プロローグ
初めての作品!
意味がわからない、間違っていた場合、教えて下さると幸いです!あと、短めです!
それでは、駄文ですがどうぞ!!
「危ない!!!」
私は目の前の光景を見て叫ぶと同時に走りだした。
夕日によって赤く染まった空に、その声は良く響いた。
周りにいた人々が何事かと、私を見て、私が叫んだ原因を知ると次々にどよめきだす。
私はそれを横目で見つつ、目の前の光景――道路でうずくまる子供――を再度確認する。
別に道路にうずくまる子供だけなら私は、声を荒げたりしない。必要性もない。
だけど、その子供にトラックが近づいているのだ。しかも、子供が見えていないのかスピードを落とさない。
周りの人達が何か私に向かって叫んでいたが、子供を助けるために集中していた為、内容は聞き取れなかった。
ふと、トラックの方を見上げると思っていた以上に近くにいた。
しかも、さっきよりもスピードが速くなっているような…。
そんな事より、このままじゃあ絶対に助けられない!!助けようとして目の前で死なれたら、たまったもんじゃない。
どうしようかと悩んでいると1つの賭が浮かんだ。 その賭とは、腕を出来るかぎりのばし思いっきり子供の方に飛べ込んでいくものだ。
だけど、その賭は余りにも無謀で成功するかどうかである。
しかし、これ以上考えていると子供がひかれてしまう。それじゃあ本末転倒だ。
私は、その賭にかける事にした。走り幅跳びの応用で踏み込む。
どうかお願い!!!間に合って!!!
すると、子供もの服に手が届いた。そのまま、思いっきりの力で押し出す。
やった!!!
子供は、驚いた表情をして私の方をみてきた。私は子供に微笑み返そうとした。けど……………
『ドッッッッッッッカァーーーーン』
大音量の音が耳もとでなったと思ったら、右側から強い衝撃がきた。
最初は何が起きたのか解らなかった。
でも、自分が宙を舞っている事に気づくと引かれたんだ解った。
引かれれば、本当は痛い筈だけど、痛くなかった。痛みに慣れているのか、痛みを感じる心がないのか。
まぁ、どちらでもよい。それより、空を飛ぶって本当に気持ちがよい。
前から飛ぶってどんなんだろうと思っていたけど、こんなに気持ちが良いなんて。
鳥が羨ましい…。
ふと、周りに耳を傾けると訳も分からない音、(悲鳴かなぁ?)で溢れていた。
嗚呼、うるさいなぁ。
静かにしてくれないかな?
今とっても、気持ちが良いんだけど。邪魔だな。
そんな事を思っていると、段々視界の端から闇が襲ってきた。
死んでしまうのか??
私は、まるで他人事のように感じていた。
だったら、最後に何か見ながら死んでいきたいと、狭まっていく視界の中で必死に探した。
すると、とてもとても綺麗な空があった。真っ赤に、真っ赤に染まった空が。
嗚呼、とっても綺麗だ…
それを最後に私は意識を手放した。
―――今日のニュースです。
○○県△△市で―――高校の女子生徒が子供を庇い、トラックに引かれました。即死だそうです。また、トラックの運転手の―――は、事故前の車内で心筋梗塞を引き起こしており、搬送先の病院で死亡が確認されました。なお、女子生徒の体には事故以外の傷があり、何らかの暴力を受け、ていたと……原い………調べ、ると………………す。
つ、ぎ……のニ……………………で……………―――
読んでくださってありがとうございます(ノ^^)ノ