本当の狙い
どうもお久しぶりです
久しぶり過ぎて、初めましてと言っても差し支えないレベルです
人に夢と書いて儚い
多分この言葉を聞いたことがある人は大勢いるだろう、某教師のように人という字は〜などポジティブな事を言えるほど俺の現実は甘く無かった、どちらかと言えば辛い熱い灼熱の森は伊達じゃねーぜっと言う謎の言葉が出てくるくらいにヤバい、この熱さで脳細胞がやられてきてるのかな
「どうですか?」
俺の頭の思考とは反する甘く優しい声が聞こえる、これがギャップ萌えとか言うやつかもしれないがこれがギャップ萌えなら俺は萌える前に燃えそうだ主に料理が原因で
「と、とても個性的な味わいだよ」
「そうですか、それなら良かったです
途中で材料を間違えて灼熱草を入れてしまったので一時はどうなるかと思いましたが喜んでいただけて嬉しいです」
(おいおい、なにこの子さりげなく爆弾発言してんの⁉︎なんだよ灼熱草って名前からしてヤバそうだろ!あ、駄目だ意識が…ヤバ…い……)
意識が無くなる直前ラファーの口が三日月の様に不気味に笑っているような気がしたが直ぐに意識が無くなり倒れた
視界が真っ暗になった、多分ポケ◯ンセンターに行くのも遠くないなと現実逃避をしながら
「ふう〜、やっと倒れてくれましたか
灼熱草を盛ったのに余裕そうな顔をしてたので効くか不安でしたが効いて良かったです」
(さて、ここで私が考えなければいけないのは蒼真という男についてだ、迷子にしては何故か落ち着いているし、何も持ち物を持っていないというのが怪し過ぎる。なぜならこの辺り一帯は私以外人が居ないのだ近くの村まで行くのさえ2週間かかる、それを何も持たずにいるからだ)
「一体何者なんでしょうか……」
「おかしいな、意識がある筈なのに視界が真っ暗だ」
なんならポケ◯ンセンターにも着いていない
いや、元々着かないんだけどね
「やっと、起きましたか」
「ラファー?そこに居るのか」
声のする方へ向かおうとするが体が全く動かない何かで縛られているみたいだ
……ま、まさか、ラファーはSMプレイをしようとしているのか⁉︎なんとしても止めなければ俺にそっちの趣味はあってはならない
「おい、ラファー(SMとは)どういう事だ」
「すみません、(怪しいので)縛らせてもらいました」
ま、まずい早く逃げないと俺が目覚めてはいけないのに目覚めそうだ
「どうして(SMだと)教えてくれなかったんだよ、言えば分かりあえた可能性だってあった筈だろ」
「初対面の人に(怪しい人と」言える筈がないでしょ、それに(敵かも知れない人と)分かりあえないと思ったからです」
ダメだ、俺を目覚めさせる気だ
たが、俺には逃げる手段がない
さようなら、正常俺
よろしく、新しい俺
厳しい現実に目を向けようと気合いを入れる
「それでは教えて下さい、貴方が此処に来た本当の意味を」
……え?SMの話しじゃ無かったの?
あー、良かった新しい俺に目覚めなくて
「私こう見えても気が短いタイプなんですよ」
ブンッという風を切る音が聞こえ、その後少し遅れてバシッという音が足元でした
……なんで鞭持ってんだよ、SMの話は終わってなかったのかよ
「まあまあ、ラファーさん落ち着いて下さい」
「主導権は私にあります、貴方は私の質問に答えだけで無駄口は言わなくていいです」
バシッ
あ、これはヤバい、尋常じゃなく痛い
それとともに安心がきた
「俺がSMに目覚めるのは無いな」
バシッ
………痛えー
「俺は多分この世界の人じゃない、アーセント王国なんて聴いたこと無いし、灼熱の森が世界で1番大きな森という事すら知らないから」
「ま、まさか貴方は別世界から転移して来たという事⁉︎」
(そんな馬鹿な話がある筈がない、転移ですら高等魔法の1つなのに別世界からの転移なんて時空をコントロールする空間魔法を制御出来る人がいるという事、空間魔法は本来禁術の筈……まさか王国自体が秘密裏に行っていたというの⁉︎)
「その話しが本当でしたら、大事ですね
最悪他国との戦争が起こるかもしれません」
……自己完結しているところ申し訳ないが完結したらいい加減俺を解放して欲しい
次回は王国の計画について書くか
別の事を書くか考え中です
次回もよろしくです