殺し、目撃者が1人も出てないおかげで、どのような盗賊でどのくらいの規模かも分からない。王都の衛兵などは亡霊(ファントム)盗賊団と呼んでいるそうだ」


 「どうして私達に依頼が来たのでしょうか?」


 「そこはそれ、ウチにはアレが有るから」


 「アレだよ。航空騎兵隊」


 マコトが雑談が多くなってきたところで切り出す。


 「皆の話しにも出て来た通り、航空騎兵の存在が注目されて今回の依頼が来た。

 我々は陸と空から王国軍と近衛騎士団と協力して盗賊団を殲滅する。

 出発は2日後、王都の東の街イースタを拠点として活動する。

 資料を配布するので、該当する部隊は準備を頼む」


 「「了解!!」」


 

 マコトは、航空部隊の発着場に隣接するヘリの格納庫を訪れていた。

 エルフの整備兵とそれを手伝うドワーフやヘリのパイロット達が居た。


 近くに居たエルフの整備兵がマコトに気が付いた。

 

 「あ、司令!!」


 その声に他の兵士達もマコトに気付き出した。


 「あ~、手を休まずに聞いて欲しい。

 この機体の正式名称が決まった。

 19式汎用ヘリコプター通称『バイパー』だ」


 「バイパー・・・」


 「それが俺達の機体!!」


 「この機体名にちなみコールサインは『スネーク』となる。

 今回の作戦の要は君達だ。

 いかに迅速かつ正確に敵を見付け出せるかが勝負だ。

 了解か!!」


 「「ウ~ラ~!!!!」」


 「よろしい!!

 最初に敵を見付けたチームには、ボーナスも出すぞ!!」

 

 「「ジーク・ハイル!!、ジーク・ハイル!!」」


 「その調子で頑張ってくれ!以上だ」


 「司令官殿に敬礼!!」


 その場に居た全ての兵が、可能性な限りの姿勢で敬礼を送って来た。

 マコトは、しっかりと敬礼をし返すと、手を下ろした。


 マコトは、迎えに来た高機動車の助手席に乗り込んだ。

 背後では、兵士達がいまだに敬礼をしていた。


 マコトの乗った高機動車が格納庫を離れると、兵士達は敬礼を止めた。


 「バイパーかぁ、この機体」


 「この作戦、司令の期待に応えないとな!!」


 「よ~し、出発までに完璧に仕上げるぞ!!」


 「「応!!!」」






 「航空騎兵はいかがでしたか?」


 「うん?」


 「司令官、自らの訪問です。彼らの士気も上がったのでは?」


 「・・・・私は、部下達に恵まれた。そう、感じたよ」


 「しかし、バイパーですか。強そうな名前ですね」


 「強そう、では無く実際に強いんだよ、彼らは・・・・・」


 「申し訳ありません、失言でした」


 「しかし、王都周辺に大規模な盗賊団か。

 この間訪れてた際は影も形も無かったのだがな・・・・・」


 「影(諜報班)を出しますか?」


 「よろしく頼む」







 

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次回更新は5月5日午前7時を予定しています。

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