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243話 合同結婚披露式典 3

三週間連続投稿!仕事が今の調子ならこの調子でいけるのですが年に何回も繁忙期があるので確約は出来ません( ノД`)…多くの方から誤字報告を頂きました。ありがとうございます。調べたら指令部✕、司令部○みたいです。変換では普通に出て来るのに。見付け次第訂正します。感想欲しいなぁ|д゜)チラッ

 空中戦艦比叡艦内 艦橋 


 「狂信者(マッド)共のことは捨て置け、この状況で彼女達が司令を手にかける恐れはない。其れよりも艦の地上への着陸態勢に入るようにしろ」


 比叡艦長は、オペレーターをはじめとした乗組員(クルー)に指示を出す。しかし、


 「親衛隊の指揮官に武装侍女隊から眼を離すなと念押しの通信を入れておけ、通信手段(チャンネル)を確保しておくんだ。いざ、となれば我々が支援する、と」


 艦長は幕僚の1人に密かに指示を出す。幕僚は頷くと艦橋から静かに退席した。内密の通信手段を使い外部に連絡するのだろう。


 「艦長、地上野戦司令部から通信です。着陸については空域管制官と直接やり取りして欲しいとのことでした」


 オペレーターが通信内容を報告する。


 「良し、事前の編成表に従い空域管制官を呼び出してくれ」


 「了解」


 オペレーターが編成表から空域管制官を呼び出す無線周波数を選択し、通信を繋ぐ。


 「こちら、臨時前線空域管制、コ一ルサイン『梟の眼(オウルアイ)』です」

 

  無線機から女性の声が流れる。


 「『梟の眼(オウルアイ)』こちらは、公国空軍所属、空中戦艦比叡。コ一ルサインは『比叡(ヒエイ)』、艦長のシュ一ゼンバッハだ。本艦はこれよりヒイラギ司令を迎える為に地上に降下する。そちらの準備は宜しいか?」

 

 「『比叡(ヒエイ)』、現在の空域はクリア、先ほどまではMOAB(全ての爆弾の母)の影響が多少あったが既に無視できるレベルです」

 

 「了解した。ヒイラギ司令は既にお待ちか?」


 「肯定します。武装侍女隊と親衛隊が着陸地点と待機所の周辺を警戒中です。着陸地点は臨時着陸場エリア(ベータ)を予定、場所は赤色発煙筒で示します。『比叡(ヒエイ)』は速やかに指定場所まで移動を・・・・、なに!?」


 「どうした、『梟の眼(オウルアイ)』?」


 無線機のスピーカーからサイレンが鳴り響く。


 「野戦司令部周辺の警戒部隊より急報、当地域に向けて多数の空戦型魔物の飛翔を確認した。防衛部隊は迎撃態勢を取れ、繰り返す、多数の空戦型魔物の接近を確認した、防衛部隊は迎撃態勢を取れ・・・・」


 空中戦艦比叡の艦橋にも緊急通信は届いていた。


 「艦長!本艦のレーダーでも多数の光点(ブリップ)を確認しました。数はおそらくですが1000を超えるものかと」


 「『梟の眼(オウルアイ)!!』」


 シュ一ゼンバッハ艦長は空域管制官を呼び出す。


 「失礼した。こちらのレーダーでも確認した。警戒部隊の情報で司令部が緊急通信を行った為に回線が優先されていた。しかし、戦闘状態だとヒイラギ司令の移動に支障をきたす恐れがある」


 「その懸念は同意する。本艦から観測したところ空だけでなく地上でも戦闘が始まっているようだ。一部は既に地上野戦司令部のエリアに迫っている。本艦はこれより上昇し対空戦闘に入る」


 「了解した。こちらでも引き続き情報収集は行うが戦闘になれば指揮系統は地上野戦司令部に統一される。これが今生の別れの通信でないことを祈る」


 「貴官の武運も」


 「百万の感謝を。なお、どうやら魔物達はMOAB(全ての爆弾の母)の爆発に刺激されたようだ。魔物の進行ルートだがてんでバラバラだ。だが数が多いために一部でも凄い数になっている。以上」


 そう言って空域管制官の女性は通信を終えた。  


 「合戦(かっせん)用意!!オペレーター、地上野戦司令部に本艦は司令の収容を一時中断し上空援護にあたると連絡せよ」


 「了解」


 「対空(たいく~う)戦闘、用意」


 乗組員(クルー)達が戦闘態勢を整えていく。空中戦艦にはCIC(戦闘指揮所)にあたるものがまだ設置されていない為に艦橋から全ての指示が行われる。主砲や一部の砲、ミサイルなどは自動化や艦橋から制御されているが、多くの副砲や機銃などは 射手が付き手動で射撃を行っている。その為に艦橋からの指示で配置に付いていなかった兵士達も戦闘部署に走り出した。


 「艦上部観測員より報告。敵の構成は成竜級(ドラゴンクラス)が2、ワイバーン12、グリフォン、ハーピー、ヒポグリフなどの魔物が約1000とのこと。なお、遠方に更なる影も認む、です」


 「超長距離ミサイルでドラゴンを攻撃する。制空戦闘機と魔導動甲冑の部隊がいたな。彼らにはあまり前に出ずにこちらの討ち漏らしを攻撃して貰おう。本艦は攻撃しつつ前進して敵の注意を引き付ける。地上野戦司令部にも連絡を。ミサイルは無駄撃ちするな、アレは高価(たか)いんだ」 


 「艦長、地上野戦司令部より通信です。対空戦闘は艦長の案を採用するそうです。あと・・・・」


 「あと、何だ?」


 「ヒイラギ司令が車椅子で避難をせずに屋外で戦闘の様子をご覧になっているそうです。地上野戦司令部より各員、ヤマト公国軍兵士として恥ずかしくない戦いをせよ、との檄文です」  


 「あの御方は・・・、身体が動けば独りでも出撃されたぞ」








マコトは安静にしているので出てきません。不味い。マンネリ化が進むといけないので起爆剤を考えます。ウクライナの戦争ですが、ドローンが対艦ミサイルでロシアの旗艦「モスクワ」を撃破したと以前報じていましたがドローン搭載サイズのミサイルでミサイル巡洋艦を戦闘不能に出来るのでしょうか?自分も運用したことのない兵器の小説を投稿していますが調べた情報等からみても、えっ?と思う報道が度々です。早い、終戦を願います。

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