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ビブリス発ヒンターツァルテンへ1

 本日は移動日です。

 ビブリス駅から山間のリゾート地ヒンターツァルテンを目指します。

 途中、大きな都市を経由するので そちらを少し観光させていただくことになりました。列車に乗りましたが、土曜日だからでしょうか。旅行に行く人が多いのか大きな荷物ばかり。列車の荷物置き場はぎゅう詰め。そして当然のように私たちの予約した指定席は座られており、どいてくださいね、とお願いすることを何度か繰り返しまして、電車で移動しました。


 ここで乗車率が高いドイツでの電車内の様子を一言で述べますと。


 臭いです。体臭。

(すみません、ドイツの方。しかしこれは日本に比べると歴然。しょうがないですよね、チーズ食べていたらそうなります、これは仕方がない)

 そして車内でのお弁当にもチーズを食べていらっしゃるので、これまた臭いです。

 でも鼻はすぐに馬鹿になるというか、臭いに慣れる器官。すぐに慣れましたので大丈夫。


 さて、駅に着くまで時間がありますので。

 その間に、初ヨーロッパを体験した私が一番感じましたことを告白したいと思います。(アホすぎて失礼すぎて本当に申し訳なく、恥ずかしいんですが)


 『あー、美形じゃない人の方が多いんだ』


 当たり前のことなんですが。

 外国 イコール 海外ドラマのイメージしかない私にとってはこれが衝撃。


 そうか、やっぱりテレビに出る人はやはり選ばれた人種なわけで。日本と一緒。

 一般人とテレビの世界の住人は天と地の差が。

 そうだよなあ。外国に行けば美男美女ばかり、なんて何を思い込んでいたんだか。


 体型につきましても、私の想像と違ってまして、少しショック。

 ドイツの方は長身ばかりだから、私なんか小柄で見上げるようになるんだろうなあ。わあ、新鮮な感じ♪

 なんて思いこんでいたのですが。


 現実は違う。


 あれ? なんか、私と若先生の方がドイツの方々より高め? じゃない?

 通り過ぎるおじさま方、私より少し低いんだけど。


 私、ドイツでも高身長じゃねえか!


 男性も女性も私が見上げるような人は滅多に居ない。

 意外、でした。


 それでもね、やはり脚の長さの比率は違うだろう、と。

 こっちの方はそこが違うべ、と思っていたのですが。


 そんなことない。


 脚の比率、私と同じくらいだな。

 ……なんか私、自信がついたかも。


 後で知ったんですが、欧米でも脚の長さの身長に対する比率の平均は45ぐらいなんですってね。

 雑誌などに出てくるモデルさんはアジア人も欧米人もやはり選ばれた人なわけで。

 一般人は欧米でも日本でも脚が長い人はそうは居ないわけなんですよ。

 なあんだ、そうか。親近感わいちゃった。


 そして最後にドイツの方のオシャレというか服のセンスについて触れますが。(後で詳しく語りますので今は簡単に触れますね)


 日本の方はやはりオシャレだと思います。


 日本女性ならスタイル良く見えるヒールのある靴を履いたりする人が多いわけなんですが。

 ドイツの方は基本スニーカー。

 日本の方はスタイル良く見えるように服装もある程度選んでらっしゃる方が多いですが。

 ドイツの方は女性も男性も基本、ジーンズとTシャツ、あるいはトレーナー。又はジャージ。


 総合的に見ると、日本人の方がスタイル良く見えるなあ。


 何処かで見た言葉を思い出します。


『脚が長い人より脚が長く見える人の方が素敵』と。


 このことですよ。

 分かった気がしました。


 私、自分はお洒落じゃないと思ってたんですが、ドイツに来て自信がつきました。(なんのだよ)


 日本の一般のママさんの着ているプチプラファッションなんてのもドイツのママさんに比べると相当オシャレですから。


 普遍的な日本人を代表するママさんやOL、ユニクロ着ていらっしゃる一般の方。

 ドイツでは超オシャレ上級者ですよ、本当に。

 自信、持ちましょう。保証します。

 結論。 日本人、オシャレ。


 でも、ドイツの方が実用的でパッとしない(すみません、本当に失礼で)服装でいらっしゃるのは、体型がやはり関係するから仕方ないのかなあ、とも考えました。


 こちらの方はほぼ。


『ザ・肥満』ですから。


 みんな、肥満体型、です。


 見事な肥満、だわ。


 三回も言ってすみません。しかし、肥満は欧米でも問題になっていることですし。周知の事実でございますし。


 ドイツは肥満人口が多い!!!


 だから、オシャレな服を着ることができない、てことかもしれません。


 いやいや、でも、ビッグサイズのオシャレな服、ありますしねえ。太った体型の方でもオシャレな方はお洒落なはずですし。

 やっぱり、体型の問題ではないんでしょう。


 100キロ大台に乗ってるであろう人がゴロゴロいます。

 この人はまだ細いな、という場合でも確実に体脂肪率30パーセント以上はあると思います。男性も女性も。

 日本人のような細身体型の方を見つけるのは難しいです。

(たまに見つけると、お、と思います)


 加齢の代謝低下により体重増加しつつあるこの私なんて、こっちではスリムスリムのまだまだかわい子ちゃんなんですよ。

 若先生にいたってはガリガリ。


 ドイツから帰国後、私は体重管理が非常に甘くなってしまいました。(ドイツ人に比べたらまだまだ、なんて思っちゃう)


 こんなドイツで。

 バス、電車、街中で、お、と私が目を惹かれたことも度々あります。


 あ、あの人美形。


 だと思ったら。


 大体、シリア人です。

 男性、女性も。

(難民の方、本当に多かったです)


 シリアの方は彫りが深く、美形が多いとも聞きますね。そのとおり。


 でも、一番の理由はその顔立ちが肉に埋もれておらずはっきりしていて、輪郭がシャープだから他にありません。

 体型も健康的なので、だから惹かれたのだと思います。

 健康的イコール魅力的、ですからね。










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