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幸せを。  作者: 白虎
幸せ探しの始め。
2/13

~1~

どうぞお付き合い下さいm(_ _)m

 “暖かい……??”


 そう呟いた瞬間、私の意識は覚醒した。そして、酷く驚いた。

 

 “私、死ななかった?死んだよね?なんでここに、私がいるの?”


 発狂しそうになったが、落ち着きながら情報を集めることにした。

 

 まず、目を開いた。が、何も写らなかった。目がまだ、機能していないといった方が正しいののかもしれない。時間をかけて待っていると、段々視界が回復してきた。すると、私の周りが白い壁のようなもので囲まれている事に気がついた。


“嫌ぁぁぁあぁぁぁあぁ!!!!誰かぁぁぁぁあぁぁあ”


 いきなりだが私には嫌いなモノと事がある。1つ目は、狭い叉は密室空間。2つ目は、暗闇。(なぜか、死ぬ時は怖くなかったけど。)3つ目は、人間。この3つが死ぬ程嫌いだ!!発狂しそうになるぐらい。

 今の状況は、1つ目である。


 必死になって落ち着いていたのに、プツンと糸が切れるように感情が溢れ出す。

 

 嫌、嫌、嫌、嫌、嫌、嫌、嫌、嫌、嫌、嫌、嫌、嫌、嫌、嫌、嫌、嫌、嫌、嫌、嫌、嫌、嫌、嫌、嫌。


 私は、白い壁を壊そうと手を伸ばす。視界に現れたのは人間の手では無く、鱗に覆われたトカゲのような手であった。一瞬不思議に思ったが、速くここから抜け出したいため、気にはならなかった。


 強い力で押していると、『ピキッ』と高い音がなった。そちらの方に視線を向けてみると、少しであるがひびが入っていた。


 抜けられる!!!!


 それがわかると否、私は更に強い力で白い壁を押す。


 『ピキッ!!ピキィィィィイィ!!!!』


 ひびは一周しており、抜け出せそうだった。ひび割れ隙間からは光がもれてくる。私は思い切って外に抜け出す。


 「ピイィィィィイィィイィ!!!(やったぁぁあぁぁぁあ!!!)」


 私は密室からでれた喜びで思い切り鳴いた………ん?鳴いた?はい?えぇ?はいぃぃいぃ??そういえばさっき手がおかしかったようなぁ………。恐る恐る自分の身体を見てみると、なぁ!!ド、ド、ド、ドラゴン!!な、なんで!!


 私がうろたえていると、突然………


 [まぁ、叫んだりオロオロして可愛いことぉ。あたし達の天使ちゃん。私はあなたのママよ。]

 [嗚呼!!狡いよ!僕だって!!僕達の天使!僕がパパでちゅよー。]


 私はびっくりして声(?)をかけられた方を振り返えると、2体の(ドラゴン)がいた。西洋風で…あ!私も西洋風だった。あは(笑) じゃ、じゃなくて!!えぇぇぇえ????


 「ピイィィィィイィ!!!ピイィィ?!!(えぇぇぇえ!!!ママ•パパだとぉぉぉぉおぉ?!!)」


 [ねぇ!!あなた聞いた!!!さっきの絶対にあたしの事呼んだわぁ!!もぉ~、可愛いすぎる!!]

 

 そう言って“ママ”が私を抱きかかえた。


 [う~ん。僕の事を呼んだと思うけど…。でも、可愛いいからいっか。本当に可愛いね僕達の天使…。]


 そう言った“パパ”は抱きかかえられた私のほっぺをつついてきた。


 こうして、私は第2の人生…いや、ドラゴン生かな?を送る事になった。




 


 

 

 

読んでくださってありがとうございます(ノ^^)ノ

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