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KV65の墓 - 猫のタン  作者: 音澤 煙管
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- 第十五章 - 早朝の雄叫び






牧師が、タンたちに気が付きニコルバを古屋まで連れてきた。

ニコルバも牧師同様に驚いて居た、


「おーッ!

頼もしい仲間が出来たなー、

しかも、巷では悪しき王様は猫アレルギーで大の猫嫌いと聞いたことがある、どんな秘密兵器より強力だよっ

ハッハッハッ‥」


ニコルバは大喜びで、タンたちの頭を撫でる、同じ喜びを感じたのか猫たちはゴロゴロと喉を鳴らして居る、

同志たちはとても嬉しそうだった。

牧師が言う、

「聖務日課である三時課(今で言うと午前9時)に鐘を必ず鳴らす、その時間をここを出る合図にするからそれまで準備を整えてくれ!」


それに続いてニコルバも、

「わたしたちは、人員と装備を準備するから、この猫の勇者たちを専用の幌馬車へ乗せてくれ。

わたしもこの日のために準備して置いた物をまとめる、宜しいかな牧師?」

「勿論だ!皆この日のために用意してきたんだ、我々の勝利の時だッ!!」


騒ぎに起きてきた人たちと、本部へ集まって居た連中も合わせて雄叫びを上げた。

「勝利は我にありーッ!オーッ!」


タンたちも、ニャーッと鳴いていた。

この日のためにと言う言葉はタンのためにある、ペルもわかって居たようでタンの背中をいつも以上に舐めて居る。

これからの闘いは、まるで人間対猫たち。武器は生身の猫たちになるのだが、ニコルバには秘策があったのだった、それは‥?!






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