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215話 大改革 12

 世の中、コロナ、コロナ、コロナで明るい話題がありません!しかし、私事ですが、良いことが1つ。ボーナスが今年だけ1万円アップ!わ一い!給料も上げてくれ(T-T)

 小都市国家連合とヤマト公国国境


 ドン!!


 軍団(レギオン)葬送曲(レクイエム)と小都市国家連合軍との戦闘から3ヶ月後、世界が揺れた。


 軍団(レギオン)葬送曲(レクイエム)を中核としたヤマト公国軍。

 陸軍3万、車両2000輌以上、大小の火砲は100門以上。

 空軍5000、空中戦艦2隻、空中巡洋艦3隻、空中駆逐艦6隻、空中空母1隻、空中特殊空母1隻、空中強襲揚陸艦2隻、基地航空隊200機。

 海軍3000、2次組織、軍団(レギオン)海賊(バイキング)を含む。近代的巡洋艦3隻、私掠船16隻。


 後方支援員等も含めば、4万人を超える人員が投入されたマコトが率いた軍勢でも堂々の最大勢力である。おかげで後方の治安維持は各地に駐在する衛兵と、若干の国境警備隊に託されることになった。


 この知らせに小都市国家連合を構成する8個の都市の首脳陣は慌てふためいた。

 戦闘から3ヶ月も過ぎ、何の音沙汰もなかったことから何の根拠も無く今回の戦争は終わったものと考えていたのである。自分達が始めた侵略戦争であるにもかかわらず!

 先の戦争の損害から、小都市国家連合軍は立ち直ることができていなかった。そこで、冒険者の軍団(レギオン)を高額で傭い入れることで戦力の補充を図ったが、金級の軍団(レギオン)、しかも、Sランクの冒険者が複数在籍する葬送曲(レクイエム)と敵対したがる軍団(レギオン)は多くなかった、しかし、少なくもなかった。小都市国家連合は軍団(レギオン)を複数傭い入れることで何とか体裁を保った。しかし、所詮は他所の国で活動する冒険者達、葬送曲(レクイエム)の戦歴を知ることはなかったし、ゲシュタルト王国の独特な貴族と冒険者の雇用関係があるわけではない小都市国家連合の冒険者達は対人戦闘の経験が薄かった。

 有ったとしても、小規模な山賊や野盗の討伐がせいぜいであった。

 慌てたのが、各地で情報をやり取りしている冒険者ギルドであった。彼らは冒険者達と違い、隣国の葬送曲(レクイエム)の凄まじいまでの戦歴を資料で目にしており、このままでは、対ヤマト公国戦に参加した軍団(レギオン)が全滅してしまうと理解していた。

 そこで、各有力な軍団(レギオン)にギルド職員が直接に出向き、葬送曲(レクイエム)の危険性を説いて回った。

 しかし、多くの軍団(レギオン)の代表は、他国の金級の軍団(レギオン)を倒すことで冒険者ギルドや、国の有力者達から得られるであろう評価を気にして、ギルド職員の話しに耳を貸さなかった。



 そして、国境に姿を現したヤマト公国軍は3日目に進軍を開始して、昼過ぎには最初の小都市国家連合を構成する城塞都市の1つにたどり着いた。その名も語られることも無い城塞都市はその進軍速度に唖然とした。

 降伏勧告も成されること無く、攻撃が開始された。この城塞都市の人口は約20万、市民も動員されて3万の守備兵力が居た。


 しかし、虐殺が始まった。迂闊にも城壁外部へと出て来た1万は、大小の火砲と城壁を包囲していた部隊により、殲滅された。

 空中戦艦等は城塞都市を包囲して、軍事施設を片っ端から、艦砲射撃により吹き飛ばした。城壁に群がって居た民兵や冒険者達も吹き飛ばし、ご丁寧に3つ有った城門をも綺麗さっぱり吹き飛ばした。


 空中艦隊による艦砲射撃が止むと、歩兵が城門跡から城塞都市へと侵攻して行った。ヤマト公国の兵士等は普段の森林迷彩柄の戦闘服では無く、全身真っ黒の装備を身に纏い、防護マスクで顔面を覆い表情を伺い知ることもできなかった。

 それを見た人間に死神を想像したであろうが、実態も、そう変わりはなかった。武器を持った民兵、冒険者、関係なく抵抗する者は射殺して進軍した。

 後々を考えて、砲撃の対象から外していた冒険者ギルドには、多くの敗残兵力が集まっていて、時折、魔法使いの放つ火球(ファイヤーボール)等も飛んで来る為に制圧が決まった。

 40mm回転式グレネードランチャーから、


 ポン!ポン!ポン!


と2階建ての冒険者ギルドの各部屋に催涙弾が撃ち込まれて行った。ほどなく建物内から咳や、くしゃみが聞こえ出した。


 『第3小隊、突入!ギルド職員は撃つな!』


 30人程が2階建ての小さな市役所程の冒険者ギルドに突入して行った。


 パン!パン!パパン!!


 10分間程ひっきりなしに銃声が聞こえて来たが、唐突に止んだかと思うと、10人程の人を手を引きながら、突入した部隊が出て来た。助け出されたのは皆、制服からして冒険者ギルド職員だろう。

 兵士から水筒をもらったり、魔法で出した水等で頭から洗い催涙ガスの効果を薄めようと顔がぐしゃぐしゃだ。


 こうして、艦砲射撃で潰し切れなかった各地の抵抗拠点をしらみ潰しに潰して行った。そうして、1時間も経つとこの城塞都市を治めていた王城跡にヒイラギ公爵家を示す日章旗が掲げられた。

 小都市国家連合を構成する8個の都市の1つがこうして1日も持たずに陥落した。

 その間も、葬送曲(レクイエム)は、行動を起こしていた。

 基地航空隊の戦闘機、爆撃機は遠く離れた都市を爆撃して、都市が雇った軍団(レギオン)のワイバーン等と空中戦をしていた。

 海軍の巡洋艦と私掠船団は2個ある港湾都市に戦略物資や傭兵が海路から小都市国家連合に送り込まれないように海上封鎖を行い、時折、海戦をしていた。

 戦闘が始まって2日目で、小都市国家連合は名実共にボロボロであった。







団員が殺された事にマコトぶちギレました。圧倒的兵力で相手を叩き潰します。背後に潜むイージス聖教国にも報復します!!どんな報復しようかな?これからも、宜しくお願いします。応援ありがとうございますm(_ _)m

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