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17話 ドリンドルにて 10

本日2話目の投稿です。皆さんの応援のおかげで、アイデアがわいて来ます。奴隷の話しが苦手っと言う方は数話続きますので、すみません。

 「奴隷商か奴隷市場だって?唐突な事を聞いて来るね?君は。」

 「すみません。何せ田舎から来たもので。」

 「田舎からのポッと出が砂糖とかいきなり持って来るかな?」

 「そこは、信じて頂く他ありませんね。」

 モーラスは、ハイハイっといった感じの顔をしてうなずいた。

 「どうせ、本当の事は教えてくれないんだから、分かりましたよ。アリア君説明してあげて。」

 モーラスはまたしても、アリアに丸投げだったが、これを見越して室内に残っていたのだろうか。

 アリアは少し考え込んだ顔をした後、説明を始める。

 「最初に説明しますと奴隷には3種類有ります。犯罪奴隷、借金奴隷、終生奴隷です。」

とここで何処からか水の入った陶器のコップを取り出し、水を飲む

 一体何処から出て来たんだ?アリアさんもアイテムボックスを?

 話しは続く、

 「犯罪奴隷は文字通り犯罪を犯して奴隷になった者で、鉱山送り等過酷な環境に置かれ一生奴隷です。借金奴隷は借金を返却出来なくなった者、又は自らを身売りしたような者達ですが、何らかの方法で借金の額と同じ額返済すれば、自由の身となります。最後に終生奴隷は奴隷から産まれた者を指し、一生奴隷ですが主人の意向により自由になることが出来ます。」

 詳しくは、直接奴隷商にお聞き下さいと締めくくった。

 「次にこの街の奴隷商についてですが1軒ございます。場所は改めてお教えしますが、公認の奴隷商なので違法な奴隷は扱っておらず安心です。奴隷市場については、この街が鉱山な事も有り年に3回行われます。次の開催はちょうど2ケ月後になります。」

 説明は以上となりますが、何かご質問は?と聞かれたので、奴隷の値段について聞くと、


  犯罪奴隷  ほとんど売られることは無く重労働送り


  借金奴隷  借金の額によるが大体500万円から


  終生奴隷  大体300万円から


ということであった。


 ここまで来るとお分かりだろうが、自分はスキル異世界マーケットで購入したこちらの世界では貴重な香辛料を売り、その予算で、裏切らない奴隷を買い戦力の拡充に当てようとしているのだ。

 ここまでで得た知識によると、自分の要求を満たすのは、終生奴隷しかないように感じるが、借金奴隷も額によっては可能かもしれない。

 取り敢えず街に1軒有るという奴隷商に行く前に商業ギルドに寄って香辛料をこちらの貨幣に替えて来ないとな。

 商業ギルドは、冒険者ギルドの数軒隣にあった。この辺りは各種ギルドの建物が集中している場所のようだ。



 商業ギルドの受付嬢に冒険者ギルドに持って行ったのと同じ種類の3種類を売却したい旨伝えると笑顔で了承されたが、流石に各種5kgずつ取り出すと慌て出して、副ギルドマスターが現れて、漸く買い取りが行われ、塩が50万円、胡椒の実が500万円、砂糖が800万円と砂糖が予想より高額になった以外は冒険者ギルドの額そのままで買い取りが行われ、総額1350万円となった。

 奴隷で、最低5人は欲しかったので、同じ量を出して買い取りを求め、最終的に総額は2700万円となった。

 流石に副ギルドマスターはまたのお越しをお待ちしてます。とマコトを送り出す気力があったが、最初の受付嬢や応援の受付嬢は金庫に貨幣を取りに行ったり、品物を仕舞ったりで消耗仕切っていた。

 取り敢えず、奴隷の購入資金白金貨27枚が手元に残った。


 さあ、いよいよ奴隷商に訪問だ。


 


 

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