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187話 王都炎上 4

コロナウイルスも終息に向かいつつ、有りますが規制はまだまだ続いています。早く家族に会いたいです。

 港街シーサイド海兵隊分署


 「レーダーに感あり、100隻近い軍艦と100を少し超える小型の飛行物体が接近中です」


 「海堡(かいほ)から連絡が有った竜騎士(ドラグーン)のワイバーン隊だな。住民の避難は完了しているか?」


 「第1小隊が高機動車5台で街中を確認中です。今のところ異常有りません」


 「第2、第3小隊は街中に作った対空陣地で敵を待ち構えています」


 「12・7mm重機関銃を備え付けた土嚢で囲んだ陣地だったな。建物の屋上に設営したというが、階下の住民は避難させたのか?」


 「滞りなく、全部で20の対空陣地が住民の協力で設営出来ました」


 

 「間もなく敵、航空勢力127mm速射砲の射程に入ります!!」


 「良し、撃ち方始め!!」



 ドン!ドン!ドン!ドン!


 2門の127mm速射砲が、シーサイドの街を視界におさめようとしていた龍騎兵隊に襲いかかった。

 砲は、コンクリートで護岸された港の突端に配備されており、入港する船舶に睨みを効かせていた。

 しかし、本日は、その砲口を海上ではなく空中に向けて火を吹いていた。



 『龍騎兵長!!また見えない攻撃です!』


 『第2龍騎兵隊、龍騎兵長戦死!次席が指揮を取ります』


 『くそ!敵は何処に居やがる、姿を見せやがれ!!』


 『前方に港が見えます!目標です!目標の敵地です!!』


 『ようし!全騎上昇、ファイヤーボールを撃ち込むぞ!!』


 『『了解!!』』


 『待て!!全騎ブレイク!散れ散れ!敵の攻撃だ!?』


 魔導通信で連絡を取り合っていた、アシュラ王国の龍騎兵達だったが自分達が死地に踏み込んだことを知った。


 『ファイヤー!!』


 ブ~ン!!!ズドドドン!!ズドドドン!!ブ~ン!!


 街中や城壁に偽装された30mm対空機関砲CIWS3基の光りの線が、街全体に配備された12・7mm重機関銃の対空射撃が、43騎まで数を減じていたアシュラ王国の龍騎兵隊に襲いかかった。


 『低空だ、低空を飛べ!!』


 『くそ!ファイヤーボールで陣地ごと吹き飛ばしてやる!!』


 『空中で滞空するな!狙われるぞ』


 『ぐぁぁぁぁ!!』




 「連中を街の奥へ行かせるな!!」


 「撃て!撃て!」


 「アパーム!!弾持って来い!」


 「ファイヤーブレスを吐く瞬間を狙え!!」


 「うわぁぁぁぁ!槍が!槍が俺の足に!!」


 「止血しろ、槍は抜くな!世界樹の雫を持って来い!」


 「グッド、キル!!3匹殺ったぞ!」


 


 バタバタバタバタ!!


 『何だ?何の音だ?』


 『太陽の方角!飛行する物体!ワイバーンじゃあ無い!』





 『騎兵隊の到着だ!葬送曲(レクイエム)海軍の諸君、射撃を中止しろ!あとは我々スネーク隊が相手する!!スネーク2~8、街から敗走する竜騎士(ドラグーン)を追撃するぞ!』


 『『了解!!』』


 港街から壊走する竜騎士(ドラグーン)は8騎まで減っていた。


 『俺達これからどうするんだ?』


 『知るか?とにかく艦隊に合流するんだ』


 『何か音がしないか?』


 ド~ン!ド~ン!


 『アレを見ろ!!』


 それは、100隻近い帆船が火を吹き、沈みつつあった。

 その上空には飛行戦艦と飛行駆逐艦が1隻ずつ浮かんでいた。

 船に積んであった油に引火したのか、激しく燃え盛り、船員達が船から飛び降りていた。


 『地獄だ、我々の帰る先は無くなった・・・』


 『おい、後ろから敵の飛行物体が接近して来るぞ!!』


 『龍騎兵の最後の意地を見せるぞ!!』


 『『・・・・』』


 『アシュラ王国、ばんざーい!!』


 アシュラ王国の龍騎士(ドラグーン)8騎は、バイパー多目的戦闘ヘリ8機に向かって行った。


 

 『敵、龍騎士(ドラグーン)8騎向かって来ます』


 『敵ながら、あっぱれな奴らだ。30mmバルカン砲で片付ける1機で1騎を仕留めるぞ』


 『『了解!!』』


 『ヘッドオン!!』


 アシュラ王国の龍騎士(ドラグーン)も、スネーク隊1機に1騎が向かって行った。

 次の瞬間、龍騎士(ドラグーン)隊は30mmバルカン砲で1人残らず四散した。 

 

 『これで、港街シーサイドは救われた。他の港街と軍港に向かう!!』


 空中戦艦金剛の艦長が宣言し、空中駆逐艦・(いかずち)とスネーク隊は次の港街へと向かった。






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今回は、急いで書いたので少し粗が目立つかもしれません。気になった方はスミマセン。


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― 新着の感想 ―
[一言] この話、『』が多くて敵が話してるのか味方が話してるのかがとてもわかりにくかった。 作品は面白いです。
[一言] 作者さんが知ってて書いたのかわからないですけれど?ある映画と同じ台詞があったので、思わず笑ってしまいました!
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