いざフランクフルトへ! フライトの話
日本からドイツまでフライト時間、11時間かかります。
午前11時、羽田空港発、ANAの飛行機に乗りました。
羽田近くのホテルに前泊して、8時ごろカウンター前で同行の先生と待ち合わせ。この研修参加者は今回、私ともう一人の男性の先生、二人です。
と、やってきた相手の先生(私より一回り年下の若い男性です)笑顔で朝から割とテンションが高いですな。
「いやあ、朝ビールしちゃいました」
空港内のうどん屋さんで朝食にうどんとビールをキメてこられたそうで。嬉しそうですな。
この先生の助言のもと、みずほ銀行が一番お特だということで換金します。円からユーロ。
13日間のドイツで食費とお土産代にはたしてどれだけお金を使うのか?
これが想像つかなかったので海外旅行をよくされる患者さんに聞いたところ、「私なら八万以上」とのお答えをいただきました。
それで、私は八万円。(結果、少し余りましたわ)
換金終えて、搭乗手続きしてレッツゴー。
さあフランクフルトに向けて出発です。
私、こんなに長く飛行機乗るのは初体験だったんです。アジアとロシアしか今まで行ったことないもので。
記念すべき、初、ヨーロッパ!
ロシアはヨーロッパじゃないですよね?
(研修で行けるなんて、なんてありがてえ)
11時間のフライト、この時間を有効活用せねば勿体ない。
そう考えてた私は残してた書類仕事するつもりでパソコン持ってきたのですが。(私、まじめに仕事するつもりでおりましたよ)
おっと、残念、座席下のコンセントがヨーロッパ仕様ですぜ!(電圧変換プラグ、持ってきたのですが預けたトランクの中でした)これじゃ出来ねえわ!
速攻諦めて、早速映画鑑賞に没頭いたしました。(内心、嬉しい。今、考えればキャビンアテンダントさんに頼めば電圧変換プラグ貸してもらえたかもですね)
さて11時間、ぶっ続けで五本の映画を観たわけですな。
「先生、途中消灯しても真っ暗闇の中、一人、ひたすら集中して映画観てましたね。そんなキャラだったんですか」
通路挟んで隣に座ってた男性先生に飛行機から降りた後言われました。ちなみに若先生(これから男性先生のことをそう記載します)は大事をとって消灯中はきちんと仮眠したそうです。
いやいや、ゆっくり映画を観る機会なんてないものですから。嬉しくて舞い上がっちゃってですね。
折角ですから、ロゼワインと白ワインと赤ワインもいただきましてですね。大満足ですよ、もう。
多少酔っ払ってテンション上がってコメディ映画見続けたものですから、笑い声出そうになるの我慢するの必死でした。
若先生もワイン三種とビール飲まれてましたね。
過去の研修に行った先生の中には仕事だから飲まない、というような方もおられたようなんですが。
私たちは飲みましたよ。(みなさんも飲みますよね?)
さて、フライト中なんですが。
私のお隣は日本人のお姉さんでありまして何の問題もありませんでした。
しかし、若先生のお隣は、中東系の体臭の強い男性だったそうで。
「あれ、何の匂いですかね。何食べたらあんな匂いになるんですかね。しかも、頭の後ろで手を組むんですよ。僕の顔のすぐ横にワキがあるんですよ。うわあ、これ反則だよ。ほんとにもう。参りましたよ。そして、肘掛けを勝手にあげて僕のテリトリーに入ってくるんですよ。ずっと僕の太ももに微妙に触れてるんですよ。気になって仕方がないですよ!」
それは災難でしたね。
そんなこんなでフランクフルトの空港に到着したのでした。