26話 軍団結成? ドリンドルにて14
土、日なので、2話連続投稿です。次回は、火曜日と思っていたら、月曜日も祝日何ですね。頑張って土、日、月に投稿しちゃいます。応援宜しくお願いします。祝日も関係無い不規則な生活なもので、カレンダーを見る機会が少なくなってしまいます。
「軍団ですか?」
「うん。冒険者には、単独、集団、そして軍団が有るんだけど、軍団についてはあまり知られていないね。何せメンバーを15人以上ずっと維持していかないといけないし、その分やって来る依頼も大規模なものになるからそれもきちんと達成しないといけない。その分報酬は良いし、大商人や貴族、王族からの覚えは良くなるけどね」
「でも、私達はまだ8人しかいません。」
「あくまで目標にしておけば良いさ。まぁ、やっていることはそこらの軍団と変わらないだけの成果はあげているけどね」
「だから、拠点の準備なんですね?」
「まあ一億円も有れば15人以上住める拠点も購入できるだろうしね。それだけ期待しているってことさ。」
「ご期待に添えるように頑張りますよ。」
そうして、マコトとアリシアはギルドマスター室を辞した。
「そういえば、今日は年に3回開かれる奴隷市場の日じゃないか?」
「皆が仲間になってもう1ケ月近くになるのね」
「新しい仲間が得られるかもしれない、行って見よう」
ギルドのロビーで6人と合流して奴隷市場に行って新たな仲間探しをすることを伝えると皆俄然やる気になっていた。
どんな奴隷の環境よりも、今の方が良いと感じて貰えていることがマコトは嬉しかった。
奴隷市場は街の中央に有るその名も中央広場で行われていた。何十もの奴隷商人が店を開いていた。
とても1日では回れそうに無い。市場は明日も開かれるが良い人材が今日売られてしまえば大損害だ。
マコトは、パーティーをバラバラにして奴隷商人を見定めることにした。
良さそうな人材が居ればマコトを無線で呼び出し、今まさに競り落とされそうなら白金貨5枚500万円まで先払いで落札して後でマコトが契約するという作戦を取った。
その作戦は見事に的中して市場に売りに出されていたエルフ7人全てを買い占めることができた。それと、ドワーフも2人仲間にすることができた。
エルフは男性が2人と女性が5人。ドワーフは2人共男性だった。
エルフの購入に3800万円。ドワーフの購入に900万円かかったが、その甲斐はあったとマコトは考えていた。因みに皆犯罪奴隷として売られていた。
ゲシュタルト王国とアレフガルド王国の戦争はまだ続いているようだ。
金毛の山羊の蹄亭に戻ると、早速新たな仲間達を鑑定する。
仲間にするにはまず絶対に裏切らないというのが前提になるからだ。
まずは、エルフ、
ライト エルフ 男性 124歳 マコトの奴隷 C2 機関銃手
ケライト エルフ 男性 111歳 マコトの奴隷 A4 狙撃手
ルミナ エルフ 女性 109歳 マコトの奴隷 B4 小銃手
テミス エルフ 女性 143歳 マコトの奴隷 A5 狙撃手
アリス エルフ 女性 132歳 マコトの奴隷 B5 小銃手
ルナ エルフ 女性 135歳 マコトの奴隷 B6 小銃手
イルミ エルフ 女性 113歳 マコトの奴隷 A6 狙撃手
次は、ドワーフ、
ドンゴ ドワーフ 男性 153歳 マコトの奴隷 C3 機関銃手
デン ドワーフ 男性 164歳 マコトの奴隷 C4 機関銃手
宿の酒場で、彼らに以前と同じ質問をする。我々が憎いかと。すると、瞳を濁す者は居なかった。
エルフ達は前のメンバーと同じく、アレフガルド王国の民で戦争に駆り出されて捕虜になり、奴隷になったという。
以前のメンバーは自発的な参戦だったが、今回のは徴兵か?そういえば、平均年齢も上がっているようだ。アレフガルド王国はじり貧ということだろうか。
憎しみも人族よりも、王国の上層部に向かっているようだ。
ドワーフ2人は、鍛治士仲間だったが、酒に酔ってケンカをして仲裁に入った人族の鍛治士を半殺しにしてしまった為に裁判で奴隷に落とされたとのことだった。
エルフは500年、ドワーフは300年生きるというが、皆残りの人生をどう過ごすことになるかに関心が有るようだった。
そこで、また、19式拳銃を見せて同じ説明を行った。半信半疑だったエルフ達は以前から居るエルフ達から話しを聞いて納得したが、問題はドワーフ達だった。
拳銃の説明を受けるや否や材質、構造、発射原理等を良く言えば熱心に聞いて来て、止めるには不本意ながら奴隷紋の力を使うことになった。
こうして9人の仲間が増えて、
19式狙撃銃 3丁 A班総員6人
18式自動小銃 3丁 B班総員7人
19式軽機関銃 3丁 C班総員4人
の火力が増強されることになった。それも、マコトのステータスを確認するとレベルアップしており、車両が生産できるようになっていたことから、17人でも載れる3・5tトラックを1台創造の力で生産した。エルフは排気ガスに難色を示していたが利便性を知ると納得し、ドワーフの2人は早速解体しようとしたので、奴隷紋の力を使うことになった。
ヒイラギ・マコト 21歳
筋力 200 +20
防御 210 +10
素早さ 150 +30
スキル
武器創造 Lv3 +2
異世界マ一ケット
アイテムボックス
鑑定 Lv5 MAX
マップ作成
称号
ゴブリンスレイヤーズ
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