240話 魔王 24
今回は短めです。スミマセン。リアルが忙しくて時間がありませんでした。公国軍の切り札、空中艦ですが最初に飛行艦としておりましたが、作者の大ファンの先生の作品某小説プロ〇ラオペラの軍艦も飛行戦艦等でしたので、気付いてからは空中艦にして行こうと思っておりますが時間がないので発見しましたら誤字報告お願いします。
空中戦艦比叡艦内 艦橋 臨時指令部
「広範囲での降雨が確認された。森林火災は鎮火されつつある。司令には早急に艦に戻ってもらい結婚披露宴の為にゲシュタルト王国の王都ゲイボルグに向かわねばならない」
「そんなことは分かっている!しかし、地上の状況がそれを許さない!!」
「クソ!まさか儀式の残留魔力に惹かれた魔物が魔物氾濫並みに集まって来るとは!」
旧アレフガルド王国でハイエルフが、環境干渉魔法「恵みの雨」を使用した際は魔物の少ない耕作地帯等で主に行われていた為に想定出来なかった事態だ。
「地上では戦争蟻、小鬼、森林狼等が確認され、その数と種類は増加し続けています!!」
「空軍に増援要請を出せ!地上で作業していた魔導動甲冑部隊にも銃火器を再配備させて対処させるんだ!!」
「司令だけでも脱出させられないのか?」
「魔力過剰状態で意識はあるが、身体の自由が効かないそうだ。現在は地上部隊が円陣を組んで魔物を食い止めている」
「くそったれ!元々イージス聖教の狂信者共が起こした事件なのに悪い方へ悪い方へと状況が悪化して行く。この事態を想定してことを起こしたのなら、それこそ神のご加護だ!!」
「悪態を付くな、我々は冷静に状況を把握して対処せねばならない。援軍は?」
「最寄りの空軍基地から爆装した制空戦闘機8機が20分後に、古き森の空中駆逐艦が10分後に、実は最高機密扱いでしたが、古き森の基地の地下にはゲイボルグ攻防戦に使用されたMOAB5発が地下格納庫に隠されており、その内の4発を空中駆逐艦の格納庫限界まで詰め込みこちらに向かっております」
「貴官、それは・・・!!」
「ええ、重大な越権行為、軍法会議も覚悟しております」
「・・・・通常であれば身柄を拘束するところであるが非常時であるが為に司令の判断が下されるまで処分は保留とする」
「しかし、MOABが4発あれば四方に投下して魔物を一掃して、残った魔物を地上部隊と航空部隊で排除すれば司令の我が艦への帰路は確保出来ます」
「時間との勝負になるぞ。司令を無事にお迎えしたなら、すぐさまゲシュタルト王国の王都ゲイボルグに向かわねばならない。結婚披露宴まで2週間を切っている。王都に間に合えば良いというだけではない。我がヤマト公国の威信をかけてそれなりの戦力を同行させねばならぬし、披露宴に向けた事前の準備もある。なるべく早くに出発出来ればそれにこしたことはない。各員の奮闘に期待する!!」
「「ハッ!!」」
変わらない沢山の応援ありがとうございます。前書きで述べました通りにリアルで忙しく、下手をすると引っ越ししないといけなくなります。そうなれば会社の暴挙に対抗して退職も視野に入れております。作者の事情で作品に影響するのをお許し下さい。




