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241話 合同結婚披露式典 1

『小説を読もうよ、私は帰って来た!!』ほぼ1年振りです。護國鬼です。3年も待ってません核バズーカも撃ったりしませんWイヤ~、復活を予告した正月からほぼ半年、復活詐欺状態になっており心苦しく思っておりました。業務がやっと一段落してようやく執筆活動に取り組めるようになりました。240話の欄外で述べた通り前の職場は去りました。新しい職場は大変な事ばかりですが結果が目に見えるのでとてもやりがいがあります。前置きが長くなりました。どうかリハビリ明けなのでお手柔らかにお願いいたします。

 空中駆逐艦 睦月艦橋


 「艦長、間も無くMOAB(全ての爆弾の母)の最初の投下予定エリアに到達します」


 艦橋の女性オペレーターが報告する。


 「うん、本艦の主目的は古い森(オ一ルドフォレスト)の領空警戒にある。しかし本作戦は我々の(あるじ)にして最高指揮官であるヒイラギ司令の脱出の為のものだ。本来ならば駆逐艦級である本艦には空爆装備は無い。しかし」


 人族の男性艦長は言葉を区切ると、


 「それを()してでも、格納庫に大型爆弾を積載して手動にて投下するという荒業を為してでもその価値はある。各員一層奮励努力せよ」


 艦橋に居る乗組員全員に響きわたる声量で述べた。


 「「了解!!!」」


 艦橋に居た乗組員全員が揃って返答した。

 艦長はそんな乗組員達を満足そうに見渡した。

 

 「格納庫の班と有線が繋がっております」


 先ほどのオペレーターが報告する。


 「スピーカーに回してくれ」


 「了解しました」


 少しの間も無く艦橋のスピーカーから音声が流れ出す。


 「こちらは睦月整備班、艦橋、通じているか?」


 「こちらは艦長のベルシュタインだ。整備班、聞こえている」


 「・・・・」


 スピーカーが暫し沈黙する。オペレーターがマイクで呼び掛けようとすると、


 「申し訳ありません!艦長とは知らずに、整備班長をしていますタガミです」


 慌てた様子の通信が入る。


 「タガミ班長いつも艦が世話になっている、しかし、何か報告があるのではないのか」


 「はい、MOABの一発目の投下準備が完了致しました。何時でも実行出来ます」


 艦長は頷くと、


 「オペレーター、投下ポイントまであとどれくらいか?」


確認する。


 「距離50、あと30秒ほどで到達します」


 「よし、距離10を切ったらカウントダウンだ。タガミ班長了解か?」


 「了解しました」


 「距離10・・9・・8・・・」


 オペレーターが早速カウントダウンを開始する。


 「4・・3・・2・・1・・0、NOW(今)!!」


 「投下せよ!!」


 「野郎ども!ヤレ!!」


 ガッコン!!スピーカーから大きな金属音がする。


 「MOAB一1の投下に成功!15秒で起爆します。15・・14・・13・・・」


 再びのカウントダウンだ。


 「4・・3・・2・・1・・0、起爆を確認、続けて爆発の衝撃波来ます!!」


 ズズン!!!艦全体が大きく揺れる。


 「全艦、状況報告をせよ!!」


 数秒が経過して各部署から報告があがって来る。それによれば艦体への被害や負傷者は出なかったようだった。


 「艦長!友軍の地上野戦指令部ならびに空中戦艦比叡から通信。MOABの起爆を確認、引き続きの攻撃の成功を祈る、との事です」

 

 「感謝する。そちらの武運も祈る、と返信せよ」


 「了解」


 艦長は右手首の金属製の腕時計に目をやると、


 「続けて残った3発のMOABを順次投下する。その後、本艦は魔物氾濫(スタンピード)により厳しい防衛戦闘を強いられている古き森(オ一ルドフォレスト)に帰還し本来の役割を果たす。難しい任務だが本艦ならば可能だと私は信じている」


 その後、空中駆逐艦睦月は野戦指令部とその上空を守護する空中戦艦比叡の周囲を巡り、残ったMOAB(全ての爆弾の母)を投下して行き、戦場を離脱した。

いかがでしたでしょうか?少し主人公が登場しない外伝みたいになってしまいました。これからは月に2~3回のペースで投稿が出来たならと考えています。少しずつ再編集も進めていきます。モチベーションを高めて行きますので応援お願いします。新しく『いいね』機能か設けられた様なのでもそちらもお願いします。長々となりました。皆さま、大変お待たせしましたm(_ _)m

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― 新着の感想 ―
[良い点] 連載再開されてて良かったです。 無理の無いようにお身体を大事にして下さい。 応援してます。
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